新電力特集記事

電力自由化リテラシーを身につけ”情報強者”になろう【解説動画あり】

勉強している女性のイメージ
2022年の後半あたりから「電気代が高い!」といった声を、ネット上のあちこちで数多く見かけるようになりました。
そのため次のような人の声に流される人も多いようですが・・・
ちょっと待ってください!
数年前と比べて電気代が高くなっているのは事実とはいえ、
いま電力会社を乗り換えるだけで安くなるのなら、国も3.1兆円もの補助金を出すことはありませんよ?
電力自由化でいろんな会社を選べるようになったとはいえ、何も知らない人の電気代は乗り換えによってむしろ高くなることも多々あります。
本当に電気代を安くしたいなら、まずはあなた自身が電気料金に関する正しい知識を身につけなければいけません。
このページでは電力会社や電気料金を正しく比較するためのリテラシーを分かりやすく案内していますので、是非ここで正しい知識を手に入れてください。
この記事の監修担当
SFP

新エネルギーメディア事業部 編集班
小売電気事業・都市ガス小売事業・太陽光発電事業・家庭向け蓄電池販促事業などの広報を担当
NPCプランイメージイラスト
当ページの内容について疑問のある方は、最下段のコメント欄またはメールフォームから気軽にご質問ください。
事業所や一般家庭を対象に、電気やガスの切り替えに関する有料相談にも応じています。
本気(マジ)でお得な切り替え先案内サービスはこちら(5,000円/1件)

電力会社やプランの見直しをする前に

こうた
今月の電気代、めっちゃ高いんだけど。。
これってどうにかならないの?

まずは1kWh(キロワットアワー)あたりの電気料金をチェックしましょう

そもそもの話、電気の使用量が多ければ電気代が高くなるのは当然です。
例えば電気代が10万円を超えたからといって、他の電力会社に変えれば安くなるとは限りません。
まずは「電気の使用量」を確認し、そこから”高いor安い”を判断することが大事です。
清水
電気の使用量は「kWh」(キロワットアワー)という単位で表示されています。(全国共通)
実際の電気代(円)を使用量(kWh数)で割ることで、1kWhあたりの電気料金(平均単価)がわかります。
電気料金の請求書から1kWhあたりの平均単価を計算するイメージ画像
このときにご自宅の「1kWhあたりの電気料金(平均単価)」が、お住いの地域の1kWhあたり目安単価よりも大幅に高くなるようなら、色々と見直しをしたほうが良いでしょう。
全国10電力エリアの目安単価は、こちらのページで案内しています↓

月々の電気代は季節(気温)に大きく影響されます

北海道や本州の場合、電気の使用量は夏より冬のほうが多くなるのが一般的です。
ですから冬場の電気代はどうしても高くなりがちですし、季節やその月の気温によっては前月と比べて1.5倍以上になるケースもあります。
それとオール電化住宅向けの時間帯別料金メニューを利用している方や、三相3線式200ボルトの動力プランを利用している事業所などは、夏季(7月~9月)になると電気料金の単価がその他の月と比べて割増しになる場合があることも知っておきましょう。
下記ページでは各月ごとの光熱費の全国平均額データを案内していますので、あわせて参考にどうぞ↓

比較サイトを簡単に信じてはいけない

電力会社を他社に変更する場合、冒頭(ぼうとう)価格.comのようなサイトを参考にされる方もたくさんいます。
『電力会社比較サイト』や『電気料金比較サイト』といった検索ワードで調べてみると、価格.comやエネチェンジなどのサイトが上位に表示されますが、、
しかしそれらの電気料金シミュレーションは正確ではなく、月々の電気代がむしろ割高になるような新電力会社が案内されていることも多いので気をつけてください。
(ちなみに価格.comとエネチェンジは互いに連携しています)
こうた
どういうこと?
清水
そういった比較サイトや新電力会社のシミュレーションって、じつはどれも実際の電気料金(支払い額)を比較しているわけではないんですよ。
NPCプラン以外の比較サイトや、ほとんどの新電力会社のシミュレーションは実際の支払い額を比較しているわけではなく、各プランとの差額を算出しているに過ぎません。
そしてその差額は事業者側に都合良く操作された算定式によって算出されていることもあります。(2022年11月中旬に事実確認済み)
価格COMのシミュレーション結果の注意書きキャプチャー画像
下に小さく「試算結果はあくまでも参考目安」とか「実際に電力会社にお支払いいただく電気料金の目安ではありません」などといった注意書きもありますので、景品表示法違反は(まぬが)れているようですが・・・
しかし利用客を(あざむ)く表示であることに弁明の余地はありません。

電気料金の内訳を知れば情報強者になれる!

そういった比較サイトに誤魔化(ごまか)されないためにも、この動画で一般的な電気代の明細や内訳についての基本的な知識を身につけておきましょう。
ちなみに一般家庭の「電気料金の内訳」は、東京や北海道などの東日本側と、関西・近畿や中国・四国・沖縄とではやや異なることがあります。
ヒントは4と3です。その答えは上の動画もしくは下記ページをご覧ください。
清水
上のページや動画で説明していることはおそらく8割近くの人たちが知らないというか、認識していないので、それだけで上位20%に入る知識を得られますよ!

