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小売電気事業・都市ガス小売事業・太陽光発電事業・家庭向け蓄電池販促事業などの広報を担当 |
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こうた
「CDエナジー」っていう新電力のCMを最近よく見かけるけど、、
そんな新電力会社、前からあったっけ??
清水
唐沢寿明さんと福原遥さんのCMですね。
CDエナジーダイレクトは中部電力と大阪ガスの共同出資で2018年に誕生した新電力会社です。
あのCMのおかげで知名度もずいぶん上昇しているみたいですよ。
これってどうなの?ほんとに安いのかな?
電気料金や都市ガス料金の安さだけでいうと5段階評価で星3つくらいですけど、、
ポイント還元とかもありますし、電気とガスのセット契約で0.5%割引になりますから星4つといったところですかね。
いま現在、東京電力エナジーパートナーの従量電灯B/CやスタンダードS/L、東京ガスのずっともガスなどを利用されている方には、CDエナジーはよりおトクな乗り換え先としてオススメできますね。
CDエナジーダイレクトの主なメリットまとめ
CDエナジーと東京電力EPの電気料金比較表
CDエナジー「あなた電気(ベーシックでんきB/C、ファミリーでんき)」と、東京電力エナジーパートナー「スタンダードS/L」の両プランの単価を比較してみましょう。↓
区分 | CDエナジーダイレクト | 東京電力EP スタンダードS/L |
ベーシックでんき | ファミリーでんき |
---|---|---|---|---|
10A あたりの基本料金/月 | 276.9円 (東電比 6.2%安) |
276.9円 (東電比 6.2%安) |
295.24円 | |
1kWhあたりの電力量単価 | 月120kWhまで | 29.9円 (東電比 0.3%安) |
月300kWhまで定額料金 (10,085.2円) ※1kWhあたり33.62円 |
30円 |
月121~300kWhまで | 35.59円 (東電比 2.7%安) |
36.6円 | ||
月300kWh超 | 36.5円 (東電比 10.3%安) |
35.59円 (東電比 12.5%安) |
40.69円 | |
燃料費調整単価 (9月検針分) |
1kWhにつき -10.37円 |
1kWhにつき -10.37円 |
1kWhにつき -10.37円 |
|
ポイント還元 | 電気料金100円につきカテエネポイント1P付与(注2) | くらしTEPCO webのログインで50P付与(毎月1回) | ||
都市ガスセット割 | 電気とガスどちらの料金も0.5%割引(注3) | 毎月110円引き | ||
その他サービス | 生活まわりの駆けつけサポート、2親等以内の家族ポイント割サービスなど | 生活まわりの駆けつけサポートの他、会員サイト「くらしtepco」内で多彩なサービスあり |
(注2)再生可能エネルギー発電促進賦課金はポイント付与対象外。セット割引の適用がある場合は割引後の料金がポイント付与の対象になります。なお、ポイントを受け取るためには家庭向けWEB会員サービス「カテエネ」にログインし、利用客情報の登録が必要です。
(注3)電気ガス料金それぞれの基本料金と従量料金から0.5%割引(燃料費調整額を除く)
上の表を見てわかるように、CDエナジーのベーシックでんきやファミリーでんきの基本料金と電力量単価は、東京電力エナジーパートナーのスタンダードS/Lや従量電灯B/Cよりもお得に設定されています。
具体的な金額ではいくら安くなる?
CDエナジーの電気代は具体的にいくら安くなるか?
次の比較表をご覧ください。
次の比較表をご覧ください。
CDエナジー(ベーシックでんき)はいくら安くなる?
