つい先日、当サイト宛てに「ビジでん」という新電力に関する口コミをお寄せいただきました。
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実際に寄せられた口コミの内容
【利用した電力会社】ビジでん(テレマーカー)
【電気料金の満足度】★1
【その他サービス満足度】★1
株式会社クレディセゾンからの請求書が解りにくく預金残高不足のため支払いできず、解約させられました。
最後の請求が高いため、連絡したところ二箇所の違約金として¥19000の支払いを請求されました。
支払いがない旨の連絡は一斉無く、いちいち連絡などしてられないと言われました。
不親切で顧客の不利益を無視するひどい会社だと思いました。
安くなるはずの電気代が最後になって凄く高いものになってしまいました。
テレマーカーの光回線に変えて、良い会社だと思っていたのに、絶望しました。
結局、私が安易に信用してしまった事が発端ですが、これで気を付けようと思いましたが、少し遅かったです。
(中略)
ビジでんからの契約解除もいきなりで他の電気会社を急いでさがさなければならず、僅かな日数しかなかったので、日本テレコムの電気を使ってます。
こちらは自宅の電気です。自分が悪いのですが、腹が立ちました。
テレマーカーの人に文句は言いましたが、無理ですよね。反省してます。
2020年08月03日 静岡県 60代女性 自営業
【利用した電力会社】ビジでん(テレマーカー)
【電気料金の満足度】★1
【その他サービス満足度】★1
一言で言えば『詐〇』
現在使用している電力会社より従量電灯、低圧共に5%安くなると営業かけておいて信じて使っていたのですが、最近のあまりにも電気料の高さに東北電力に問い合わせてみたところ同月で従量電灯B 50A契約で
東北電力 約¥13000
ビジでん 約¥19000
低圧電力
東北電力 約¥24000
ビジでん 約¥40000
安いどころか本当に詐〇です、使ってる方は即解約すべきです。
近日電源調達調整費の導入により規約変更になるので、もっともっと高額になります。
早めに解約、通常の電力会社に変える事をお薦めします。
2023年05月11日 佐藤さん 宮城県 50代男性 自営業
・・・口コミの内容から推測する限りでは、
ビジでん(テレマーカー)側にも不寛容なところがあるようで、とくに一方的な契約解除で19,000円もの違約金を請求するところには気味の悪さを感じえません。
筆者の私見ではありますが、国民の生活インフラを担う電気供給事業者としての矜持は持ち合わせていないようにも思えます。
小売電気事業・都市ガス小売事業・太陽光発電事業・家庭向け蓄電池販促事業などの広報を担当 |
ビジでんの新電力サービスを調査してみたところ・・・
以前から、当サイト内の検索で「ビジでん」や「ビジネス電気」「テレマーカー」の評判を調べる人もチラホラありましたので
これを機会にビジでんのサービス内容について調査したところ、次の3つのデメリットが判明しました。
- 電気契約の解約手数料が高いビジでん(ビジネス電気)の解約条件は利用客側に不利な内容で、解約手数料も高く(10,450円)しかもHP上での表記には不誠実な姿勢が見られます
- 電気料金はさほどお得ではないビジでんの電気料金は旧大手電力の規制料金メニューから3%または5%の割引でしかありません
- 運営元のテレ・マーカーの営業行為には悪評が多い株式会社テレ・マーカーは代理店ビジネスによく見られるゴリゴリの営業スタイルのようでWEB上では膨大な数のクレームや不評の声が見つかります
電気契約の解約手数料が高い
ビジでんの電気契約はどれも2年契約になり、契約満了日以外に解約すると10,450円の解約手数料を請求されます。
それは初回契約時だけでなく2年後に契約更新をした場合でも同様です。
ビジでんは契約満了日以外に解約すると必ず解約手数料が発生する契約内容になっています。
実際には対象外になることが多い??
