電気ガス Q&A

オール電化住宅で1人暮らしの電気代は月平均どれくらい?

オール電化住宅で一人暮らしの電気代は月平均どれくらいですか?
オール電化の賃貸住宅で東京電力のスマートライフプランを利用しています。
1人暮らしの場合、オール電化の平均的な電気代は月いくらくらいなんでしょうか?
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この記事の監修担当
SFP

新エネルギーメディア事業部 編集班
小売電気事業・都市ガス小売事業・太陽光発電事業・家庭向け蓄電池販促事業などの広報を担当
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オール電化プランで1人暮らしの電気代は?

この記事は2021年当時の電気料金単価を元に解説しています。
あらかじめご了承ください

ご自宅の給湯機器は「電気温水器」か?それとも「エコキュート」か?
電化住宅における電気料金(=実際の支払い額)はそれによって大きく異なります。
オール電化住宅でもっとも多く電気を消費するのはエアコンでもIHクッキングヒーターでもなく『給湯機器』です。
あまり電気を使わない省エネ生活をしていても、エコキュートや電気温水器は毎日深夜の時間帯に自動的にタンクにお湯を沸かしています。
そのため電化住宅における月々の電気代は下記のような金額になることが想定されます。(2021年現在)
※東京電力スマートライフS/Lにおける単身世帯の電気代(再エネ賦課金を含む)
  • エコキュート設置の電化住宅で
    契約電流60アンペアの場合
    ひと月あたり約5,900円~9,300円
  • エコキュート設置の電化住宅で
    契約容量が計10KVAの場合
    ひと月あたり約7,000円~10,400円
  • 電気温水器設置の電化住宅で
    契約電流60アンペアの場合
    ひと月あたり約10,900円~24,300円
  • 電気温水器設置の電化住宅で
    契約容量が計10KVAの場合
    ひと月あたり約12,000円~25,400円

なぜこういった金額になるのか?
その理由を今から詳しく説明します。

エコキュートの電気代

1~2人暮らし向けの賃貸物件の場合、タンクの容量や毎日のお湯の使い方にもよりますがエコキュートの1日あたりの電力使用量はおよそ4kWh(キロワットアワー)~最大8kWh程度になるはずです。(夏季4kWh、冬季8kWh)

【参考】パナソニック公式HP

東京電力エナジーパートナーのスマートライフプランの夜間単価は1kWh(キロワットアワー)あたり17.78円、再エネ賦課金は3.36円(2021年度)なので

エコキュートの1日あたりのコストは84円~169円になります。
1ヶ月(30日)だと2,520円~5,070円です。

つまり、エコキュートだけでも毎月2,500円~5,000円の電気代がかかる、ということです。
(お湯をたくさん使う日が多ければ、電気代はこれよりも当然高くなります)

電気温水器の電気代

電気温水器で使用する電力量kWh(キロワットアワー)数)は、エコキュートのおよそ3~4倍になります。

ご自宅の給湯機器がエコキュートではなく電気温水器の場合、1日あたりの電力使用量は12kWh~最大32kWhほどになるでしょう。(夏季は12kWh前後、冬季は最大で32kWh前後)

すると東電スマートライフプランにおける電気温水器の1日あたりのコストは253円~676円、1ヶ月(30日)だと7,590円~20,280円になります。

つまり、電気温水器だけでも毎月7,500円~20,000円の電気代がかかる、ということです。

スマートライフプランの基本料金

東京電力のスマートライフプランには契約容量に応じた基本料金(※)が設定されています。
(※)10A(アンペア)(1kVA)あたり286円

例えば、契約容量が6KVAなら286円×6=1,716円
契約容量10kVA(キロボルトアンペア)の場合は286×10=2,860円

電気を使っても使わなくても、上記の基本料金が毎月かかります。
(ただし電気をまったく使わなかった月の基本料金は半額になります)

【参考】東京電力スマートライフS/Lの料金単価表

基本料金/月 1kVAあたり
286円
昼間単価
(6時~翌1時)
1kWhあたり
25.8円
夜間単価
(1時~6時)
1kWhあたり
17.78円
備考 web会員サイトのログインで月50P付与
(注1)上記の料金単価は記事作成時点(2021年)のものです
(注2)実際の電気料金には上記の単価に燃料費調整額再生可能エネルギー発電促進賦課金の単価が別途加算されます
あわせて読みたい参考記事

照明や冷蔵庫などの電気代

照明やエアコンや冷蔵庫などの電気代は、1人暮らしだとそれほど高額にはなりません。

仕事などで留守にすることが多く、エアコンも1日平均2時間程度しか使用しないと仮定すると、1日あたり電力使用量は2~3kWh程度になると思われます。
1ヶ月の使用量に換算すると60~90kWhです。

スマートライフプランの夜間以外の時間帯の単価は1kWh(キロワットアワー)あたり25.8円、再エネ賦課金は3.36円(2021年度)なので、この単価で単純計算すると、

照明やエアコン、冷蔵庫などの電気代は月額1,700円~2,600円になります。

すべてのコストを合算すると・・・

給湯機器のコストとスマートライフプランの基本料金、そして照明やエアコン、冷蔵庫などのコストを合算したものが、最初に案内した電気料金の想定額です。

(※注)燃料費調整額は試算に含めていないため、2021年6月の実際の支払い額はここで案内している想定額よりも月1,000円ほど安くなります

東京電力のスマートライフプランを利用している1人暮らしの方は下記の想定額をオール電化住宅における一般的な電気代として参考にしてください。

※東京電力スマートライフS/Lにおける単身世帯の電気代(再エネ賦課金を含む)
  • エコキュート設置の電化住宅で
    契約電流60アンペアの場合
    ひと月あたり約5,900円~9,300円
  • エコキュート設置の電化住宅で
    契約容量が計10KVAの場合
    ひと月あたり約7,000円~10,400円
  • 電気温水器設置の電化住宅で
    契約電流60アンペアの場合
    ひと月あたり約10,900円~24,300円
  • 電気温水器設置の電化住宅で
    契約容量が計10KVAの場合
    ひと月あたり約12,000円~25,400円

なお、IHクッキングヒーターや電子レンジなどは一時的に大量の電気を消費しますが、よほど長時間使わない限り電気代が跳ね上がるようなことはありません。

それらの電力使用量は各自の生活スタイルにもよることから、ここでの試算には含めていません。あらかじめご了承ください。

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