「サーキュレーターって電気代がかかる?」「つけっぱなしにしたら月いくらになる?」と気になっている方に向けて、この記事ではサーキュレーターの電気代を1時間・1日・1か月の目安で整理し、扇風機・エアコンとの比較、エアコンとの併用による節約効果まで解説します。 サーキュレーターの電気代は1か月つけっぱなしにしても500〜900円程度で、エアコン単体と比べると圧倒的に安い家電です。正しく使えばエアコンの電気代を下げる効果もあり、上手に組み合わせることで家全体の節電につながります。

サーキュレーターの電気代の目安

まずサーキュレーターの電気代を1時間・1日・1か月の単位で確認しましょう。モーターの種類によって消費電力が異なるため、ACモーターとDCモーターに分けて整理します。

1時間あたりの電気代

サーキュレーターの電気代の計算式は「消費電力(kW)× 電力料金単価(円/kWh)× 使用時間(h)」です。電力料金単価の目安31円/kWhで計算すると次の通りです。

モーターの種類 消費電力の目安 1時間あたりの電気代
ACモーター 約30〜50W 約0.9〜1.6円
DCモーター 約16〜25W 約0.5〜0.8円

1時間あたり1円前後と、家電の中でも最も電気代が安い部類に入ります。エアコンの1時間あたり15〜55円と比べると、その差は歴然です。

1日・1か月あたりの電気代

使用時間別に1日・1か月の電気代の目安をまとめました。

使用パターン ACモーターの電気代 DCモーターの電気代
1日8時間・1か月(30日) 約170〜240円/月 約120〜180円/月
24時間つけっぱなし・1か月 約670〜900円/月 約370〜560円/月

24時間つけっぱなしでも月1,000円を超えることはほとんどありません。長時間使う予定があるなら、消費電力の低いDCモーター搭載モデルを選ぶと1か月で200〜300円程度の節約になります。

風量モード別の電気代の違い

同じサーキュレーターでも、風量によって消費電力は変わります。強モードで使い続けるのではなく、部屋の温度が均一になってきたら弱モードに切り替えると無駄な電力を抑えられます。

風量モード 消費電力の目安 1か月24時間つけっぱなしの電気代
弱モード 定格の約50% 約446円
中モード 定格の約70% 約625円
強モード 定格の100% 約804円

サーキュレーター・扇風機・エアコンの電気代比較

サーキュレーターの安さが実感しやすいよう、扇風機・エアコンとまとめて比較します。用途や目的に合わせて使い分けるヒントにしてください。

サーキュレーターと扇風機の違い

外見が似ているサーキュレーターと扇風機ですが、目的が違います。サーキュレーターは強い直線的な風で部屋の空気を循環させることが目的で、扇風機は広範囲に柔らかい風を送って人が涼むことが目的です。 電気代については、消費電力が近い機種を選べばほぼ同水準です。1か月で数十円程度の差にとどまることが多く、「体に直接風を当てて涼みたい」なら扇風機、「エアコンの効きを良くしたい」ならサーキュレーターという使い分けが基本です。

エアコンとの電気代の差

家電 1時間あたりの電気代の目安 1日8時間・1か月の電気代目安
サーキュレーター(DCモーター) 約0.5〜0.8円 約120〜180円
扇風機(DCモーター) 約0.5〜0.6円 約120円前後
エアコン(冷房・6畳用) 約9〜18円 約2,000〜4,000円以上

エアコンの1か月の電気代がジュース1本分ならサーキュレーターは1か月ジュース1〜2本分、エアコンは1万円超えと、数十倍の差があります。この差を活かし、サーキュレーターをうまく使ってエアコンの電気代を下げることが節電の核心です。

エアコンとサーキュレーターを併用するとどれくらい節約できる?

