旧式のアナログ電力メーターからスマートメーターに変わってから、なんとなく電気代が高くなったような気がします。
電力会社に問い合わせても異常は見られないと言われました。
ネットで調べるとスマートメーター関連のトラブルや火災事故などもあるそうですが、本当に信頼できるものなのでしょうか?
この記事の監修担当
小売電気事業・都市ガス小売事業・太陽光発電事業・家庭向け蓄電池販促事業などの広報を担当 |
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回答および解説
スマートメーターが誤作動を起こす確率はかなり低い方なので、あまり疑心暗鬼にはならない方が良いとは思いますが、、、
スマートメーターも機械である以上、何かの拍子に故障することはあるでしょう。
※スマートメーターの耐用年数は一般的に10年とされています
また、そのデータは人が処理や管理をしていますので、どんなに対策を講じてもトラブルはつきものです。
事実、スマートメーター関連のトラブルはこれまでも数多く報告されています。
スマートメーターのトラブル事例
2021年6月 九州162戸でスマートメーターの不具合による電気温水器の停止
2021年1月 auでんきの電気使用量が100倍に誤表示
2020年 東京電力エリアで9万台のスマートメーター交換
2019年 東京電力エリアで27件のスマートメーター発火事故
2019年 東京電力エリアで9,000台のスマートメーター施工ミス
2018年 個人家庭のスマートメーターの読み違いによる過大請求
2016年 東京電力エリアでスマートメーターの読み違いによる誤請求
スマートメーター関連のトラブルって、けっこうたくさんあるんだね。
このようにトラブル事例を並べると、とても信頼できないと思われるかもしれません。
ただし、これらは数千万世帯以上ある中でのわずかな事例であって、実際にはスマートメーターは99・9%以上の世帯で問題なく機能しています。
トラブルに遭遇する確率はかなり低いので、故障や誤作動ばかりを疑っても物事は解決しません。
電気代が急に高くなったような気がした場合、まずは「どの時間帯に電気をたくさん使用しているのか?」を確認しましょう。
スマートメーターのおかげで家庭の電気の使用状況も”見える化”でき、どの電化製品が電気を多く使用しているのか?も判断しやすくなっています。
小売電気事業者(≒電力会社)のマイページ上では、30分または1時間毎の電力使用量を確認できます。
(注)利用中の小売電気事業者によっては時間ごとの電気使用量を確認できないところもあります
なるべく小まめに電気の使用状況をチェックしていれば、急に電気代が上がっても、それがスマートメーターの故障なのか?
そうではなく、他の要因なのか?も判別できるはずです。
毎日チェックすることで節電意識が自然と向上して無駄な消費も減りますし、
中部電力ミライズ(カテエネ)のように毎月マイページを確認するだけでポイントがもらえることもありますよ。(2022年3月まで)
電気代は外気温の変化にも大きく影響される
エアコンや電気給湯器などの消費電力や使用量は「外気温」に大きく影響されます。
一般的に冬の電気代がもっとも高くなり、その次が夏になります。
冬の電気代は春秋と比べて平均1.5倍~1.7倍以上になるのが実際です。
東京の月別電力需要データ
電気代って夏が一番高くなるって思ってたけど、実際には冬の方が高いんだね。
日常の気温の差が大きくなるほど、電気代にも大きな差が生じますからね。
そういったところも考慮しましょう。
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