電気料金比較表

大手電力10社の燃料費調整額 単価の推移表

燃料費調整額のイメージ
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この記事の監修担当
南部修一
南部修一
※1974年生まれ 電力自由化、太陽光発電、再生可能エネルギー関連情報の広報を担当
@246anbem(NPCプラン@LINEアカウント)
当ページの内容について疑問のある方は、最下段のコメント欄で気軽にご質問ください。
メールフォームやLINEでも相談に応じています。
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燃料費調整制度とは?

『燃料費調整制度』(ねんりょうひちょうせいせいど)とは火力発電の燃料である原油やLNG(液化天然ガス)および石炭の輸入価格の変動を、私たち需要家の電気料金に毎月ごとに反映させるための制度です。
原油・LNG・石炭それぞれの3か月間の貿易統計価格にもとづいて算定された「平均燃料価格」と「基準燃料価格」との差分によって燃料費調整単価が算出され、平均燃料価格が基準燃料価格を上回る場合はプラス調整、下回る場合はマイナス調整となります。
※各電力会社や電力エリアによって平均燃料価格や基準燃料価格は全く異なります
各月の燃料費調整単価はその月の3~5か月前の貿易統計価格をもとに算出されます。
(下記イメージ図を参照)
燃料費調整制度のイメージ画像