サーキュレーターの最大の活用法は、エアコンとの併用です。なぜ節約につながるのかを仕組みから理解しておきましょう。

なぜエアコンの電気代が下がるのか

エアコンの冷気は部屋の下側にたまりやすく、暖気は天井付近にたまりやすい性質があります。この温度ムラがある状態では、エアコンが設定温度に達するまでに余計な電力を消費します。サーキュレーターで空気を循環させると温度ムラが解消され、エアコンの設定温度を冷房で1〜2℃高く、暖房で1〜2℃低く設定しても快適さを保ちやすくなります。 環境省の発表によると、エアコンの冷房設定温度を1℃上げると約10%の節電効果が期待できます。月の電気代が10,000円なら1,000円の節約、これにサーキュレーターの電気代(月200円前後)を引いても、差し引き800円程度のプラスです。

冷房・暖房それぞれの置き方

サーキュレーターの効果は置き場所と向きで大きく変わります。季節に合わせた正しい配置を覚えておきましょう。

季節別の正しい置き方
  • 冷房時:エアコンのそばの床にエアコンを背にして設置し、やや上向きに風を送る。床にたまった冷気を循環させて部屋全体に行き渡らせる
  • 暖房時:エアコンの対角線上の床にエアコンと向かい合うように設置し、天井に向けて風を送る。天井にたまった暖気を下に循環させる

サーキュレーターとエアコンを併用した場合の電気代目安

エアコンと同時使用の場合でも、サーキュレーターの消費電力は非常に小さいため、トータルの電気代への影響はわずかです。

使用方法 1か月の電気代目安
エアコン(冷房)のみ 約11,160円
エアコン(冷房)+サーキュレーター 約12,000円(サーキュレーター分の840円が加算)
エアコン(暖房)のみ 約11,520円
エアコン(暖房)+サーキュレーター 約12,000円前後(サーキュレーター分が加算)

数字だけ見ると「サーキュレーター分が増えている」ように見えますが、設定温度を1〜2℃緩和できればエアコン側の消費電力が10%前後下がるため、トータルではプラスになる計算です。

サーキュレーターをエアコン以外でも活用する

サーキュレーターはエアコンとの併用だけでなく、さまざまな場面で電気代の節約に役立ちます。季節を問わず使い続けることで、1台の元は十分に取れます。

部屋干しの乾燥時間を短縮する

雨の日や花粉の季節に部屋干しをすると、乾くまでに時間がかかり生乾き臭の原因にもなります。サーキュレーターを洗濯物に向けて風を当てると乾燥時間が大幅に短縮でき、浴室乾燥機を長時間使わずに済む分、電気代を抑えられます。

室内の換気・カビ予防

梅雨時期や結露の多い冬は、空気がよどむと壁や窓にカビが発生しやすくなります。サーキュレーターを窓に向けて外気と室内空気を入れ替えるように使うと、換気効率が上がり、除湿機やエアコンの除湿運転への依存を減らせます。

電気代を根本から下げるなら電力会社の見直しも

サーキュレーターを上手に使っても、電力料金単価そのものが高ければ節約効果には限界があります。電力会社を切り替えることで、サーキュレーターやエアコンを含めた家庭全体の電気代を下げられる可能性があります。

Looopでんき|日中在宅でエアコンとサーキュレーターをよく使う方に

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サーキュレーターの電気代に関するよくある質問

サーキュレーターの電気代についてよく寄せられる疑問に答えます。

サーキュレーターはつけっぱなしにしても大丈夫?

電気代の観点では、1か月24時間つけっぱなしにしても800〜900円程度(ACモーター・強モードの場合)と、家電の中でも非常に安い部類です。DCモーター搭載モデルならさらに安く、1か月500円以下に収まることが多いです。連続使用前提なら、省エネ性能の高いDCモーターモデルを選ぶのがおすすめです。

ACモーターとDCモーター、どちらを選べばいい?

長時間使う・つけっぱなし運用が多い方はDCモーターがおすすめです。消費電力が少なく静音性も高いため、就寝時や長時間稼働に向いています。本体価格はACモーターより高い傾向がありますが、長期的に使えばランニングコストで元が取れます。一方、使用頻度が少ない方や価格を抑えたい方にはACモーターで十分です。

扇風機とサーキュレーター、どちらが節電になる?

電気代そのものは同程度ですが、エアコンとの組み合わせによる節電効果はサーキュレーターのほうが高くなります。エアコンの設定温度を緩和することでエアコン側の消費電力が下がるため、エアコンを使う季節は「エアコン+サーキュレーター」の組み合わせが最も節電効果が高い選択です。直接風を当てて涼みたいなら扇風機、部屋全体の空気を均一にしたいならサーキュレーターという使い分けが基本です。

効果的な置き場所は?

冷房時はエアコンのそばの床に、エアコンを背にして上向きに設置します。暖房時はエアコンの対角線上の床にエアコンと向かい合うように設置し、天井に向けて風を送ります。どちらも人に直接風が当たらない向きに調整することが快適さのポイントです。

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