電気代が高くなる原因は?
”たいして電気は使っていないはずなのに、どうも電気代が高い気がする”
その原因としては以下のようなことが考えられます。
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小売電気事業・都市ガス小売事業・太陽光発電事業・家庭向け蓄電池販促事業などの広報を担当 |
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電気の契約容量(契約電力)が大きい
電力会社との契約容量(A数やkVA数またはkW数)が大きいと、月々の基本料金だけでもそれ相応の電気代がかかります。
心当たりがあれば、契約容量の見直しや変更を電力会社に依頼しましょう。
たとえば、三相3線式200ボルトの低圧電力なら月々の基本料金は1kWあたり1,000円以上安くなりますし、従量電灯でも10アンペア(=1kVA)につき月200円~300円ほどを削減できます。
また、「基本料金のかからない新電力プラン」に切り替えることで電気代を削減できる可能性もあります。
※現在の電力業界は大荒れのため切り替えには注意が必要です(2022年6月追記)
契約手数料や解約違約金などがかからないところを選びさえすれば、切り替えで損をするようなことはそうありません。
漏電や盗電、電力メーターの故障、電力会社の誤請求など
漏電や盗電の疑いがあるときには近所の電気屋さんに相談しましょう。
電力会社(≒小売電気事業者)では電話相談くらいには応じていますが、調査には対応していないケースもあります。
※ただし電気トラブル駆けつけサポートなどの附帯サービスがあればそちらを利用できます
なお、賃貸住宅にお住まいの方は管理会社に確認してもらえば調査費用はかかりません。
電力メーターの故障や誤請求に関しては、利用中の電力会社(≒小売電気事業者)に連絡してください。
NPCプランの電気代シミュレーション結果と、電力会社の請求額を照らし合わせることで「請求が合っているか?」のチェックもできるよ。
自分で把握していない電気機器が稼働している
賃貸住宅にお住いの方の中には、設置されている電気機器について(自分は)よく知らないといった人も見られます。
「どういった電気製品を使用しているのか?」を把握していなければ節電意識は高まるはずもなく無駄に電気を使うばかりです。
電気製品の消費電力とあわせて確認しておきましょう。
【参考記事】たくさん電気を消費する家電品は?消費電力ランキング
節電はコンセントの抜き差しなど効果の少ないことに神経質になるよりも、エアコンや電気給湯器の温度設定を適切に行う方がよほど有効です。
電気給湯器(電気温水器やエコキュートなど)は季節ごとに設定温度や湯量設定を調整したり、旅行などで自宅を長期留守にするときには休止モードにしておきましょう。
知らないオプション料金や手数料が電気代に含まれている
不動産会社や引っ越し業者などが案内しているような新電力会社の中には、電気料金とは別に様々なオプションサービスの料金をあわせて請求しているところもあります。
無料オプションが期限切れによって有料オプションになっている可能性もあるでしょう。
あまり聞いたことのない新電力会社を利用している方は、請求金額だけでなく料金の内訳も確認してみてください。
電気代は季節ごとに安い月もあれば高い月もある
室温と外気温との差が大きいと、エアコンや電気給湯器などの消費電力が増えるため、冬や夏の電気代はどうしても高くなりがちです。
12月、1月、2月、3月、7月、8月、9月の電気代は高い
(=電気使用量が多くなる)
4月、5月、6月、10月、11月の電気代は安い
(=電気使用量は比較的少なくて済む)
月別・世帯人数別・地域別の平均電気代データ
電気代は夏が高いというイメージもあるかもしれませんが、一般的には夏よりも冬の方が高くなります。
電気温水器やオイルヒーターなどを設置している電化住宅では、冬の電気代は春秋と比べて2倍以上になるケースも少なくありません。
オール電化住宅の平均電気代は?
その他の原因
電気代が高くなる要因には
- 為替や燃料の輸入価格の変動(燃料費調整額単価の上昇)
- 再生可能エネルギー発電促進賦課金の毎年の値上がり
ただし、これらは個人でどうこうできることではなく周りの人たちも共通していることなので、いくら嘆いても仕方ありません。
単価の安い料金プランに切り替える
当たり前のことですが電気代を少しでも安くしたいなら、なるべく電気を使わないように無理のない範囲で「節電」に努めることが効果的です。
時間帯別料金プランの場合は、単価の高い時間帯にはなるべく電気を使わないようにして、単価の安い時間帯に使用するよう工夫するのも良いでしょう。
そういった節電は苦手という人や諸々の理由で難しい場合には、単価の安い電気料金プランに変更すれば家計を「節約」できます。
その場合、いつ解約しても違約金や手数料のかからない小売電気事業者を選ぶことが重要です。
市場連動型プランや独自調整単価を採用している新電力は避ける
小売電気事業者(≒電力会社)を選ぶときには、光〇信などのインターネットサービス関連会社が手掛ける新電力に気をつけてください。
(例えばハルエネやエフエネ、グランデータなどでは独自の燃料費調整単価(電源調達調整費)や高額な手数料、オプション料金などが設定されています)
不動産会社や引っ越し業者などが「安くなりますよ」といって勧めてくる電力会社にも注意が必要です。
そういった企業と契約すると急激な値上がりの恐れがある上に、他社に切り替えた際には高額な手数料や違約金が発生する羽目になります。
NPCプランの電気代比較シミュレーターを利用すれば、違約金のかからない安価な料金プランも簡単に見つかりますよ。
電気代/年間比較シミュレーション |
オール電化向けの新電力会社 一覧 |
電力会社の乗り換えやプラン切り替えは、慣れればWEBから5分もかからずに手続きできます。
面倒がらずにいつでも変更できるフットワークの軽さを心掛けましょう。
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