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2023年の再エネ賦課金はどうなる?
正確には、「太陽光・風力・水力・地熱・バイオマス」のいずれかで発電した電気を一般送配電事業者などが一定期間・一定価格で買い取るための費用の一部を、”再生可能エネルギーの固定価格買取制度(通称:FIT)”にもとづき電気の消費者から広く平等に集めるための賦課金です。
「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」は、再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定価格で一定期間買い取ることを国が約束する制度です。
電力会社が買い取る費用の一部を電気をご利用の皆様から賦課金という形で集め、今はまだコストの高い再生可能エネルギーの導入を支えていきます。経済産業省 資源エネルギー庁HPより抜粋
再エネ発電所が減ったってこと?
世界的なエネルギー価格の上昇や円安などの影響で、どうやら2023年はこれまでとは異なる値動きになりそうです。
再エネ賦課金の総額=買取費用ではなく、買取費用 - 回避可能費用なんだよね。
回避可能費用はずっと10円未満だったんだけど、昨年末から15円を超えてる。
今年の賦課金は3.4円/kWhだけど、このままだと来年は2.5円/kWhになる可能性がある。 pic.twitter.com/0Mm95Vi9Bt— Naoki 🇺🇦🇯🇵 (@methane) June 27, 2022
再エネ賦課金単価の算定方法について
※毎年3月末頃に新単価の発表があり、4月使用分より適用されます
22年度 | 21年度 | 20年度 | 19年度 | 18年度 | |
---|---|---|---|---|---|
①再エネ賦課金の1kWhあたり単価 | 3.45円 | 3.36円 | 2.98円 | 2.95円 | 2.9円 |
②再エネ電気の買取費用 | 4兆2,033億円 | 3兆8,434億円 | 3兆8,478億円 | 3兆5,833億円 | 3兆694億円 |
③広域機関の事務費 | 17億円 | 3億円 | 3.2億円 | 3億円 | 2.9億円 |
④回避可能費用など | 1兆4,609億円 | 1兆1,448億円 | 1兆4,774億円 | 1兆1,546億円 | 6,971億円 |
⑤再エネ電気の販売量 | 7,943億kWh | 8,036億kWh | 7,967億kWh | 8,237億kWh | 8,184億kWh |
回避可能費用とは
再エネ電気の買取費用と回避可能費用のかんたん解説
回避可能費用について詳しく説明しようとすると難解な話になりますので、より正確な情報を知りたい方は経済産業省 資源エネルギー庁の資料などをあわせて参考にしてください。
一般送配電事業者は再エネ電気を40円/kWhで買い取る義務(FIT制度)があるけど、それを市場(JEPX)等に流すと以前は約10円/kWhでしか売れなかったので、差額の30円/kWhを再エネ賦課金で補填していた。
— N|電気代&ガス料金比較アドバイザー (@taizo1974) March 23, 2023
だけど去年のJEPXでは平均25円/kWhで売れたから、差額の補填は15円/kWhで済んだという仮のお話。
エネルギー高騰で回避可能費用が大幅アップ!?
実際はフタを開けてみないと分からない
(※)売れば売るほど逆に赤字になること
いまFIT買取平均単価が33円、回避可能価格が22円なので、回避可能価格が更に1.5倍高騰しないと0にはならない計算でした。なので単価が下がるのはほぼ確実としても、0近くは言い過ぎでした。 https://t.co/YGwQtJWS2u
— 電力太郎 (@Electric_taro) July 20, 2022
再エネ電気を選ぶ人が増えると賦課金は安くなる
足立区ではアクアエナジー100やさすてな電気などの再エネ100電力に切り替えると、3ヶ月以上の継続利用で2万円の協力金がもらえるようです。
初年度とその次年度の申請で計4万円のゲットも可能とのこと。https://t.co/dQpIULDpEi
東京都の各区は太っ腹だねぇ◎— N|電気ガス料金比較アドバイザー (@taizo1974) October 31, 2022
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