2021年度の単価と旧単価を比較
この記事は2021年3月に投稿した過去の情報です
3月24日、経済産業省より2021年度の再生可能エネルギー発電促進賦課金の単価が発表されました。
2021年5月から来年2022年4月までの再エネ賦課金の単価は、1kWhあたり3.36円で確定したようです。(全国共通)
2021年度の賦課金単価は、1kWh当たり3.36円と決定しました。目安として一ヶ月の電力使用量が260kWhの需要家モデルの負担額を見ると年額10,476円、月額873円となります。引用元:経済産業省HP
小売電気事業・都市ガス小売事業・太陽光発電事業・家庭向け蓄電池販促事業などの広報を担当 |
ちなみに2020年度(2020年5月から2021年4月まで)の再エネ賦課金単価は2.98円/kWhなので、昨年と比較すると今年度は大幅な値上げになりました。
買取期間 | 再エネ賦課金単価 | 標準家庭(月間電気使用量260kWh)における負担額 |
---|---|---|
2012年5月~2013年4月 (平成24年度) |
0.22円/kWh | 【月額】57円 【年額】684円 |
2013年5月~2014年4月 (平成25年度) |
0.35円/kWh | 【月額】91円 【年額】1,092円 |
2014年5月~2015年4月 (平成26年度) |
0.75円/kWh | 【月額】195円 【年額】2,340円 |
2015年5月~2016年4月 (平成27年度) |
1.58円/kWh | 【月額】410円 【年額】4,920円 |
2016年5月~2017年4月 (平成28年度) |
2.25円/kWh | 【月額】585円 【年額】7,020円 |
2017年5月~2018年4月 (平成29年度) |
2.64円/kWh | 【月額】686円 【年額】8,232円 |
2018年5月~2019年4月 (平成30年度) |
2.9円/kWh | 【月額】754円 【年額】9,048円 |
2019年5月~2020年4月 (令和元年度) |
2.95円/kWh | 【月額】767円 【年額】9,204円 |
2020年5月~2021年4月 (令和2年度) |
2.98円/kWh | 【月額】774円 【年額】9,288円 |
2021年5月~2022年4月 (令和3年度) |
3.36円/kWh (最新単価) |
【月額】873円 【年額】10,476円 |
電気代に含まれる再エネ賦課金の金額は?
再生可能エネルギー発電促進賦課金は、毎月の電気代に含まれて請求および徴収されてはいるものの、電力会社の電気料金とは別に課金されている、言わば”税金”です。
「標準家庭における負担額」とは、ひと月に使用する電力量を260kWhと仮定した上での金額になっており
1人暮らしの方なら、この仮定の金額はもっと少なくなりますが
(月100~200kWh前後、ひと月分の負担額は336円~672円)
2~3世帯同居の大家族などは、反対にもっと多くなるでしょう。
(月350~500kWh以上、ひと月分の負担額は1,176円~1,680円以上)
また、世帯人数が少なくても、オール電化住宅だと電力使用量は多くなりがちです。
冬場になれば、3人世帯でも電力使用量1,000kWhを超えるケースもあります。
(月1,000kWhだと、ひと月分の負担額は3,360円!)
夜間の単価が安いからといって、おかまいなしに電気を使っていると、税金(再エネ賦課金)の負担がどんどん大きくなるので気をつけましょう。
再エネ賦課金を含めないシミュレーションに注意!
各電力会社のホームページには他社との電気料金を比較できるシミュレーションサービスがあります。
ですが、新電力会社やオール電化を勧めてくる業者の電気料金シミュレーションの多くは「再エネ賦課金」と「燃料費調整額」を計算に含めていません。
彼らは電気料金の安さを強調したいのでしょうが、そういった不誠実なシミュレーション結果を信じても、実際に支払う電気代はその結果よりも高くなるケースがほとんどです。
WEB上で電気料金シミュレーションを勧められても「それは本当に実際の電気代を計算・反映しているのか?」 前もって確認しておきましょう。
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