ビジでんのHPを見ると「よくある質問」に解約金のことが書かれてはいますが・・・
これは決して自社サービスのことを指しているわけではありません。
わざわざ他社の事例を案内しているだけで肝心の自社サービスの解約手数料については一切触れておらず、記載もありません。
こういった紛らわしい表示は消費者庁が定めるところの有利誤認表示(不当表示の一種)に該当する疑いもあるでしょう。
解約手数料や違約金について自社HP上に表示する際に、自社ではなく他社の契約内容に関することを表記する手法
これはいわゆるネット回線事業系の新電力によく見られます。
筆者はこれまで250社以上の新電力を調査してきましたが、
ネット回線事業系以外の新電力では(たとえばガス販売事業系や総合商社系の新電力などでは)そのような不誠実な表記を見たことはありません。
電気料金はさほどお得ではない
ビジでんの電気料金メニューには、以下の3つがあります。
- 家庭用電灯ビジでんプラン
- 業務用電灯ビジでんプラン
- 動力ビジでんプラン(低圧電力)
どのプランも旧大手電力の規制料金メニューから3%または5%割引になる程度で、
電力使用量が多い需要家にとっては、それほどお得なプランではありません。
関東・関西・東北・九州・北海道・中国・四国 |
---|
・旧大手電力会社の規制料金メニューと比べて、基本料金と従量料金部分が約5%割引
・低圧電力については基本料金のみ5%割引(従量料金は割引なしの同額)
|
中部・北陸 |
・旧大手電力会社の規制料金メニューと比べて、基本料金と従量料金部分が約3%割引
・低圧電力については基本料金のみ5%割引(従量料金は割引なしの同額)
|
例えば旧大手電力の従量電灯プランで月の電気代が1万円だとすれば、ビジでんはそこから300円または500円しか安くなりません。
しかし他の格安新電力なら1,000円~1,300円以上、つまりビジでんより約3倍もお得になります。
CDエナジーダイレクト |
東京ガス |
Looopでんき |
大阪ガス |
オクトパスエナジー |
TOKAIでんき&ガス |
シン・エナジー |
東邦ガス |
月間電力使用量が少ない需要家にはおトク??
家庭用の従量電灯で月200kWh(約5,000円程度)以下の場合には「割引率」で見ればビジでんの方が他社より優位になることもあります。
しかし5,000円の電気代から5%割引になったところで「割引額」はわずか250円です。
それにビジでんに変更すると旧大手電力の口座振替割引(毎月55円割引)は無くなるため、実際には200円も安くなりません。
その程度の割引額は解約手数料で帳消しどころかマイナスになってしまいます。
運営元のテレ・マーカーの営業行為には悪評が多い
「ビジでん」(別名称「ビジネス電気」)は北海道に本社を置く株式会社テレ・マーカーという企業が手掛けている新電力サービスです。
テレ・マーカーの事業内容は多岐にわたり、電気小売事業の他にも「プラチナ光」という通信回線の販売事業やビジネスパートナー事業(コンサル事業のようなもの?)などを手掛けているようです。
上記の企業情報をご覧いただくとテレ・マーカーという会社は子会社が9社、支店や営業所は全国に数十か所もあるなど、かなり大規模な企業です。
しかし、インターネットでその評判を調べてみると驚くほど数多くのクレームや不評の声が見つかります。
ツイッターで「テレマーカー」を検索すると・・・
ツイッターでちょっと検索しただけでも、たくさんの悪評が見つかりました(その中の一部を紹介します)↓↓↓
テレマーカーのコールセンターは、嘘ばかり。
— 疑問。 (@n_u_n_u_n) July 15, 2020
テレマーカーってとこから電話あったんだけど(過去に何度も迷惑電話してきてる)、今回はNTTから指令を受けてセキュリティ対策のことで来店したいとのこと…
NTTとは関係ないはずなのに、まして、何故うちのオーナーの本業知ってるんだ?
