沖縄本島おすすめ新電力会社
- auでんき
- シン・エナジー
- ソフトバンクでんき
世帯人数や生活スタイルなどによって異なりますので以下にそれぞれ詳しく解説します。
電力市場高騰の影響により、小売電気事業からの撤退や事業譲渡、料金プランの値上げに踏み切る新電力会社が2022年3月以降続出しています。
現在の新電力業界は大荒れのため、もう少し状況が落ち着くであろう2023年の春夏頃をめどに改めて当ページを編纂しなおします。
それまで当ページの内容は2022年3月以前の過去情報として参考にしていただきますようお願いいたします。
2016年4月の電力小売り全面自由化以降、一般家庭でも沖縄電力の従量電灯やグッドバリュープラン以外の様々な新電力プランを選べるようになりました。
沖縄本島で利用できる新電力会社の中から、世帯人数や生活スタイルに見合った料金プランをご紹介します。※離島は申し込み対象外になります
南部修一 |
※1974年生まれ 電力自由化、太陽光発電、再生可能エネルギー関連情報の広報を担当 |
1~2人暮らしのおすすめ新電力
仕事などで昼間は家を空けている単身世帯や共働き世帯では、それほど多くの電気を使うことはないでしょう。
おそらく、ひと月の電力使用量は200~300kWh以下(電気代に換算して5,500円~9,000円以下)というケースがほとんどではないでしょうか。
そういったケースでは格安新電力に乗り換えても沖縄電力の「従量電灯」や「グッドバリュープラン」と比べて、50円~200円ちょっと程度しか安くなりません。
楽天でんきなどは沖縄電力の従量電灯より高くなってしまうケースも多いため注意してください。
auでんき|でんきMプラン
auでんきの料金単価は沖縄電力の従量電灯とほぼ同額のため、電気代自体は安くなりません。
ですが、auひかりやauまたはUQモバイルの携帯電話などKDDIユーザーの方がauでんきを利用すると、毎月の電気代(※)に対して1~5%のpontaポイント還元があります。
(※)燃料費調整額、再生可能エネルギー発電促進賦課金、消費税相当額を除いた金額になります区分 | auでんき でんきMプラン |
沖縄電力 従量電灯 |
|
---|---|---|---|
最低料金 最初の10kWhまで |
402.39円 (ほぼ同額) |
402.4円 | |
1kWhあたりの電力量単価 | 11~120kWhまで | 22.94円 (ほぼ同額) |
22.95円 |
121~300kWhまで | 28.49円 (同額) |
28.49円 | |
300kWh超 | 30.47円 (同額) |
30.47円 |
auでんきの実際の電気代が9,000円だとすると約8,000円に対して5%(約400円分)のpontaポイントが翌月に付与されます。
ポイント還元分を含めるとauでんきがもっともお得になることから、1~2人暮らしのKDDIユーザーにはauでんき(でんきMプラン)をオススメします。
ソフトバンク|おうちでんき
ソフトバンクのおうちでんきの電気代は、沖縄電力の従量電灯と比べて約1%安くなる程度です。
(300kWh時の従量電灯との差額は▲78円)
ですがソフトバンクの携帯電話やインターネットユーザーなら契約から2年間、1回線につき毎月110円の電気代割引が適用されます。
区分 | ソフトバンク おうちでんき |
沖縄電力 従量電灯 |
|
---|---|---|---|
最低料金 最初の10kWhまで |
402.4円 | 402.4円 | |
1kWhあたりの電力量単価 | 11~120kWhまで | 22.72円 (1%安) |
22.95円 |
121~300kWhまで | 28.2円 (1%安) |
28.49円 | |
300kWh超 | 30.16円 (1%安) |
30.47円 |
さらに今ならソフトバンクユーザーであるかどうかに関係なく、新規申し込みでもれなく初月の電気代がまるまる完全無料になるキャンペーンも実施されています。
シン・エナジー|きほんプラン
シン・エナジーは兵庫県に本社を置く総合エネルギーマネジメント企業です。
auとソフトバンクどちらのキャリアでもない方は、シン・エナジーの「きほんプラン」に乗り換えるのも良いでしょう。
沖縄電力の従量電灯と比較すると実際の電気代の割引率は3~4%ほどですが、JALマイレージバンクの会員登録(無料)で電気代200円毎に1マイルの積算もあります。
区分 | シン・エナジー きほんプラン |
沖縄電力 従量電灯 |
|
---|---|---|---|
最低料金 最初の10kWhまで |
361.57円 (10.1%安) |
402.4円 | |
1kWhあたりの電力量単価 | 11~120kWhまで | 22.92円 (0.1%安) |
