北海道のおすすめ新電力会社
- Looopでんき
- auでんき
- ソフトバンクでんき
- 楽天でんき
世帯人数や生活スタイル、電気の契約容量などによっても異なりますので以下にそれぞれ詳しく解説します。
電力市場高騰の影響により、小売電気事業からの撤退や事業譲渡、料金プランの値上げに踏み切る新電力会社が2022年3月以降続出しています。
現在の新電力業界は大荒れのため、もう少し状況が落ち着くであろう2023年の春夏頃をめどに改めて当ページを編纂しなおします。
それまで当ページの内容は2022年3月以前の過去情報として参考にしていただきますようお願いいたします。
南部修一 |
※1974年生まれ 電力自由化、太陽光発電、再生可能エネルギー関連情報の広報を担当 |
1~2人暮らしのおすすめ新電力
1~2人暮らしの場合、生活費に占める電気代のウェイトは小さいこともあって光熱費の見直しには積極的になれないかもしれません。
しかし!
あまり電気を使わない人でも「基本料金のない新電力会社」に乗り換えると電気代を10%以上削減できることもあります。
(北海道電力の従量電灯Bやエネとくポイントプランとの料金比較です)
また、各社の独自サービスに目を向けることで、よりお得な料金プランも見つかります。
Looopでんき|おうちプラン
Looopでんきは基本料金0円のシンプルな新電力プランの先駆けとして北海道の電力販売量ランキングでもBEST5に入る人気の新電力会社です。
30アンペア以上のほくでん従量電灯Bを利用されている方は、Looopでんきの「おうちプラン」に切り替えると電力使用量の多少にかかわらず必ずお得になります。
区分 | Looopでんき おうちプラン |
北海道電力 従量電灯B |
|
---|---|---|---|
ひと月の基本料金 | 0円 (100%安) |
10Aにつき 341円 |
|
1kWhあたりの電力量単価 | 120kWhまで | 一律29.5円 (※)Looopでんき+(プラス)の割引適用で1kWhあたり1円~最大5円引きになります | 23.97円 |
121~280kWhまで | 30.26円 | ||
280kWh超 | 33.98円 |
auでんき|でんきMプラン
auでんきの料金単価は北海道電力の従量電灯Bとほぼ同額になるため、電気代そのものは特に安くはありません。
区分 | auでんき でんきMプラン |
北海道電力 従量電灯B |
|
---|---|---|---|
ひと月の基本料金 | 10Aにつき 341円 |
10Aにつき 341円 |
|
1kWhあたりの電力量単価 | 120kWhまで | 23.96円 (ほぼ同じ) |
23.97円 |
121~280kWhまで | 30.25円 (ほぼ同じ) |
30.26円 | |
280kWh超 | 33.97円 (ほぼ同じ) |
33.98円 |
ですがauひかりやUQモバイルの携帯電話など、KDDIユーザーの方がauでんきを利用すると毎月の電気代(※)に対して1~5%のpontaポイント還元があります。
(※)燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金、消費税相当額を除いた金額になります北海道ガスの都市ガス(一般料金メニュー等)を利用している家庭なら、auでんきと「ほくでんガスfor au」のセット利用でガス料金3%分のPontaポイント還元が毎月適用されます。
さらに期間限定の特典なども充実しており、解約違約金などは一切かからないため、一人暮らしのau(KDDI)ユーザーにはauでんき(でんきMプラン)のご利用をオススメします。
ソフトバンク|自然でんき・おうちでんき
SBパワーが運営するソフトバンクでんきでは「自然でんき」と「おうちでんき」と「くらしでんき」3種類の料金メニューを選べます。
「おうちでんき」は北海道電力の従量電灯Bと比べて従量単価が1%安くなる程度ですが、ソフトバンクのスマホやインターネットのユーザーは1回線につき月額110円の割引があります。
区分 | ソフトバンクでんき おうちでんき |
北海道電力 従量電灯B |
|
---|---|---|---|
ひと月の基本料金 | 10Aにつき 341円 |
10Aにつき 341円 |
|
1kWhあたりの電力量単価 | 120kWhまで | 23.73円 (2.9%安) |
23.97円 |
121~280kWhまで | 29.95円 (1%安) |
30.26円 | |
280kWh超 | 33.64円 (1%安) |
33.98円 |
他社サービスとのコラボプランにも注目
1人~2人暮らしでさほど電気を使わない場合、どんなに安い新電力プランを選んでも月あたり100~500円安くなる程度で実際の電気代はあまり変わり映えしませんが、、、
丸紅新電力のプランHのような他社サービスとのコラボプラン(セットプラン)を利用すると、月々の電力使用量が少ない方ほど相対的によりお得になります。
世帯人数3~4名以上のおすすめ新電力会社
総務省の家計調査によると家族人数3~4名の電気代の平均額は、ひと月あたり10,000円~11,000円程になります。(電力使用量にして約300~330kWh)
そういった平均的な家庭が次に案内する格安新電力に乗り換えると、月々の電気代は平均1,000円以上、年間12,000円以上安くなります。(北海道電力の従量電灯Bとの比較)
なお、北海道電力から新電力会社に変更しても電気の安定供給や保守点検サービスなどは、これまでと同じく北海道電力ネットワーク株式会社が行います。
ですので災害時などに電気供給サービスが悪くなるといった心配はいりません。
(経済産業省管轄の電力・ガス取引監視等委員会が常に目を光らせています)
Looopでんき|おうちプラン
ピタでん|使った分だけプラン・使いたい放題プラン
『ピタでん』は新電力大手のF-Powerが運営する一般家庭向け新電力です。
「使った分だけプラン」は基本料金無料&一本単価のシンプルな従量電灯プラン
「使いたい放題プラン」は月間電力使用量が500kWhになるまで14,250円(燃調費・再エネ賦課金・消費税すべて込み)の定額料金プランになります。
(※)どちらも電気の最大需要容量が60アンペア以下の家庭や個人需要家のみ利用できます
使いたい放題プランの月間500kWhを超える分は従量課金になりますが、超過分の単価も燃調費・再エネ賦課金・消費税すべて込みのおトクな価格設定となっています。
株式会社F-powerは今年1月の卸電力市場の異常高騰のあおりを受け経営破綻し、3月末に会社更生法による手続きが開始されました。(2021年4月追記)
行政指導やウワサの真相とは?
