Looopでんきは2022年6月より電力量単価の値上げを行い、さらに10月料金分からはLooop独自の燃料費調整額を採用しています。(参考:燃料費調整額と電源調達調整費の違いについて)
また、12月には従前プランのほとんどが市場連動型プランに強制移行し、再エネどんどん割についても廃止が予定されています。(12月以降はスマートタイムONEに切り替わります)
そのため当ページの内容はあくまでも2022年6月以前の過去情報として参考にしていただきますようお願いいたします。(2022年10月追記)
南部修一 |
※1974年生まれ 電力自由化、太陽光発電、再生可能エネルギー関連情報の広報を担当 |
- 北電の従量電灯B/Cからの乗り換えは超おトク
北海道電力の30A以上の従量電灯Bや、従量電灯Cを利用されている方なら、再エネどんどん割S/Lに乗り換えると、電力使用量にかかわらず、毎月の電気代は200円~3,000円も安くなります!
- 再エネ賦課金と燃調費の加算なし!
詳しくは記事内で説明していますが、再エネどんどん割はお住まいの地域の新しいエネルギーミックスを考える上で、誰でも気軽にできる再エネ投資といえるかもしれません。(注)ウクライナ侵攻などの世界情勢による燃料費高騰のあおりを受け、Looopでんきは2022年4月1日より新規受付を停止しています(再開日未定)
毎年値下がりする「再エネどんどん割」
再エネどんどん割 電気料金の単価と計算式
Looopでんき「再エネどんどん割」の”1年目”の電力量単価は
「S」が1kWhあたり32円、「L」は1kWhあたり34円です。
どちらも基本料金の設定はなく、再生可能エネルギー発電促進賦課金と燃料費調整額の加算もありません。(電力量単価にすべて込みとなっています)
そのため、再エネどんどん割プランの電気代は
電力量単価に月の電力使用量(kWh数)を掛けるだけで算出できます。
「再エネどんどん割S」の電気代 = 月の電力使用量(kWh数)× 32円
「再エネどんどん割L」の電気代 = 月の電力使用量(kWh数)× 34円
最初の年の電気代はどうなる?
「再エネどんどん割S」の最初の年の電気代は、例として
ひと月の電力使用量が200kWhなら(200kWh×32円=)6,400円
500kWhなら(500kWh×32円=)16,000円になります。
ほくでんの電気代と比べると?
上の比較表を見ると、北海道電力の従量電灯Bで30アンペア契約の場合
200kWhのときの電気代は6,646円(2020年5月期)
500kWhなら17,031円(同上)
Looopよりも北電の電気代の方が高いことがわかります。
また、30アンペアではなく50アンペア契約だと
200kWhで7,328円、500kWhだと17,713円となり
北電の電気代の方がさらに高くなります。(月900円~1,700円以上)
2年後の単価は「1円/kWh」安くなり
(月間200kwhなら、月200円安)
(月間500kWhなら、さらに月500円安)
5年後の単価は「2.5円/kWh」安く
(月間200kwhなら、月500円安)
(月間500kWhなら、さらに月1,250円安)
10年後の単価は「5円/kWh」安くなって
(月間200kwhなら、月1,000円安)
(月間500kWhなら、さらに月2,500円安!)
20年後には「10円/kWh」安くなります
(月間200kwhなら、月2,000円安)
(月間500kWhなら、さらに月5,000円安!)
損することはない?
Looopでんきの標準プランとの比較だからです。
Looopでんきの標準プランと比べるとどうなる?
はじめの数年間は今よりも電気代が高くなってしまうんですよ。
再エネどんどん割と標準プランの単価の差額
Looopでんきの標準プランには、20~60アンペア契約の「おうちプラン」と
契約容量7~49KVAの電灯契約の「ビジネスプラン」があります。
どちらのプランも基本料金は無料で、電力量単価は電力使用量にかかわらず一律価格となっています。
・おうちプランの電力量単価は29.5円/kWh
・ビジネスプランの電力量単価は31.5円/kWh
「再エネどんどん割」も、標準プランと同じく基本料金無料、電力量単価も一律価格です。
・再エネどんどん割「S」の電力量単価は32円/kWh
・再エネどんどん割「L」の電力量単価は34円/kWh
両者を比べると、再エネどんどん割の単価の方が、1kWhあたり2.5円高く設定されています。
(ただし、再エネどんどん割の単価は、毎年0.5円ずつ安くなっていきます)
実際の電気代の差を見てみると?