アンペア数と電力使用量 | 東電EP(従量電灯B/C)との差額 |
---|---|
20アンペア (単身世帯) 月100kWhの場合 |
CDエナジーの方が 月額 47円 安い |
30アンペア (1~2人世帯) 月200kWhの場合 |
CDエナジーの方が 月額 148円 安い |
30アンペア (2~3人世帯) 月300kWhの場合 |
CDエナジーの方が 月額 249円 安い |
40アンペア (3~4人世帯) 月400kWhの場合 |
CDエナジーの方が 月額 687円 安い |
50アンペア (4~5人世帯) 月500kWhの場合 |
CDエナジーの方が 月額 1,124円 安い |
60アンペア (5~6人世帯) 月600kWhの場合 |
CDエナジーの方が 月額 1,561円 安い |
10kVアンペア (事業所など) 月700kWhの場合 |
CDエナジーの方が月額 2,054円 安い |
15kVアンペア (事業所など) 月800kWhの場合 |
CDエナジーの方が月額 2,564円 安い |
(注2)2023年11月検針分の差額です
(注3)CDエナジーの電気料金には燃料費調整単価に上限はありませんが、東電EPの従量電灯B/Cの調整単価には上限が設定されているため、輸入燃料価格の高騰によって上限を超えた場合にはCDエナジーの電気料金は東電・従量電灯B/Cと比べて割高になる場合もあります
5段階評価で3か4って言ってたけど、けっこう安くなるじゃん!
これってポイント還元サービスや電気ガスセット割引分も含めたら、かなりお得なんじゃないの??
そうですね。
CDエナジーダイレクトは他社との連携や新しい取り組みにも積極的ですし、これからも注目すべき新電力の一つではあるでしょうね。
【PR】電気ガス引っ越しおすすめBEST8
CDエナジーダイレクト |
東京ガス |
Looopでんき |
大阪ガス |
オクトパスエナジー |
TOKAIでんき&ガス |
中部電力ミライズ |
東邦ガス |
CDエナジーの電気契約 5つの注意点
CDエナジーダイレクトは比較的若い世帯層をターゲットにしている模様で、「ベーシックでんき」や「ファミリーでんき」の他にも多彩な電気料金メニューを選べます。
- シングルでんき
- ポイントでんき
- エンタメでんき
- よしもとでんき
- KODOMO新聞でんき
- J01でんき
ですが、これらはホームページですごくお得なようにアピールされているものの、あまり過剰な期待は禁物です。
たとえば「シングルでんき」の単価設定は、じつは東京電力の従量電灯Bとまったく変わりません。
ん?どゆこと??
① シングルでんきやポイントでんきの注意点
シングルでんきとポイントでんきの単価設定は、ベーシックでんきやファミリーでんきと違って東京電力EPより安くはないんですよ。
CDエナジーダイレクトの「シングルでんき」と「ポイントでんき」の基本料金と電力量単価は、どちらも東京電力EPの従量電灯Bと同額なので、電気代自体はベーシックでんきやファミリーでんきよりも高くなるケースがほとんどです。
電気料金単価の比較表
区分 | シングルでんき ポイントでんき |
東京電力EP 従量電灯B |
|
---|---|---|---|
10Aあたりの基本料金/月 | 295.24円 | 295.24円 | |
1kWhあたりの電力量料金 | 120kWhまで | 30円 | 30円 |
121~300kWhまで | 36.6円 | 36.6円 | |
300kWh超 | 40.69円 | 40.69円 | |
燃料費調整単価 (9月検針分) |
1kWhにつき -10.37円 |
1kWhにつき -10.37円 |
|
備考 | ・シングルでんきは毎月の料金から100円割引 ・ポイントでんきはひと月の電気代に応じて1%~最大6%のポイントを還元(dポイント・楽天ポイント・Tポイントを選べます) | 口座振替割引(▲55円) |
(注)実際の電気代にはどちらも電力使用量(kWh数)に応じて再生可能エネルギー発電促進賦課金が加算されます
なるほどね。
ポイントでんきの料金は東京電力と同額だけど、その代わりにポイントで還元するってことか。
そういうことです。
あと、シングルでんきは30アンペア以上でしか契約できません。
1人暮らしだと20Aでも十分足りるケースも多いですから、シングルでんきにすると電気代が割高になってしまうこともあります。
それにシングルでんきには毎月100円の割引があるとはいえ、東京電力から乗り換えると口座振替割引(▲55円)は無くなります。
つまり実質的なおトク額は45円になります。
じゃあ、「エンタメでんき」とか「よしもとでんき」は?