22.95円 |
121~300kWhまで | 27.5円 (3.4%安) |
28.49円 | |
300kWh超 | 28.52円 (6.4%安) |
30.47円 |
さらにシン・エナジーの利用客は「福引チャレンジ!」の抽選ゲームにも毎月ごとに参加できるようになります。
「福引チャレンジ!」で当たりが出ると電気代が最大1万円割引になるなど、既存客向けのキャンペーン特典も充実しています。(電気代1万円割引は毎月抽選で100名に当たります)
シン・エナジーの福引に当選^^、電気代1万円引きらしい pic.twitter.com/LfEKinReey
— ともぞ~ (@tomozo_tw) October 21, 2021
世帯人数3~4名以上のおすすめ新電力
世帯人数3~4名のご家庭や、ペットを飼っていてエアコンを常時使用しているような方などは、ひと月の電気代が1万円を超えることもあるでしょう。
その場合、auやUQモバイルユーザーの方は「auでんき」
ソフトバンクやワイモバイルユーザーの方はソフトバンクおうちでんきへの乗り換えをオススメします。
毎月の電気代は沖縄電力の「従量電灯」や「グッドバリュープラン」よりも確実にお得になります。(ポイント還元分や割引特典を含みます)
シン・エナジー|きほんプラン&生活フィットプラン
KDDIとソフトバンクどちらのキャリアでもない方にはシン・エナジーがおすすめです。
シン・エナジーには生活フィットプラン(昼&夜)という時間帯別の電気料金プランも用意されており、家庭の電力使用状況によっては先に紹介した「きほんプラン」の電気代よりも大幅に安くなる可能性大です。
ご自宅の毎日の電力使用状況を確認してから、昼生活フィットプランまたは夜生活フィットプランへの切り替えを検討しましょう。
大家族や事業所・商店などの場合
毎月の電気代が2万円を超えることの多い大家族や個人事業の飲食店、商店などは沖縄電力の従量電灯から上記の新電力プランに乗り換えると、月々の電気代を6~10%以上も削減できます。
(グッドバリュープランと比べても4%~6%ほど安くなります!)
Looopでんき|おうちプラン
Looopでんき(株式会社Looop)は基本料金無料&一本単価のシンプルな電気料金プランの先駆けとして知られる新電力会社です。
ひと月の電力使用量が320~355kWh(電気代にして約10,000円~11,000円)以下では沖縄電力の従量電灯やグッドバリュープランより割高にはなるものの、それ以降は電力使用量が増えるほどより安くなります。
また、太陽光発電や電気自動車を利用している家庭は、電力量単価が1kWhあたり1~2円割引になるオプション割(Looop+割)の適用でエリア最安料金になる可能性も!
区分 | Looopでんき おうちプラン |
沖縄電力 従量電灯 |
|
---|---|---|---|
最低料金 最初の10kWhまで |
なし | 402.4円 | |
1kWhあたりの電力量単価 | 11~120kWhまで | 一律27円 (0kWh~) (※)オプション割引で1kWhあたり1円~最大5円引きになります |
22.95円 |
121~300kWhまで | 28.49円 | ||
300kWh超 | 30.47円 |
楽天でんき|プランS
楽天でんきはLooopでんきと同じく一本単価の料金プランを採用しています。
従量単価もLooopでんきと同額になるため、月間電力使用量が355kWhに満たない場合の電気代は沖縄電力よりも高くなりますが、それ以降は電力使用量が増えるほど安くなっていきます。
楽天でんきでは電気料金200円ごとに楽天ポイント1P還元、楽天カード決済にすることで100円毎に1Pのポイント還元もプラスされます。
オール電化住宅のおすすめプランは?
オール電化住宅向けの契約プランには、沖縄電力の「Eeホームフラット、Eeホームホリデー、時間帯別電灯」があります。
今のところ、沖縄電力よりも安価なオール電化住宅向けプランを提供している新電力会社はありません。
実際の電力販売量ランキング
沖縄県内における実際の電力販売量の多い電力会社(=小売電気事業者)をランキング形式でご紹介します。
電力販売量ランキング ~沖縄版~
順位 | 企業名 | 販売量 (千kWh) |
---|---|---|
1位 | SBパワー | 584,519 |
2位 | 沖縄電力 | 244,428 |
3位 | 楽天エナジー | 145,517 |
4位 | シン・エナジー | 34,246 |
5位 | 沖縄ガスニューパワー | 3,729 |
6位 | おきなわコープエナジー | 794 |
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