大手電力10社の燃料費調整単価 一覧

今月と来月および過去11ヶ月分の燃料費調整単価の一覧表を、全国10電力エリアごとに案内します。
低圧供給・従量電灯における燃料費調整額の単価です(高圧電力や特別高圧の調整単価ではありません)
1kWh(キロワットアワー)あたりの燃料費調整単価の推移を見ることで、実際の電気代は毎月どれくらい変動しているか?を確認できます。
(注)2023年1月以降の国の電気料金激変緩和措置によるマイナス調整(1kWhあたり7円引き)は、ここでの表やグラフには含めていませんので予めご了承ください
最新月の更新情報はTwitterアカウントでいち早くツイートしています。ぜひフォローしてください。
@npc_npc50513874
期間 2023年 2022年
4月 3月 2月 1月 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月
1kWhあたり 10.25円
(※)5.13円
11.69円
(※)5.13円
13.04円
(※)5.13円
12.99円
(※)5.13円
11.92円
(※)5.13円
9.72円
(※)5.13円
8.07円
(※)5.13円
6.5円
(※)5.13円
5.1円 4.15円 2.97円 2.74円 2.27円
前月との差額 -1.44円
(※)±0円
-1.35円
(※)±0円
+0.05円
(※)±0円
+1.07円
(※)±0円
+2.2円
(※)±0円
+1.65円
(※)±0円
+1.57円
(※)±0円
+1.4円
(※)+0.03円
+0.95円 +1.18円 +0.23円 +0.47円 +0.44円
(※)従量電灯B/Cや低圧電力などの規制料金メニューには燃料費調整額の算定に上限の設定があります
(注)国の電気料金激変緩和措置による2023年2月検針分以降のマイナス調整(1kWhあたり7円引き)はこの表やグラフには含めていません
 ≫ 「過去3年分」の燃料費調整単価の推移グラフはこちらから
東京電力エナジーパートナーの燃料費調整単価の推移表
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期間 2023年 2022年
4月 3月 2月 1月 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月
1kWhあたり 9.67円
(※)2.24円
10.54円
(※)2.24円
11.2円
(※)2.24円
10.91円
(※)2.24円
10.15円
(※)2.24円
8.71円
(※)2.24円
7.47円
(※)2.24円
6.14円
(※)2.24円
4.9円
(※)2.24円
4.13円
(※)2.24円
3.42円
(※)2.24円
3.27円
(※)2.24円
3.02円
(※)2.24円
前月との差額 -0.87円
(※)±0円
-0.66円
(※)±0円
+0.29円
(※)±0円
+0.76円
(※)±0円
+1.44円
(※)±0円
+1.24円
(※)±0円
+1.33円
(※)±0円
+1.24円
(※)±0円
+0.77円
(※)±0円
+0.71円
(※)±0円
+0.15円
(※)±0円
+0.25円
(※)±0円
+0.3円
(※)±0円
(※)従量電灯A/Bや低圧電力などの規制料金メニューには燃料費調整額の算定に上限の設定があります
(注)国の電気料金激変緩和措置による2023年2月検針分以降のマイナス調整(1kWhあたり7円引き)はこの表やグラフには含めていません
 ≫ 「過去3年分」の燃料費調整単価の推移グラフはこちらから
関西電力の燃料費調整単価の推移表
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期間 2023年 2022年
4月 3月 2月 1月 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月
1kWhあたり 9.93円
(※)5.36円
11.28円
(※)5.36円
12.51円
(※)5.36円
12.3円
(※)5.36円
11.04円
(※)5.36円
5.36円 5.36円 5.06円 3.66円 2.77円 1.77円 1.61円 1.17円
前月との差額 -1.35円
(※)±0円
-1.23円
(※)±0円
+0.21円
(※)±0円
+1.26円
(※)±0円
+5.68円
(※)±0円
±0円 +0.3円 +1.4円 +0.89円 +1円 +0.16円 +0.44円 +0.49円
(※)従量電灯B/Cや低圧電力などの規制料金メニューには燃料費調整額の算定に上限の設定があります
(注)国の電気料金激変緩和措置による2023年2月検針分以降のマイナス調整(1kWhあたり7円引き)はこの表やグラフには含めていません
 ≫ 「過去3年分」の燃料費調整単価の推移グラフはこちらから
中部電力ミライズの燃料費調整単価の推移表
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期間 2023年 2022年
4月 3月 2月 1月 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月
1kWhあたり 11.8円
(-0.42円)
(※)3.47円
12.99円
(※)3.47円
13.81円
(※)3.47円
13.41円
(※)3.47円
12.57円
(※)3.47円
3.47円 3.47円 3.47円 3.47円 3.47円 3.47円 3.36円 3.05円
前月との差額 -1.19円
(※)±0円
-0.82円
(※)±0円
+0.4円
(※)±0円
+0.84円
(※)±0円
+9.1円
(※)±0円
±0円 ±0円 ±0円 ±0円 ±0円 +0.11円 +0.31円 +0.38円
(※)従量電灯B/Cや低圧電力などの規制料金メニューについては、燃料費調整額の算定に上限が設定されています(2023年4月の()内の単価は規制料金メニューの改定認可後の新調整予定単価です)
