マンションやアパートなど賃貸住宅に引越しするときに、
「不動産会社から案内された電力会社やガス会社に申し込まなければいけないの?」
といった疑問を持つ方も多いようです。
千葉県に引っ越します。
入居手続きに関する項目に電力会社Pintでんきと書いてあるのですが、東京電力にすることはできないのでしょうか?
- 電気は(原則として)自由に選べる(何度でも変更可)
- ガスは都市ガスなら自由に選べる(何度でも変更可)
- プロパンガスは賃貸物件では選べない(変更不可)
ただし、例外となるケースもあるため、以下の3点をご確認ください。
小売電気事業・都市ガス小売事業・太陽光発電事業・家庭向け蓄電池販促事業などの広報を担当 |
高圧一括受電の電気契約になっていませんか?
マンションなどの集合住宅において、低圧電力よりも単価の安い電気を得るために、集合住宅全体で結ぶ高圧電力の電気契約を「高圧一括受電」といいます。イメージとしては、マンションのオーナーや管理組合が、電力会社から単価の安い電気をまとめて購入して、マンション住民それぞれにその安い電気を分け合うといったカタチになります。
一括受電ではないのに電力会社を指定されたら?
一括受電の物件ではなかったとしても、管理会社や大家さんがその地域の大手電力会社または大手ガス会社などを指定してくるケースもあります。
考えられる理由としては
管理会社や大家さんの立場からすると、借り手によくわからない小売電気事業者と契約したまま退去されてしまうと、元の電力会社に戻す際にどこと契約していたのかを調べるのが一苦労になってしまう
といったこともあるでしょう。
電気やガス会社の指定があるときは物件の契約前に不動産会社から重要事項として説明があるはずです。
その説明を受けていなければ、指定の会社と契約する義務はありませんが、余計なトラブルを避けるためにも管理会社または大家さんに確認しましょう。
常識的なところであれば(変更は)問題ないという回答が返ってくると思います。
あらかじめ指定されてはいるものの、どうしても別のところに変えたいといった場合には、管理会社または大家さんとの相談・協議が必要です。
黙って他社に変更すると後で揉める原因にもなりますので気をつけてください。
「知り合いから何度も頼まれていることもあって、出来れば変えたいのですが」といった風に、大家さんに聞いてみれば角が立つこともないでしょう。
聞いたことのない販売会社を紹介されたら?
大手電力会社や大手ガス会社ではなく、聞いたことのない販売会社であったり、〇〇〇でんきとか〇〇ガスなどといったプランを案内されたときは注意が必要です。
管理会社(不動産会社)は無責任に「大手より安くなりますよ」などと紹介してきますが、じつは1人暮らしには割高になるケースがよくあります。
あわせて読みたい関連記事そういったところは電力使用量が多くないと安くはならなかったり、安くなったとしてもせいぜい月10円~100円程度。
にもかかわらず契約手数料がかかったり、解約時に高額な解約手数料を請求されることもあります。
新電力会社の中には悪質な事業者もあるので注意
悪質なケースでは、申し込み前には解約違約金はかからないと言ってたのに、実際には解約手数料を徴収していたこともありました。
解約違約金はかかりません。
ですが解約手数料は発生します。
このような恥知らずなことを言う悪徳事業者も実際に存在します。
管理会社から案内されたからといって、疑いもせずに契約ごとを行うのは禁物です。
どうしてもそこを選ばないといけないのか? あらかじめ確認しておきましょう。
また、解約違約金や契約手数料などがないことも書面で確認し、手数料が発生するようなところとの契約はできるだけ避けてください。
不動産会社もしょせん紹介手数料目当ての仲介屋でしかなく、本当に優れた販売店を案内してくれることはほとんどありません。
電気や都市ガスは、面倒でもきちんと選んで自分自身で手続きするのがベストです。
不動産会社や引っ越し業者などから電気やガスの会社を案内されたら、契約する前にインターネットで評判をチェックしてみましょう。
代理店や紹介業者の甘い言葉はくれぐれも鵜呑みにはしないように。
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なお、同じ住所地で別の電気ガス事業者に変更する場合、契約中の電力会社にわざわざ解約の連絡をする必要はありません。
今は経済産業省のスイッチング支援システムのおかげで、新しく切り替えたい電気ガス会社に申し込みをするだけでOK!
解約手続きなどの必要作業はすべて申し込み先の新たな電気ガス会社が代行する仕組みになっています。