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当サイトの回答
非常用電源としてポータブル電源を検討する際には、どういった電気製品をどのくらいの時間稼働させたいのか? あらかじめ想定しておくことが重要です。
近年はアウトドア目的だけでなく、災害における停電時の非常用電源としてもポータブル電源が注目されています。
これはポータブル電源の「蓄電容量」や「定格出力」がどんどん大きくなっていることも一つの要因です。
ポータブル電源は原則として、その「定格出力」のW数よりも大きな消費電力(W数)の家電品を稼働させることはできません。
しかし先ほどの動画で紹介されている最新モデル「Jackery 2000 Pro」は定格出力が2,200Wにも上るため、消費電力1,100Wを超える電子レンジやルームエアコンでも利用できます。
ただ、注意したいのはこの製品の「蓄電容量」は2,160Wh(約2.1kWh)しかないという点です。
WhやkWhと言ってもピンとこないかもしれませんので日本円に換算すると、最上級モデルのJackery 2000 Proでも63円分の電気しか貯められません。
もちろん消費電力の小さな家電品なら、それなりに長時間もちますので非常用電源として役に立たないわけではありません。
たとえばJackery 2000 Proは電気毛布1枚は約30時間、扇風機1台なら72時間(3日間)稼働させることもできます。
ですが1人暮らしならともかく、2~3人以上の家庭で非常用電源としてのパフォーマンスを期待しすぎるのは禁物です。
蓄電容量2.1kWh程度のポータブル電源1台で、一般家庭の日常生活をカバーするには役不足でしょう。
ポータブル電源本体と太陽光パネル6枚のセット価格は76万8千円にもなりますから、かなり高価なお買い物ですよ。(ポータブル電源本体は28万5千円)
計画停電や災害時の非常用電源としてポータブル電源と太陽光パネルのセットに80万円もかけるくらいなら、10kWh以上の家庭用蓄電池を設置した方が目的に叶います。
10~15kWhの家庭用蓄電池は工事費等込みで150~200万円ほどの費用がかかりますが、政府や自治体の補助金制度を活用し、単価の安い時間帯に充電した電気を普段使いすれば、ある程度の経済的メリットも期待できます。(実質100万円を切ることも可)
また、家庭用蓄電池ではなく電気自動車とV2Hシステムを導入するのも良いでしょう。
戸建て住宅なら太陽光パネルの無料設置PPAサービスも検討できます。
回答が長くなりましたが、非常用電源を検討する際には、どういった電気製品をどのくらいの時間利用できるようにしたいのか? あらかじめ想定した上でそれに見合った電源を選びましょう。
(※)電気毛布または扇風機などを1日ほど稼働
あまり安価な製品の場合、携帯電話の充電や照明くらいにしか使えず、安物買いの銭失いになる可能性もあります。
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