(注1)規制料金メニューの改定認可後の燃料費調整額には離島ユニバーサルサービス調整単価が別途加算されます
(注2)国の電気料金激変緩和措置による2023年2月検針分以降のマイナス調整(1kWhあたり7円引き)はこの表やグラフには含めていません
 ≫ 「過去3年分」の燃料費調整単価の推移グラフはこちらから
東北電力株式会社の燃料費調整単価の推移表
東北電力の離島ユニバーサルサービス調整単価の推移表
期間 2023年 2022年
4月 3月 2月 1月 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月
1kWhあたり 0.02円 - - - - - - - - - - - -
前月との差額 - - - - - - - - - - - - -
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期間 2023年 2022年
4月 3月 2月 1月 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月
1kWhあたり 7.47円
(※)1.86円
8.11円
(※)1.86円
8.43円
(※)1.86円
8.04円
(※)1.86円
7.55円
(※)1.86円
6.69円
(※)1.86円
5.74円
(※)1.86円
4.5円
(※)1.86円
3.24円
(※)1.86円
2.42円
(※)1.86円
1.82円 1.7円 1.55円
前月との差額 -0.64円
(※)±0円
-0.32円
(※)±0円
+0.39円
(※)±0円
+0.49円
(※)±0円
+0.86円
(※)±0円
+0.95円
(※)±0円
+1.24円
(※)±0円
+1.26円
(※)±0円
+0.82円
(※)±0円
+0.6円
(※)+0.04円
+0.12円 +0.15円 +0.22円
(※)従量電灯B/Cや低圧電力などの規制料金メニューについては、燃料費調整額の算定に上限が設定されています
(注1)燃料費調整単価には離島ユニバーサルサービス調整単価が別途加算されます
(注2)国の電気料金激変緩和措置による2023年2月検針分以降のマイナス調整(1kWhあたり7円引き)はこの表やグラフには含めていません
 ≫ 「過去3年分」の燃料費調整単価の推移グラフはこちらから
九州電力株式会社の燃料費調整単価の推移表
期間 2023年 2022年
4月 3月 2月 1月 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月
1kWhあたり 0.01円
(注)3/31まで使用分は0.08円
0.08円 0.08円 0.08円 0.08円 0.08円 0.08円 0.08円 0.08円 0.06円 0.03円 0.02円 0.02円
前月との差額 -0.07円 ±0円 ±0円 ±0円 ±0円 ±0円 ±0円 ±0円 +0.02円 +0.03円 +0.01円 ±0円 +0.01円
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期間 2023年 2022年
4月 3月 2月 1月 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月
1kWhあたり 8.57円
(※)3.66円
9.69円
(※)3.66円
10.26円
(※)3.66円
9.91円
(※)3.66円
9.75円
(※)3.66円
3.66円 3.66円 3.66円 3.66円 3.23円 1.93円 1.56円 1.4円
前月との差額 -1.12円
(※)±0円
-0.57円
(※)±0円
+0.35円
(※)±0円
+0.16円
(※)±0円
+6.09円
(※)±0円
±0円 ±0円 ±0円 +0.43円 +1.3円 +0.37円 +0.16円 +0.24円
(※)従量電灯B/Cや低圧電力などの規制料金メニューについては、燃料費調整額の算定に上限が設定されています
(注)国の電気料金激変緩和措置による2023年2月検針分以降のマイナス調整(1kWhあたり7円引き)はこの表やグラフには含めていません
 ≫ 「過去3年分」の燃料費調整単価の推移グラフはこちらから
北海道電力株式会社の燃料費調整単価の推移表
期間 2023年 2022年
4月 3月 2月 1月 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月
1kWhあたり 0円
(13.77円)
(※)3.19円
14.99円
(※)3.19円
15.63円
(※)3.19円
15.02円
(※)3.19円
14.36円
(※)3.19円
13.11円
(※)3.19円
11.56円
(※)3.19円
9.43円
(※)3.19円
7.03円
(※)3.19円
5.46円
(※)3.19円
4.21円
(※)3.19円
3.9円
(※)3.19円
3.65円
(※)3.19円
前月との差額 -14.99円
(-1.22円)
(※)±0円
-0.64円
(※)±0円
+0.61円
(※)±0円
+0.66円
(※)±0円
+1.25円
(※)±0円
+1.55円
(※)±0円
+2.13円
(※)±0円
+2.4円
(※)±0円
+1.57円
(※)±0円
+1.25円
(※)±0円
+0.31円
(※)±0円
+0.25円
(※)±0円
+0.37円
(※)±0円
(※)従量電灯A/Bや低圧電力などの規制料金メニューには燃料による値上げ調整額に上限が設定されています(2023年4月の()内は3/31まで適用される調整単価ならびに他社の参考単価です)
(注1)2023年4月1日以降は離島ユニバーサルサービス調整単価が別途加算されます
(注2)国の電気料金激変緩和措置による2023年2月検針分以降のマイナス調整(1kWhあたり7円引き)はこの表やグラフには含めていません