これもやっぱり何か裏があるの??
② エンタメでんきやよしもとでんきの注意点
「エンタメでんき」や「よしもとでんき」の単価設定にも、やはり気をつけるべきことがあります。
※「よしもとでんき」は2023年1月27日をもって新規受付を終了しました
区分 | CDエナジー エンタメでんき |
東京電力EP 従量電灯B |
||
---|---|---|---|---|
基本料金/月 | 10A | 685.23円 | 295.24円 | |
15A | 823.68円 | 442.86円 | ||
20A | 962.13円 | 590.48円 | ||
30A | 1,239.03円 | 885.72円 | ||
40A | 1,515.93円 | 1,180.96円 | ||
50A | 1,792.83円 | 1,476.2円 | ||
60A | 2,069.73円 | 1,771.44円 | ||
1kWhあたりの電力量料金 | 120kWhまで | 29.9円 (0.3%安) |
30円 | |
121~400kWhまで | 35.91円 (1.9%~11.7%安) |
121~300kWhまで | 36.6円 | |
300kWh超 | 40.69円 | |||
400kWh超 | 40.69円 | |||
燃料費調整単価 (9月検針分) |
1kWhにつき -10.37円 |
1kWhにつき -10.37円 |
||
ポイント還元 | 電気の基本料金と電力量料金の合計額100円につきカテエネポイント1P付与(燃料費調整額を除く) | 口座振替割引(▲55円) |
(注)実際の電気代にはどちらも電力使用量(kWh数)に応じて再生可能エネルギー発電促進賦課金が加算されます
上の表からもわかるように、エンタメでんきやよしもとでんきの月間400kWh超の単価は東京電力EPの従量電灯Bと同額です。
CDエナジーのホームページには40A契約の400kWh/月で年間8,340円安くなる、といった試算結果もありましたが、、↓
(※)下記画像はCDエナジーダイレクトHPより引用
じつは、この「8,340円/年」がお得額の最大値であり、それ以上は割安になりません。
「エンタメでんき」や「よしもとでんき」の場合、月間400kWhを超える従量単価はベーシックでんきやファミリーでんきよりも割高になるので、どれだけ多くの電気を使っても、それ以上はお得にならないんですよね。
③ Amazonプライムや大阪チャンネルは無料ではない!?
ホームページには「Amazonプライムや大阪チャンネルの年会費はCDエナジーが負担」と記載されていますので、年会費が無料になると勘違いする人もいますが、、、
じつは毎月の基本料金はベーシックでんきよりも約300円~400円ほど割高になりますから、けっきょく利用客が年会費を支払っているようなものなんですよ。
え~!?そうなんだ!?
毎月300~400円ってことは普通に年会費払うのと変わらないじゃん。。
④ 途中解約時には手数料も発生する
「エンタメでんき」と「よしもとでんき」は途中解約すると、契約終了月までの残月数×400円(よしもとでんきは415円)の金額に相当する解約金を支払わなければいけません。
(注)よしもとでんきは2023年1月27日をもって新規申込受付を終了し、1年目の契約期間の満了後にはベーシックでんきBにプラン変更されます
ベーシックでんきとAmazonプライム(年会費5,900円)または大阪チャンネル(年額4,980円)を、個別に契約したとしても、実際の支払い額はほとんど変わりません。
わざわざ使い勝手の悪いセット契約をすることもないでしょう。
⑤ メールの開封忘れに要注意!
