新電力を利用している人は今後の値上げに注意!
他社との吸収合併や倒産だけでなく、小売り電気事業から撤退する企業まで現れるほどに。。。
そうした中で私たちが気をつけなければいけないのが、新電力各社も次々と値上げを発表し始めているという事実です。
小売電気事業・都市ガス小売事業・太陽光発電事業・家庭向け蓄電池販促事業などの広報を担当 |
2022年3月以降に「値上げ」を発表している新電力会社
(2022年4月~9月におけるリサーチ情報)
- 楽天でんき6月1日より、プランSおよびプランMが値上がりし、燃料費調整単価の上限もなくなりました。
さらに11月1日以降は燃料費調整額ではなく市場連動型の調整額が加算されるようになります。
⇒ のりかえ先のご案内(要注意)
各地域の大手電力会社の従量電灯プランと比べて月額で2,000円~5,000円以上の割高になります(一般家庭における平均的な電気使用量での試算です)※九州電力エリアに限り、今のところ12月以降の料金は(九電よりも)安くなることもあります - グランデータ(ONEでんき・エコ得でんきなど)
(要注意)
月間の電気使用量に応じて月あたり数千円以上割高になる可能性大※ABEMAでんき、どうぶつでんき、UTでんき、ドアーズでんき、モダでん、島根でんき、ONLYでんき、アレコでんき、くらしのでんき、シティネットでんき、シンプルでんき、ハッピープラン、ファミリープラン、ベーシックプラン、ONEでんき、その他のプランもすべて契約内容が変更になります(Twitterなどで”グランデータ”を検索してみてください) - エフエネ(カルガモでんきなど)8月1日より、コンビニエンスストア請求書各種⼿数料が値上げされます
エフエネ独自の電力調達調整費の高騰にもご注意ください(Twitterなどで”エフエネ”を検索してみましょう) - HTBエナジー9月検針分より毎月の電気料金に独自の電力調達調整費が追加されます
2022年10月以降の電気代の急な高騰にご注意ください - 香川電力
(要注意)
仕入調整費の計算式がかなり複雑なため具体的な値上がり額はハッキリしませんが、今後の相当な値上がりの可能性は間違いありません - 和歌山電力
(要注意)
電源調達費調整単価が公開されていないため(4月6日現在)具体的な値上がり額はハッキリしませんが、今後の値上がりは間違いありません - くこくエネルギー(旧熊本電力・旧オンブレナジー|フラワーペイメント)
- Japan電力5月15日より従量電灯プランの電力量単価が5%~24%ほど値上がりしています。
また、9月より電気供給約款が変更され、独自の燃料費調整制度と契約解除料(3,000円)が追加されます。 - サステナブルエナジー6月1日より従量電灯プランの電力量単価が15%前後ほど値上がりし、さらに7月1日以降は電力市場(JEPX)価格に連動した電源調達費調整額が別途加算されます※北海道と東京電力エリア以外の低圧電力プランは基本料金が値上がりしています
- Looopでんきおうちプランとビジネスプランは6月1日より電力量単価が約5%~20%の値上げ、動力プランとオール電化住宅向けのスマートタイムプランは8月1日より値上がりしています。
また、2022年12月以降の上記プランはすべて市場連動型プランに移行します。 - アストでんき(アストマックスエネルギー)7月検針日以降、ブライトプランとスマートプランおよび基本料金ゼロプランの電力量単価が数%~20%以上値上がりしています※フリープランは料金改定の対象外
- 0円でんき(株式会社オカモト)8月1日以降、ファミリープランと事務所・飲食店向けプランの電力量単価が0.4%~10.4%値上がりしています(中国・四国エリアは変更なし)
また、燃料費調整単価の上限がなくなり、途中解約時の違約金(3,000円)が追加されました - 親指でんき(株式会社ユビニティー)8月1日以降、いいねプランA・B・C、わんにゃんプラン、わんにゃんプラン+、日曜から夜更かしプラン、ゲームプラン、ビューティープランHome、ビューティープランBizの電力量単価が1kWhあたり2円(いいねプランCは1円)値上がりしています
- スマ電(株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ)8月検針分より、スマ得ホームプランの基本料金が100円~300円値上がりしています
- AIでんき(株式会社パワー・オプティマイザー)8月検針分より、家庭用と法人用の従量電灯プランの電力量単価が1kWhあたり1.3円~2.5円値上がりしています
- そらエネでんき(株式会社スマートテック)9月1日より、各プランの電力量単価の値上げと燃料費調整制度の適用および上限単価の撤廃が実施されています
各地域の大手電力10社の低圧電力および従量電灯A/B/Cは、燃料費調整制度における上限に到達していることから、今後(2022年10月以降)の値上がりの心配はありません。
ただし、各社の一般向け自由料金メニューには上限単価の適用はないため値上がりの影響を受けることになります。
具体的には以下の電気料金メニューは今後も値上がりが予想されます。
楽天でんきやグランデータは利用客もかなり多いため注意
楽天でんきもグランデータも、どちらも電気代が安くなると信じて乗り換えた人たちがほとんどのはずです。
現時点で楽天でんきを契約している一般家庭はおよそ35万件前後、グランデータも20万件を超えると推定されますが、両社の電気代は大手電力会社と比べてかなり割高になってしまう可能性大です。
安くなると思って新電力に変えたのに、逆に地域電力よりも大幅に高くなってしまうようでは目も当てられません。
他の電力会社への切り替えを申し込んでも、実際に切り替わるまでは早くても10日~最大40日ほど待たなければいけないため、面倒がらずに少しでも早く手続きすることが大事です。
手続き自体はインターネットから10分程度で済み、もちろん費用はかかりません。
今のうちに他社への切り替えを済ませておきましょう。
安心して乗り換えできる新電力プラン【PR】
中部・東海エリアのおすすめ
※コミュファ光のお得なキャッシュバックキャンペーンも!
熊本電力やエルピオでんきの突然の営業終了により、次の格安新電力をお探しの方も多いと思います。
・・・しかし、現在の電力業界はかなり不安定です。
せっかくのゴールデンウイークに再び面倒ごとが起こるリスクを避けるなら「安さ」よりも「安定経営」を重視しましょう。https://t.co/TtHW0McC2d— 新電力比較NPCプラン (@npc_npc50513874) March 26, 2022
小売電気アドバイザー的な立場からすると、これまで一度でも電気料金プランの変更をしたことがある人は、今は従量電灯A/B/Cに戻すことを検討した方が良い、と言うだけなんだけど
電力会社全体を見て考えると健全とは言えないから、なかなか難しい。— N (@taizo1974) August 29, 2022
電気ガス料金比較シミュレーターのご案内
CDエナジーダイレクト |
東京ガス |
Looopでんき |
大阪ガス |
オクトパスエナジー |
TOKAIでんき&ガス |
シン・エナジー |
東邦ガス |
大阪ガスも10月1日から上限撤廃ということでしょうか??
https://home.osakagas.co.jp/electricity/price/
はしぽん様コメントありがとうございます。
そうですね、大阪ガスの公式プレスリリース等にある通り、約款上では10月1日から燃料費調整額の算定における上限設定はなくなります。
実際の電気料金に反映されるのは11月検針分からになります。
下記ページでは(今のところ)上限のある新電力を一覧にしていますので参考にどうぞ。↓
https://sfplan.jp/npc/news/limit-price