今もっとも正確な電気代比較シミュレーター

電力自由化から5年以上が経った今でも、世の中には景品表示法に違反するようなシミュレーションが横行しています。
ただ、最近になって中国電力株式会社が公正取引委員会による調査を受けたこともありましたので、今後はそういった状況も改善されていくかもしれません。
いずれにせよ、これまでに本当に正確な電気料金シミュレーションを提供してきた比較サイトは、当サイト(NPCプラン)(ただ)一つです。
(※)2018年11月より提供開始
2023年1月現在、電気代が安くなる根拠(こんきょ)(≒実際の電気代)を明確かつ正確に示している比較サイトは、NPCプラン以外に一つもありません。
それは過言(かごん)でもなんでもなく”事実”です。

シミュレーターの使い方 説明動画

引っ越し先で電気ガス会社を選ぶ際の注意点

初めての引っ越しの場合、どれくらい電気やガスを使うことになるか?
具体的な使用量はまだ分かりませんので、電気料金シミュレーションがいくら正確でも役には立たないこともあります。
そこで次の動画では引っ越し先で電気やガスの事業者を選ぶ際の注意点について解説しています。
上の動画の補足として
電気や都市ガスの契約先は、基本的には賃貸物件でも好きなところを選べます。
ただしプロパンガス(LPガス)の事業者は選べません。
水道の開通も、その地域の水道局に申し込むよう決まっています。
  • 電気の契約先は(原則として)自由に選べる
  • 都市ガスの契約先は(原則として)自由に選べる
  • プロパンガスの契約先は賃貸物件では選べない(指定事業者のみ)
  • 水道は選べない(選ぶ必要がない)
詳しくは次の記事も参考にどうぞ↓

悪質な勧誘業者の”言葉”にダマされないために

引っ越しシーズンになると、電気やガスの悪質な代行業者が毎年のように湧いて出てきます。
そしてその被害者の数も、年を追うごとに増加傾向にあります。
今年もすでに悪徳勧誘業者による被害の声は数多く見られます。
悪質の営業マンの”定番の決まり文句”を、以下に紹介しますので参考にしてください。

悪徳業者によく見られる常套(じょうとう)文句

悪質な営業マン
〇〇電力に切り替えるだけで電気代安くなりますよ。
支払い先が変わるだけで、電気の供給元はこれまで同じく東京電力ですから心配はいりません。
悪質な勧誘業者
関西電力の者です。
今度このアパート全体で電力のプランが変わりますので、今から手続きさせてもらってもよろしいでしょうか。
悪質な営業マン
東京電力に委託(いたく)されて来ました〇〇電力の者です。
ちょうどキャンペーン中なので、このプランに切り替えるだけで今なら電気代が2割ほど安くなるんですよ。
※もちろんどれも(ウソ)っぱちの話です↑
なお、NPCプランではおすすめ(・・・・)だけでなく、おすすめできない(・・・・・・・・)電気ガス会社の情報も案内しています。

電気やガスのプランを切り替える時の注意点

電気やガスの料金プランを別の会社に変更するときには、住居地の「供給地点特定番号」と利用している小売事業者の「お客様番号」
2つの情報があれば、誰でもインターネットから10分程度で手続きできます。
切り替えの申し込み自体は簡単ですが、よくある誤解や細かい注意点がいくつかありますので、以下の動画で詳しく解説しています。

3大都市圏の電気ガス安心企業【決定版】

東京・関東エリアの場合

東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・茨城県・栃木県・群馬県で安心して契約できる、電気と都市ガスの販売企業は以下の通りです。
電気
都市ガス
(注)東京ガスの管轄エリア外ではニチガスなどになります
※東京電力エナジーパートナーと東京ガスは、それぞれに”電気と都市ガスのセットプラン”を用意していますが、どちらを選んでも総合的なお得レベルはさほど変わりません

大阪・関西・近畿エリアの場合

大阪府、京都府、兵庫県、滋賀県、奈良県、和歌山県の近畿2府4県と、岡山県の一部地域で安心して契約できる、電気と都市ガスの販売企業は以下の通りです。
電気
都市ガス
関西電力と大坂ガスはそれぞれに”電気と都市ガスのセットプラン”を用意していますが、どちらを選んでも総合的なお得レベルはさほど変わりません。
(注)ただし、ガス温水床暖房やハウス空調、エネファームなどの専用ガス機器がある住宅では、大阪ガスのセットプランが最安になります

中京・東海エリアの場合

愛知県、三重県、岐阜県、長野県、静岡県中西部で安心して契約できる、電気と都市ガスの販売企業は以下の通りです。
電気
都市ガス
(注)東邦ガスの管轄エリア外では大垣ガスやサーラエナジーなどになります
中部電力ミライズと東邦ガスはそれぞれに”電気と都市ガスのセットプラン”を用意していますが、一般的な賃貸住宅では中部電力ミライズの”カテエネガスセット”の方がよりお得な内容です。
電気と都市ガスをセットでまとめるなら、東邦ガスのセットプランではなく中部電力ミライズを選びましょう。↓↓↓
中部電力ミライズの新生活応援ニャンペーン
(注)ただし、ガス温水床暖房や家庭用燃料電池(エネファーム)などがある住宅では、東邦ガスのガスプランおよびセットプランが最安になります
【PR】電気ガス引っ越しおすすめBEST8
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