Looopでんきの標準プラン(おうちプラン・ビジネスプラン)における実際の電気代は、以下の計算式で算出されます。
標準プランの電気代 =(電力量単価+燃料費調整額+再エネ賦課金)× 月間の電力使用量(kWh数)
対する再エネどんどん割プランでは、燃料費調整額と再エネ賦課金の加算はありません。
再エネどんどん割の電気代 = 電力量単価 × 月間の電力使用量(kWh数)
つまり、どんどん割と標準プランの単価には、再エネ賦課金と燃料費調整額の分の差があるということです。
2020年5月現在のデータを見てみると、2020年の再エネ賦課金は1kWhあたり2.98円、2020年5月の燃料費調整額は1kWhあたり▲1.36円なので
2.98-1.36=1.62
再エネどんどん割と標準プランとの電力量単価の差額は2.5円なので
2.5-1.62=0.88
つまり、再エネどんどん割と標準プランの実際の単価の差額は
2.5円ではなく「0.88円」になります。(2020年5月の差額)
もちろん、燃料費調整額単価は毎月変動していますので、差額は0.88円で固定されるわけではありません。
ですが、過去13ヶ月の燃料費調整額単価の推移を見る限り、両者の差額は0.3円~1.12円となっており、1年~3年の継続利用で、標準プランよりも安くなることが想定できます。
北海道エリアの燃料費調整額単価の推移
期間 | 2020年 | 2019年 | |||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
6月 | 5月 | 4月 | 3月 | 2月 | 1月 | 12月 | 11月 | 10月 | 9月 | 8月 | 7月 | 6月 | |
1kwhあたり | -1.5円 | -1.36円 | -1.46円 | -1.54円 | -1.6円 | -1.54円 | -1.44円 | -1.18円 | -0.95円 | -0.75円 | -0.83円 | -1.04円 | -1.2円 |
そもそも北海道電力の電気代と比べたら、ひと月に928円~1,713円も安くなってますからね。(従量電灯B・50Aとの比較)
再エネどんどん割はLooopに投資するようなもの
再エネどんどん割プラン利用客は、Looopでんきの標準プランや他の格安新電力との差額分を投資することで、数年後以降の電気代がどんどん安くなっていくことが期待できます。
Looopは長期継続してくれる優良顧客を確保できることから、さらなる電源開発にも注力できるようになります。
投資に対するリターンはいくらになる?
【電力使用量500KWhの場合】※北電の電気代で約17,000円
(燃調費と再エネ賦課金は2020年5月の値で固定)
Looopのおうちプランと再エネどんどん割Sの、初年度の差額は440円/月
単純試算で、初年度の投資額は440円×12=5,280円/年
同じ条件で2年目の投資額を試算すると月に190円
単純試算で、2年目の投資額は190円×12=2,280円/年
わずかこれだけの投資で、3年目は月に60円(年額720円)おトクになり
4年目は310円(年額3,720円)
5年目は560円(年額6,720円)
6年目は810円(年額9,720円)・・・
・・・と、このように毎年3,000円ずつおトク額が上乗せされていき、
10年目は年額21,720円
15年目は年額36,720円
20年目は年額51,720円
上記のようなリターンにつながります。
再エネどんどん割プランを利用することは、再生可能エネルギー発電の発展にもつながります。
お住まいの地域のエネルギーの在り方を考える上でも、Looopでんきの再エネどんどん割は誰でも気軽にできる再エネ投資といえるかもしれません。
- 北電の従量電灯B/Cからの乗り換えは超おトク
北海道電力の30A以上の従量電灯Bや、従量電灯Cを利用されている方なら、再エネどんどん割S/Lに乗り換えると、電力使用量にかかわらず、毎月の電気代は200円~3,000円も安くなります!
- 再エネ賦課金と燃調費の加算なし!
詳しくは記事内で説明していますが、再エネどんどん割はお住まいの地域の新しいエネルギーミックスを考える上で、誰でも気軽にできる再エネ投資といえるかもしれません。(注)ウクライナ侵攻などの世界情勢による燃料費高騰のあおりを受け、Looopでんきは2022年4月1日より新規受付を停止しています(再開日未定)