電気代節約

家電ごとに電気代がわかる『ワットチェッカー』購入前の注意点

電気代チェッカーイメージ
普段そんなに電気は使っていないはずなのに、どうにも電気代が高い気がする・・・。
”どうして電気代が高くなるのか?原因を知りたい”
そういった人は意外と多いようで「ワットチェッカー」が思いのほか売れています。
(ワットチェッカーは消費電力や電気代などの測定器の通称で「電気代チェッカー」「ワットモニター」「節電チェッカー」などとも呼ばれています)
使い方は超カンタン!ワットチェッカー

ワットチェッカーは家電のコンセントと電源の間に挟むだけで、家電の電力消費量や電気代などを確認できるお役立ちアイテムです。

電気代の見直しの際にはやみくもに節約に走るよりも、まずはどういった家電品が電気をたくさん消費しているのか?を知っておくことも大切です。

清水
実際に使ってみると意外な事実を発見できたりもして面白いですよ。
お子さんのいる家庭なら教育の一環として生活の中に取り入れてみると、子どもの好奇心をくすぐります。

ワットチェッカー購入前に気をつけたいこと

ワットチェッカーには様々なタイプがあり、付属機能によって1,500円~8,000円程度の価格差があります。

一般向けのワットチェッカーは大体どれもAC100V/15A、最大電力1500Wまでとなっており、コンセント差込口の形状でいうと以下のような画像のものに対応しています。

家庭用100Vコンセント口

↑ どの家庭にも見られる普通のコンセント口

ワットチェッカーはこれらのコンセントで使用するパソコンやドライヤー、扇風機、テレビ、空気洗浄機、冷蔵庫といった家電品の電力消費量や電気代などを計測できます。

20アンペア用のコンセントでは使用不可

なお、20アンペアや200ボルト用のコンセントではワットチェッカーは使用できません。
コンセント差込口の形状でいうと以下のような画像のものが該当します。

20アンペア用コンセント口

このコンセント口を使用する家電品と100V/15Aのワットチェッカーを無理に接続すると、思わぬ事故や火災につながりますのでご注意下さい。

コンセントがない家電品は計測できない

天井の埋め込み照明などのようにコンセント接続ではない家電品にはワットチェッカーを接続できないため、当然ながら消費電力の計測もできません。

色んな種類があって迷ってしまうけど・・・

ワットチェッカーには家電品の消費電力だけでなく、電気料金やCO2消費量を確認できるものもあります。

また、USBコネクタで接続できたりスマホやタブレットとBluetooth接続できるものもあれば、5W未満の微小電力でも計測できるワットモニターなど、様々なタイプの商品があります。

様々なワットチェッカー

企業などでデータ収集を目的とするなら高機能の方が良いかもしれませんが、一般家庭でそこまで機能にこだわる必要はないでしょう。

筆者の体験上、家電品の消費電力もしくは電気代を確認するだけなら1,500~2,000円くらいのもので充分です。

販売元で言うと『サンワサプライ』『リーベックス』のワットチェッカーに人気が集まっているようです。

ちなみに筆者もリーベックスの節電エコチェッカーET30Dを持っています。

(葉っぱのボタンがかわいいですね)
リーベックスの節電エコチェッカー
ただ、これはコンセント口が1つしかないため、家電品も一度に1つしか計測できません。
「パソコン」「携帯の充電」「扇風機」「テレビ」など、複数の家電品の消費電力を一度にチェックしたい方には、こちらのワットメーターをお勧めします↓↓↓

販売価格は4,000円前後とややお高めですが、これなら何個もワットチェッカーを購入する必要はありません。

エアコンには使えないって本当?

