10ワットの家電って、電気代はいくらくらいになりますか?
簡単な計算方法とかあれば教えてください。
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この記事の監修担当
南部修一 |
※1974年生まれ 電力自由化、太陽光発電、再生可能エネルギー関連情報の広報を担当 |
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10Wの家電品の電気代
お住まいの電力エリアや、契約している料金プランによって実際の電気代は違ってはくるものの・・・
とりあえず電気料金の単価を27円/kWhと仮定すると、10W の家電品を使用する際の電気代は1時間あたり0.27円になります。
24時間なら6.48円ですし、1ヶ月(30日)なら約194円という計算です。
ちなみに消費電力10Wの家電にはLED照明やスマホ充電器、小型の空気清浄機などがあります。
NPCプランの電気代計算シミュレーターを使えば、他にもいろいろな電気代を確認できますよ。
家電品の電気代計算シミュレーター
電気代の計算方法について解説します
私たちの電気代は、消費電力量をあらわす「kWh数」から算出します。
「KWh数」って何?
家電の”消費電力(出力)”は「W 」や「kW 」という単位で表します。
(1kW= 1,000W です)
(1kW= 1,000
でも、実際に消費する”電力量”については「Wh 」や「kWh 」といった単位になるんですよ。
たとえば10W の家電品の消費電力は0.01kW と言い換えることができますので、消費電力0.01kWの家電を1時間使用すると、その電力使用量は
0.01kW × 1時間(hour) = 0.01kWh になります。
そして電力会社の1kWhあたり電力量単価を27円と仮定すると、10ワットの家電を1時間使用した電気代は
0.01kWh × 27円 = 『0.27円』という計算結果になるわけです。
あわせて読みたい参考記事:kWh(キロワットアワー)って何?
各家電品の電気代の計算例
32V型液晶テレビ(約60W) 3時間使用した電気代は 0.06kW × 3時間 × 27円 =「4.86円」 |
ドライヤー(約1,200W) 3分間使用した電気代は 1.2kW × 3/60時間 × 27円 =「1.62円」 |
電子レンジ(約1,000W) 30秒使用した電気代は 1kW × 30/3600時間 × 27円 ≒「0.23円」 |
ホットカーペット(約500W) 8時間使用した電気代は 0.5kW × 8時間 × 27円 ≒「108円」 |
電気の単価はどこでわかる?
電気料金の単価はなんで27円なの?
それってどこでわかるのかな?
先ほどの計算例では、全国家庭電気製品公正取引協議会が発表している新電力料金目安単価の27円/kWhを採用していますが・・・
ただし実際の電気料金の単価は、お住まいの電力エリアや契約している電力会社の料金メニューによってまったく異なります。
一般家庭向けのオーソドックスな電気料金メニュー「従量電灯」の場合だと月間の電気使用量が増えるにつれ3段階で電力量単価が変動するため、どの単価にすれば良いのか?迷ってしまう方もいるでしょう。
また、従量電灯プランでは毎月の基本料金もかかります。
ですから「コスト単価」でシミュレーションした方が、より実際に近い電気代を算出できます。
電気料金のコスト単価は?
一般家庭における月間の平均電力使用量を370kWh、契約容量を30アンペア(または6kVA未満)と仮定した従量電灯プランのコスト単価は以下の通りです。
電力会社と料金メニュー名 | 1kWhあたりのコスト単価 |
---|---|
北陸電力株式会社 従量電灯B |
22.75円 (再エネ賦課金込みで26.2円) |
九州電力株式会社 従量電灯B |
24.22円 (再エネ賦課金込みで27.67円) |
関西電力株式会社 従量電灯A |
24.62円 (再エネ賦課金込みで28.07円) |
中国電力株式会社 従量電灯A |
25.74円 (再エネ賦課金込みで29.19円) |
四国電力株式会社 従量電灯A |
26.01円 (再エネ賦課金込みで29.46円) |
東北電力株式会社 従量電灯B |
26.56円 (再エネ賦課金込みで30.01円) |
中部電力ミライズ株式会社 従量電灯B |
26.93円 (再エネ賦課金込みで30.38円) |
東京電力エナジーパートナー株式会社 従量電灯B |
27.43円 (再エネ賦課金込みで30.88円) |
沖縄電力株式会社 従量電灯 |
27.53円 (再エネ賦課金込みで30.98円) |
北海道電力株式会社 従量電灯B |
31.89円 (再エネ賦課金込みで35.34円) |
(※)平均コスト単価ではなく従量電灯(A/B)の電気料金単価を知りたい方は、こちらを参考にどうぞ↓↓↓
なお、実際の電気料金には電力使用量に応じて再生可能エネルギー発電促進賦課金(本年度は1kWhあたり3.45円)が加算されるほか、燃料費調整制度による毎月ごとの単価調整もあります。
そのためコスト単価に対し、さらに燃料費調整額単価を加算した方が実際の電気料金により近い結果になります。
⇒ 各エリアの燃料費調整額単価の一覧表はこちら
電気料金の計算方法は意外と複雑ですが、NPCプランのシミュレーターでは様々な電気代を簡単にチェックできますので、皆さまの生活の中でぜひご活用ください。
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