あと、Amazonプライムの更新コードは毎年メールで送られますが、迷惑フォルダに紛れて開封を忘れたり、メールを削除したりしてしまうと、2度と再発行はしてくれません。
そういったリスクもありますので気をつけてください。
『電気と〇〇の同時加入でお得!』といったセット販売は、顧客に離脱されないようにしたり、他社との価格競争に巻き込まれないようにするための、電力会社やガス会社などの戦略でもあります。メリットだけでなくデメリットもあることを踏まえた上で、あまり複雑な契約はしないように注意しましょう。
CDエナジー電気料金プランの特徴まとめ
最後に、CDエナジーの電気料金プランの特徴をそれぞれ分かりやすく一覧表にしてみました。
ベーシックでんきB/C |
・3段単価のオーソドックスな従量電灯プラン
・基本料金と電力量料金の単価設定は、どれも東京電力の従量電灯B/CやスタンダードS/Lより安い(参照)
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---|---|
ファミリーでんき |
・毎月300kWh以上の電気を使っている需要家向け
・300kWhまでの従量料金は定額制(10,085.2円)
・300kWh超の単価はベーシックでんきよりも0.91円/kWh安い
【参考記事】ファミリーでんきは本当にお得?メリット&デメリットを徹底解説!
|
スマートでんき |
・オール電化住宅向け時間帯別電灯プラン(1時~6時までの電力量単価が安い)
・基本料金と従量料金の単価設定は東京電力EPのスマートライフS/Lと同じ
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シングルでんき |
・基本料金と電力量単価は東京電力EPの従量電灯Bと同額設定
・毎月100円割引あり
・20A以下の契約は不可
|
ポイントでんき |
・基本料金と電力量単価は東京電力EPの従量電灯Bと同額設定
・毎月の電気代に応じて1%~6%のポイント付与
|
エンタメでんき |
・基本料金は東京電力EPの従量電灯Bと比べて約300円~400円強ほど割高(割高になる金額は契約アンペア数によって異なります)
・400kWhまでの電力量単価は東京電力EPの従量電灯Bよりも安い(参照)
・400kWh超の電力量単価は東京電力EPの従量電灯Bと同額
|
よしもとでんき | |
KODOMO新聞でんき |
・基本料金は東京電力EPの従量電灯Bと比べて約290円~380円強ほど割高(割高になる金額は契約アンペア数によって異なります)
・3段階の電力量単価は、どれも東京電力の従量電灯BやスタンダードSより安い(参照)
|
【お得①】すべてのプランで電気料金100円ごとにカテエネポイント1P付与サービスあり
(注1)再生可能エネルギー発電促進賦課金はポイント付与対象外、セット割引の適用がある場合は割引後の料金がポイント付与の対象になります。(注2)ポイントを受け取るためには家庭向けWEB会員サービス「カテエネ」で利用客情報を登録する必要があります。
【お得②】電気と都市ガスのセット利用にすると、それぞれの基本料金と燃料費調整額を除く従量料金が0.5%割引になります
(注3)スマートでんきはガスセット割の適用対象外、ゆかぽかガスとはつでんガスは電気セット割の対象外です。(注4)実際の電気料金やガス料金は毎月ごとに更新される燃料費調整額や原料費調整額によって変動します。
他社の燃料費調整単価や原料費調整額単価がCDエナジーダイレクトと異なる場合(たとえば上限単価が適用されるなど)他社との電気代の差額は縮まる、または逆転する可能性もありますので予めご了承ください。
あわせて読みたい参考記事【完全解説】CDエナジーダイレクトの電気&ガスプランを徹底比較!
こちらはCDエナジーダイレクトのCMメイキング映像です↓↓↓
キャラ沢さんと福原遥ちゃんの掛け合いが面白いですよ♪
CDエナジーダイレクトの主なメリット
- ベーシックでんきやベーシックガスの基本料金と従量単価は、東京電力のスタンダードS/Lや東京ガスのずっともガスよりお得 ※参照(電気、ガス)
- 大阪ガスと中部電力が母体となる超優良企業
- ポイント還元サービスや生活まわり駆けつけサポートも充実
- 電気とガスどちらもセット割(0.5%)適用あり ※参照
- 解約違約金や契約手数料もなく(一部プランを除く)安心して利用できる
(市場連動型ではないので急な値上がりの心配もなし)
(※)切り替えの申し込み手続きはWEBサイトから5分ほど完了します(平均申し込み時間から算出)。
もし切り替えた後に気に入らないことがあれば、いつでも無条件で元の電力会社に戻すこともできます。
もし切り替えた後に気に入らないことがあれば、いつでも無条件で元の電力会社に戻すこともできます。