単相200Vのルームエアコンに100V/15Aのワットチェッカーは使えません。
ただし100V/15Aのコンセント付きルームエアコンには問題なく利用できます。

コンセント接続のルームエアコン
その際にはなるべくエアコン用のワットチェッカーを利用しましょう。
エアコン用ワットチェッカーには使用電力が1,500Wを超えると警報(ブザー)がなる機能も付いています。

ちなみにこのエコキーパーEC100Aは液晶画面が大きくて見やすく、人が近づくとライトアップもしてくれます。

先に紹介したリーベックスの節電エコチェッカーは文字が小さくかなり見えにくいので、視力の良くない方にはこちらの方が断然おすすめです。

エアコン用といっても専用というわけではなく、それ以外の家電品も問題なく測定できます。

エコキーパーEC100Aは消費電力や1時間あたりの電気料金、積算使用量などのほかにCO2排出量も表示されます。

一つだけデメリットとして、この商品は電気料金の単価を1kWhあたり22円の設定から変えることができません。

そのため表示される電気代はあくまでも参考程度にして、正確な電気料金は消費電力から算出しましょう。

家電品の消費電力から電気代がわかる電気代計算シミュレーター

ちなみにリーベックスやサンワサプライのワットチェッカーは1kWhあたりの単価も自由に設定できます。どちらも一長一短ですね。

1kWhあたりの電気料金単価はいくら?

電気料金の単価は、お住まいの地域や利用する電力会社の料金メニューによって異なります。

月間の使用量に応じて単価が3~10段階で変動する料金メニューもあれば、基本料金のある(または無い)メニューなど様々な料金体系があるため、実際の電気料金から「平均単価」を算出する必要があります。

各電力エリアごとの平均単価(1kWhあたりの目安単価)はこちらのページを参考にどうぞ。⇒ 電力エリア別(地域別)1kWhあたりの目安単価

ワットチェッカーおすすめランキングBEST3

色んなワットチェッカーがあるため、一体どれが良いのか悩んでしまいますが、やはりサンワサプライやリーベックスの商品が人気のようです。

ただ、筆者が色々と使用してみた感じでは機能性よりも文字や各種データの”見やすさ”を重視した方が良いのでは?とも思っています。

そこで人気だけでなく視認性や使いやすさなどを考慮した上で、おすすめのワットチェッカーBEST3をご紹介しますので購入前の参考にして下さい。

ワットモニター(サンワサプライ)
サンワサプライ|ワットモニター
サンワサプライのワットモニターは価格と機能性のバランスが他のどの商品よりも優れています。
5W未満の微小電力は測定できないワットチェッカーも多い中、こちらの商品は最低0.3Wから測定でき、待機電力などもチェックできます。
販売価格は1個2,000円前後と比較的安く、消費電力や電気代だけでなくCO2排出量も測定できるほか、液晶画面が大きく文字も見やすいところもポイントです。
電気料金の単価も自由に設定でき、利用中の電力会社により沿った電気代を確認できます。
消費電力メーター付4個口テーブルタップ(CELSUS)
消費電力メーター付4個口テーブルタップ
複数の家電品の消費電力を計測したい場合、通常ならその分だけワットチェッカーが必要になります。
ですがこちらの商品(CELSUS JH-M504W)はコンセントの差込口が4つ付いており、同時に最大4つの家電品の消費電力を測定できます。
ただし表示されるのは消費電力だけとなっており、電気代やCO2排出量の表示はありません。
(※)消費電力さえ測定できれば、実際の電気代はWEB上の計算シミュレーターで算出できます
国内製造品ということで人気があり、コンセント口が2つまたは6つとなるタイプも販売されています。
エコキーパーEC100A(カスタム)
エアコン用エコキーパーEC100A
エコキーパーEC100Aはエアコン用ワットチェッカーです。(他の家電品の測定も可能です)
瞬時電力、積算電力量、1時間あたりの電気代、積算電気代、CO2排出量の5つを計測できます。(ただ、残念ながら電気料金の単価設定は22円から変更できません)
本体のサイズはやや大きめで、実際に設置してみると思ったよりもスタイリッシュな雰囲気です。
人が近づくと液晶画面がライトアップもされるため、測定値がかなり見やすく、瞬時電力が1,500Wを超えるとブザーがなる安全装置も付いています。
エコキーパーEC100Aでは10W未満の測定はできませんが、ほとんどの家電品の消費電力は10W以上ありますので実用性に特に問題はないでしょう。(ただし携帯電話の充電などは測定しきれないケースもあります)
イメージ画像
この記事の監修担当
SFP

新エネルギーメディア事業部 編集班
小売電気事業・都市ガス小売事業・太陽光発電事業・家庭向け蓄電池販促事業などの広報を担当

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