 ≫ 「過去3年分」の燃料費調整単価の推移グラフはこちらから
中国電力株式会社の燃料費調整単価の推移表
中国電力の離島ユニバーサルサービス調整単価の推移表
期間 2023年 2022年
4月 3月 2月 1月 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月
1kWhあたり 0円 - - - - - - - - - - - -
前月との差額 - - - - - - - - - - - - -
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期間 2023年 2022年
4月 3月 2月 1月 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月
1kWhあたり 10.76円
(-0.06円)
(※)2.55円
11.74円
(※)2.55円
12.15円
(※)2.55円
11.6円
(※)2.55円
11.21円
(※)2.55円
10.47円
(※)2.55円
2.55円 2.55円 2.55円 2.55円 2.55円 2.55円 2.55円
前月との差額 -0.98円
(※)±0円
-0.41円
(※)±0円
+0.55円
(※)±0円
+0.39円
(※)±0円
+0.74円
(※)±0円
+7.92円
(※)±0円
±0円 ±0円 ±0円 ±0円 ±0円 ±0円 +0.2円
(※)従量電灯A/Bや低圧電力などの規制料金メニューには燃料による値上げ調整額に上限が設定されています(2023年4月の()内の単価は規制料金メニューの改定認可後の新調整予定単価です)
(注)国の電気料金激変緩和措置による2023年2月検針分以降のマイナス調整(1kWhあたり7円引き)はこの表やグラフには含めていません
 ≫ 「過去3年分」の燃料費調整単価の推移グラフはこちらから
四国電力株式会社の燃料費調整単価の推移表
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期間 2023年 2022年
4月 3月 2月 1月 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月
1kWhあたり 0.07円
(9.34円)
(※)1.77円
10.13円
(※)1.77円
10.4円
(※)1.77円
9.9円
(※)1.77円
9.64円
(※)1.77円
9.18円
(※)1.77円
8.28円
(※)1.77円
6.81円
(※)1.77円
5.02円
(※)1.77円
3.8円
(※)1.77円
2.91円
(※)1.77円
2.67円
(※)1.77円
2.58円
(※)1.77円
前月との差額 -10.06円
(-0.79円)
(※)±0円
-0.27円
(※)±0円
+0.5円
(※)±0円
+0.26円
(※)±0円
+0.46円
(※)±0円
+0.9円
(※)±0円
+1.47円
(※)±0円
+1.79円
(※)±0円
+1.22円
(※)±0円
+0.89円
(※)±0円
+0.24円
(※)±0円
+0.09円
(※)±0円
+0.21円
(※)±0円
(※)従量電灯B/Cや低圧電力などの規制料金メニューには燃料による値上げ調整額に上限が設定されています(2023年4月の()内は3/31まで適用される調整単価ならびに他社の参考単価です)
(注)国の電気料金激変緩和措置による2023年2月検針分以降のマイナス調整(1kWhあたり7円引き)はこの表やグラフには含めていません
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北陸電力株式会社の燃料費調整単価の推移表
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期間 2023年 2022年
4月 3月 2月 1月 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月
1kWhあたり -0.08円
(17.32円)
(※)3.98円
18.87円
(※)3.98円
19.43円
(※)3.98円
18.49円
(※)3.98円
17.98円
(※)3.98円
17.06円
(※)3.98円
15.33円
(※)3.98円
12.45円
(※)3.98円
8.94円
(※)3.98円
6.57円
(※)3.98円
4.8円
(※)3.98円
4.33円
(※)3.98円
4.11円
(※)3.98円
前月との差額 -18.95円
(-1.55円)
(※)±0円
-0.56円
(※)±0円
+0.94円
(※)±0円
+0.51円
(※)±0円
+0.92円
(※)±0円
+1.73円
(※)±0円
+2.88円
(※)±0円
+3.51円
(※)±0円
+2.37円
(※)±0円
+1.77円
(※)±0円
+0.47円
(※)±0円
+0.22円
(※)±0円
+0.38円
(※)+0.25円
(※)従量電灯や公衆街路灯Bなどの規制料金メニューには燃料費調整額の算定に上限の設定があります(2023年4月の()内は3/31まで適用される調整単価ならびに他社の参考単価です)
(注1)2023年4月1日以降は離島ユニバーサルサービス調整単価が別途加算されます
(注2)国の電気料金激変緩和措置による2023年2月検針分以降のマイナス調整(1kWhあたり7円引き)はこの表やグラフには含めていません
 ≫ 「過去3年分」の燃料費調整単価の推移グラフはこちらから
沖縄電力株式会社の燃料費調整単価の推移表
沖縄電力の離島ユニバーサルサービス調整単価の推移表
期間 2023年 2022年
4月 3月 2月 1月 12月 11月 10月 9月 8月 7月 6月 5月 4月
1kWhあたり 0.09円 - - - - - - - - - - - -
前月との差額 - - - - - - - - - - - - -