オール電化住宅向け新電力プラン
- 出光興産の電気
- J:COM(ジェイコム)
-
Looopでんき
※2022年12月より市場連動型プランに変更されています
事業所・商店や大家族におすすめ
個人経営の商店や飲食店、美容室などの事業所では固定費の削減のためにも電力会社や料金プランの定期的な見直しをお勧めします。
たとえば基本料金がかからない新電力プランに変更すると毎月の電気代は20%以上安くなるケースも多々あります。
これまで一度も電力会社を変えたことがない方や、今でも北電の従量電灯Cを契約されている方は、なるべく早めに以下の新電力プランに切り替えましょう。
楽天でんき|プランM
楽天でんきは楽天エナジー株式会社が運営する新電力です。
「プランM」は電気の契約容量が7kVA~50KVA未満の需要家が利用できる、基本料金0円&一本単価のシンプルな従量電灯プランになります。
ソフトバンクでんきにも同様のプランはありますが、楽天でんきの方が電力量単価はやや安価に設定されており、楽天カード決済にすることで電気料金の1%相当の楽天スーパーポイント還元もあります。
区分 | 楽天でんき プランM |
北海道電力 従量電灯C |
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---|---|---|---|
基本料金/月 | 0円 (100%安) |
1kVAにつき 341円 |
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1kWhあたりの電力量単価 | 120kWhまで | 一律31円※2022年6月より一律34.2円に値上がり | 23.97円 |
121~280kWhまで | 30.26円 | ||
280kWh超 | 33.98円 |
Looopでんき|ビジネスプラン
Looopでんきの「ビジネスプラン」も楽天でんきのプランMと同じく、電気の最大需要容量7kVA~50KVA未満で利用できる基本料金無料の従量電灯プランです。
1kWhあたりの電力量単価は一律31.5円、北電・従量電灯Cの単価と比べると3段目(280kWh以降)から安くなります。
区分 | Looopでんき ビジネスプラン |
北海道電力 従量電灯C |
|
---|---|---|---|
基本料金/月 | 0円 (100%安) |
1kVAにつき 341円 |
|
1kWhあたりの電力量単価 | 120kWhまで | 一律31.5円 (※)Looopでんき+(プラス)の割引適用で1kWhあたり1円~最大5円引きになります | 23.97円 |
121~280kWhまで | 30.26円 | ||
280kWh超 | 33.98円 |
Looopでんきには北海道電力の「低圧電力」に相当する「動力プラン」もあり、こちらも北電より安くなる可能性があります。
飲食店や商店、マンションオーナーなどは「従量電灯」と「低圧電力」の両方をLooopでんきに変更することで、大幅なコスト削減も期待できるでしょう。
実際の電力販売量ランキング
北海道で申し込むことのできる電力会社(小売電気事業者)の中でも、実際の電力販売量が多い電力会社をランキング形式でご紹介します。
電力販売量ランキング上位8社
順位 | 企業名 | 販売量 (千kWh) |
---|---|---|
1位 | 北海道電力 | 754,227 |
2位 | SBパワー (ソフトバンクでんき) |
192,007 |
3位 | ハルエネ (一般家庭は受付停止中) |
142,832 |
4位 | Looop (Looopでんき) |
53,380 |
5位 | イーレックス (エバーグリーン・リテイリングなど) |
47,025 |
6位 | HTBエナジー (HISでんきなど) |
42,926 |
7位 | PinT | 36,078 |
8位 | 北海道ガス | 35,309 |
- 1~2人暮らしにおすすめ
Looopでんき(おうちプラン)
※2022年12月より市場連動型プランに変更されています- auでんき(でんきMプラン)
- ソフトバンクでんき(自然でんき&おうちでんき)
- 世帯人数3~4名以上の家庭におすすめ
Looopでんき(おうちプラン)
※2022年12月より市場連動型プランに変更されています- ピタでん(使った分だけプラン・使いたい放題プラン)
※2022年4月以降の新規受付停止(現在は販売終了)
- 事業所・商店や大家族におすすめ
- 楽天でんき(プランM)
Looopでんき(ビジネスプラン)
※2022年12月より市場連動型プランに変更されています
※ご利用は無料、メールアドレスなど個人情報の入力は一切不要です
北海道で基本料金0円なら、Looopよりもピタでんよりも、熊本電力のほうが安いかな。
はたちゅうさん、コメントありがとうございます。
熊本電力は今月から北海道にも参入していますね。
たしかに電気料金は熊本電力がダントツで最安値になります。
ただ、社員数わずか15名ほどにもかかわらず、急速に全国展開していることと、顧客対応に不誠実な姿勢が見られることから、現時点ではおすすめしていません。
安いのは良いことですが、まだ全国展開を開始したばかりですし、色々と不安要素が多くあることから、半年ほど様子を見てから、こちらでの掲載も検討させていただきます。
電気料金一括比較シミュレーションのページには熊本電力も掲載していますので、併せて参考にしてください。⇒ 北海道エリアの電気料金一括比較シミュレーション