どっかで流出してない?— あさりんご🍎 (@ClamsApple) July 8, 2020
株式会社テレマーカーの営業が詐欺師と一緒
初めに女性からの電話で
「営業ではなく、なんの手続きもなしに3月からNTT西日本の基本料金が変わりますのでご報告になります。改めてNTT西日本の担当者から確認の電話が入ります」とのこと。
確認電話も実はテレマーカー😳
NTT西日本に問合せたら結局詐欺😡— ノンねぇʕ๑ɷ๑ʔ (@non_neee) February 28, 2020
株式会社テレマーカーの営業電話が詐欺レベルで酷い
NTTとの契約でこちらが既に申し込みをしているような言い分で契約を進めてくる😠— Rugu@仙台Vloger (@RuguLog) February 3, 2020
テレマーカーあと何回断ったら電話してこんくなる?いい加減対応するのもめんどい。
— すちゃん (@szk0911) February 21, 2019
電話番号の口コミ検索サイトを見てみると・・・
電話番号の口コミ検索サイトにも、やはり膨大な量のクレームが寄せられています。
≫電話番号の口コミ検索サイト(テレマーカーの詳細情報)はこちら
上記の口コミ情報サイトでは株式会社テレマーカーへの苦情の声が2015年から2020年にかけて180件以上も掲載されています。
なお、あらかじめ断っておきますが、この記事はテレ・マーカーという企業を不当に評価するために書いているわけではありません。
あくまでも「ビジでん」という新電力サービスを調査した際の事実のみを掲載しています。
ビジでんをお勧めできない3つの理由
- 電気料金は大して安くないとくに1人暮らしの方などは旧大手電力の口座振替割引(▲55円)分も安くならないことがよくある(=電気代は前よりも高くなる)
- 必ずと言っていいほど「解約手数料」がかかるハルエネやj:com、オプテージなどでは解約手数料だけでなく初回契約時の手数料(3,000円~3,500円)まで請求される
- 営業や顧客対応の際の苦情やクレームが比較的多く見つかる
そして、上記の3つの理由は冒頭に紹介した「ビジでんの3つのデメリット」にもそのまま当てはまります。
- 電気契約の解約手数料が高いビジでんの解約条件は利用客側に不利な内容で、解約手数料も高く(10,450円)しかもHP上での表記には不誠実な姿勢が見られます
- 電気料金はさほどお得ではないビジでんの電気料金は旧大手電力の規制料金メニューから3%または5%の割引でしかありません
- 運営元のテレ・マーカーの営業行為には悪評が多い株式会社テレ・マーカーは代理店ビジネスによく見られるゴリゴリの営業スタイルのようでWEB上では膨大な数のクレームや不評の声が見つかります
訪問営業や電話営業は相手にしてはいけない!
ビジでんを含め、ネット回線事業系の企業が手掛ける新電力サービスは代理店などを使って訪問販売や電話営業を積極的に行っています。
これまでに「電気代が安くなりますよ」といったような電話を受けたことがある人は相当な数に上るでしょう。
しかしながら電話営業や訪問営業などで、あなたのご家庭に合った電力会社やより安い料金プランをお勧めできるような代理店は、ただの1件も存在しません。
電力会社の代理店とかが訪問してきたり乗り換えで安くなるなどといった電話があっても、なるべく相手にしない方がご自身のためです。
電気料金の比較サービスを利用しましょう
本当に電気代がお得になる新電力プランは電気料金の一括比較シミュレーションを利用しないと判断は難しいのが実際です。
そういったシミュレーション比較で上位表示されない=「大して安くならない電力会社」が代理店などを使って訪問営業や電話営業をしています。
ですから国民生活の3大インフラの一つである電力会社の変更はアカの他人には頼らずに、なるべくご自身の手で申し込むようにしましょう。
新電力への申し込みはインターネットが簡単かつ安心
新電力への切り替えがブームとなっている今では、電話での営業や近所のお店の知り合いなどから勧誘を受ける機会もあるでしょう。ですが、そういった勧誘の元は代理店や媒介業者による場合が多いため、契約期間中に解約すると違約金が発生したり、本家である小売電気事業者のキャンペーンが適用されなかったり、さらには初めに聞いていた話と違う、、などなど何かしらのトラブルがあることも少なくありません。電話勧誘による申し込みやセールスマンの訪問勧誘などの場合は8日間ないし20日間のクーリング・オフ制度が適用されますが、
そもそも初めから解約違約金などのない電力会社を選びさえすれば、いつでも無条件で別の電力会社に変更することはできますので、
やはり新電力の申し込みはインターネットまたは電話で、各公式サイトから直接ご自身の手で申し込みをするのが、簡単でトラブルもなく一番良い方法です。
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なお、同じ住所地で別の電気ガス事業者に変更する場合、契約中の電力会社にわざわざ解約の連絡をする必要はありません。
今は経済産業省のスイッチング支援システムのおかげで、新しく切り替えたい電気ガス会社に申し込みをするだけでOK!
解約手続きなどの必要作業はすべて申し込み先の新たな電気ガス会社が代行する仕組みになっています。