燃料費調整額についてよくある疑問

燃料費調整額は電力会社によって違う?

新電力会社(=小売電気事業者)の8~9割ほどは、大手電力会社と同一の燃料費調整単価を各地域ごとに採用しています。
また、ハルエネやエフエネ、グランデータなどのように”電源調達調整費””市場調達調整費”などといった名目で独自の調整単価を採用している企業もあります。(外資系や光〇信グループ傘下の新電力会社に多く見られます)
当サイトの調査によると、このような独自の調整単価を採用している小売電気事業者は今のところ40~50社程あります。(一般向け低圧電灯プランの場合)

燃料費調整額のない電力会社はありますか?

ごくわずかですが、東京電力エナジーパートナーのアクアエナジー100のように燃料費調整制度を採用していない新電力プランもあります。

Looopでんき「スマートタイムONE」など、ダイナミックプライシングタイプの市場連動型プランにも燃料費調整額の加算はありません。

ただし、そういったプランは今のところ全体の1%未満にとどまります。

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そもそも燃料費調整額って何?

日本では発電するための化石燃料(天然ガスや原油)をほぼ100%輸入に頼っています。
その輸入価格は経済情勢の変化や為替レートによって常に変動しています。

そうした避けようのない価格変動分を電気料金に反映するために、燃料費調整制度による毎月ごとの単価調整が政治的に認められています。

こうた
燃料費調整単価は当月の3ヶ月前から5ヶ月前の平均燃料価格(石炭・天然ガス・原油)をもとに算出されているよ。
清水
ちなみに自由化前からある規制料金メニュー(従量電灯A/B/Cおよび低圧電力など)に関しては、燃料費による値上げに上限が設定されています。
あわせて読みたい関連記事

燃料費調整額の上限って何ですか?

世界情勢などで火力発電の燃料価格が大幅に上昇した際の一般市民への影響を和らげるために、燃料費調整単価の算出には一定の上限が設けられています。
※基準燃料価格の1.5倍が平均燃料価格の上限として算定されます(下限はありません)
上限に達した場合、それ以降の燃料費調整単価の値上がりはストップします。
平成28年(2016年)4月以降は、旧一般電気事業者の小売部門みなし小売電気事業者の特定小売供給約款における契約種別ごとの料金算定式に上限が設定されています。
こうた
なんだかややこしいね。
みなし小売電気事業者の特定小売供給約款における契約種別ってなに?
清水
簡単にいうと、昔からある地域電力会社の「従量電灯A/B/C」「低圧電力」を指します。
新自由料金メニューや深夜電力などには上限は適用されないことも多いので気をつけてください。

燃料調整費 今後の見通しは?

日本の発電事業者は世界各地の産油国と長期契約を結ぶことで安定した燃料調達を実現しています。
そのため他国の値動きと比べれば日本の燃料費調整額の値上がりはまだ(ゆる)やかな方ではあるものの、中国やアメリカをも巻き込む脱炭素ムーブメントの影響もあって石炭や原油の価格は世界的に高止まり傾向にあります。
燃料費調整単価は2023年初旬には峠を越えた感も見られますが、今後は値下げと値上げを繰り返しつつ、緩やかに値上がりしていくことも考えられるでしょう。
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POSTED COMMENT

  1. ひろ より:

    中部電力以西の電力会社のHPに記載されている単価と異なるところが多い。

    • sfp より:

      コメントありがとうございます。
      上記のコメントをいただき、あらためて当サイトのページおよび各電力会社の公式HPを照らし合わせて確認しましたが、とくに異なる点は見られませんでした。

      おそらくですが、15kWhまで(もしくは10kWhや11kWhまで)の燃料費調整額と、15kWh(もしくは10kWhや11kWh)を超える1kWhあたりの燃料費調整単価との”読み違い”をされているのではないでしょうか?
      ご確認お願い致します。

  2. さきたん より:

    TEPCOの場合ですが、昨年9月以降上限値を超えてますが実際に支払った額は上限値とは関係なくそのままです。例えば、昨年12月分だと11.92¥/kWh分を徴収されています。上限の5.13\/kWhを支払えばいいのではないでしょうか。何の為の上限値なのでしょう。また、今年1月分は12.99\/kWhのままで国の電気料金激変緩和措置の7\/kWhの減額が他のどこにもないのですが、これだと電力会社が国と家庭からの二重どり
    になりませんか

    • sfp より:

      さきたんさん、コメントをお寄せいただきありがとうございます。

      「≫何の為の上限値なのでしょう。」

      これは当ページの目次③「燃料費調整額の上限って何ですか?」
      https://sfplan.jp/npc/elect-price/adjustment#b4
      でも説明しているように、
      「世界情勢などで火力発電の燃料価格が大幅に上昇した際の一般市民への影響を和らげるため」です。

      ただ、この上限制度は特定小売供給約款における契約種別(従量電灯A/B/Cなど)に限られており、オール電化プランなどの自由料金メニューには残念ながら適用されません。
      元からそういう契約内容になっていますので、お気持ちは分かりますがこれは致し方ないでしょう。

      それと電気ガス料金激変緩和措置における国の補助金は、1月検針分(12月使用分)からではなく2月検針分(1月使用分)から適用されます。

      一部の新電力会社では”使用月”と”検針月”が同じケースもあるため少々ややこしいのですが、どの小売電気事業者を利用していても、補助金の適用は1月使用分から9月使用分までと決まっています。

      ですから国と家庭からの二重どりにはなっていませんので安心してください。

  3. さきたん より:

    早速のご回答ありがとうございます。2月検針からということなので納得できました。

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