「食洗機って便利そうだけど電気代が心配」「手洗いのほうが結局安いんじゃないの?」と迷っている方に向けて、この記事では食洗機の電気代を卓上型・ビルトイン型別に整理し、手洗いとのトータルコスト比較、電気代を抑える使い方まで解説します。
結論として、食洗機は電気代だけ見ると手洗いよりかかりますが、水道代まで含めたトータルでは食洗機のほうが年間2万円以上安くなるケースが多いです。キッチン家電に限らず家全体の電気代を見直したい方は、auでんきのような料金が安定した電力会社への切り替えも選択肢になります。

食洗機の電気代の目安

食洗機には卓上型とビルトイン型の2種類があります。それぞれの電気代を確認しましょう。

卓上型食洗機の電気代

卓上型はサイズ展開が豊富で、世帯人数によって電気代に幅があります。

サイズ 1回あたりの電気代 1か月(1日1回)の電気代
1人用(コンパクトモデル) 約7.1円 約213円
4〜5人用(大型モデル) 約23.9円 約717円

ビルトイン型食洗機の電気代

ビルトイン型は1回あたり約16.1円が目安で、1日1回の使用なら月額約484円、年間でも約5,878円に収まります。卓上型の4〜5人用(年間約8,724円)と比べると、年間で約2,800円ほど安くなる計算です。

タイプ 1回あたりの電気代 1か月の電気代 年間の電気代
ビルトイン型 約16.1円 約484円 約5,878円
卓上型(4〜5人用) 約23.9円 約717円 約8,724円

大型のビルトイン型は一度に洗える量が多いため、小型の卓上型を複数回回すよりも水と電気の効率がよい傾向があります。新規で導入する場合は、設置工事の手間はかかるものの、長期的にはビルトイン型のほうがランニングコストを抑えやすくなります。

食洗機と手洗い、トータルコストで比較

電気代だけを見ると食洗機のほうが高く感じますが、水道代・ガス代まで含めたトータルコストで比較すると結果が変わります。

手洗いは水道代・ガス代がかさむ

手洗いの最大のコスト要因は「水の流しっぱなし」です。食洗機は庫内に貯めた水を強力に循環させて洗うため、使用する水の量は手洗いの約6〜9分の1程度で済みます。冬場に手洗いでお湯を使う場合は、給湯器で大量の水を温める必要があり、その分のガス代・電気代も上乗せされます。

1回あたりのトータルコスト比較

ビルトイン食洗機の実証データでは、1回あたりの光熱費(電気代・水道代・ガス代の合計)は次のような結果になっています。

洗い方 1回あたりの光熱費
ビルトイン食洗機 約32.0円
手洗い(つけ置き+お湯すすぎ) 約71.2円

手洗いは食洗機の約2.2倍のコストがかかるという結果です。節水を意識して手洗いしている方や、水のみで洗っている方の場合はこの差が縮まりますが、一般的な手洗いの方法であれば食洗機のほうが経済的といえます。

年間の節約効果

あるメーカーの試算では、5人家族が毎日2回食洗機を使用した場合、手洗いと比較して年間で約23,900円も安くなるという結果が出ています。世帯人数や使用頻度によって変動しますが、食洗機の電気代の高さだけを見て「損」と判断するのは早計です。

食洗機の電気代を抑える使い方

すでに食洗機を使っている方、これから購入を検討している方に向けて、電気代を抑えるコツを紹介します。

乾燥機能をオフにして自然乾燥にする

食洗機は洗浄工程よりも乾燥工程で消費電力が大きくなる傾向があります。庫内の扉を開けて自然乾燥に切り替えるだけで、1回あたりの電気代を抑えられます。時間に余裕があるときはこまめに実践しましょう。

まとめ洗いで運転回数を減らす

1日3回に分けて回すより、食器をためて1日2回にまとめるほうが電気代を抑えられます。1日3回を2回に減らすだけで月約717円、年間約8,600円の削減になるという試算もあります。ただし、半分しか入っていない状態で運転すると1回あたりのコスト効率が悪くなるため、なるべく満杯にしてから稼働させることがポイントです。

深夜割引の時間帯にタイマー予約する

時間帯別の料金プランを契約している場合、22時〜翌7時などの深夜割引時間帯に合わせてタイマー予約すると、電力単価を抑えられることがあります。就寝前にセットしておけば、朝には洗浄が完了しています。

世帯人数に合ったサイズを選ぶ

これから購入する場合は、世帯人数に見合ったサイズを選ぶことが重要です。1人用の小型モデルなら電気代も抑えられますが、大家族で小型モデルを何度も回すより、大型モデル1回でまとめて洗うほうが効率的な場合もあります。設置スペースと使用頻度を踏まえて選びましょう。

それでも電気代が気になるなら電力会社の見直しも

食洗機の使い方を工夫しても、契約している電力料金単価そのものが高ければ節約効果には限りがあります。電力会社を切り替えることで、食洗機を含めたキッチン家電全体の電気代を下げられる可能性があります。

auでんき|料金の安定とポイント還元を重視する方に

KDDIグループが運営する全国対応の新電力です。電気料金は大手電力と同水準で変動が少なく、毎月の電気代に応じてPontaポイントが自動でたまります。食洗機のように毎日使う家電の電気代も、ポイント還元で実質的な負担を抑えられます。auでんきはau・UQ mobileユーザーならスマホ代の割引も受けられます。

CDエナジーダイレクト|東京電力エリアで料金を下げたい方に

中部電力ミライズと大阪ガスが50%ずつ出資した東京電力エリア専用の新電力です。基本料金・電力量料金ともに東京電力より安く設定されており、キッチン家電を含めた日々の電気使用量が多い家庭ほど料金差が出やすいです。電気とガスのセット契約でさらに割引も受けられます。CDエナジーダイレクトは東京電力エリアの方におすすめです。

食洗機の電気代に関するよくある質問

食洗機の電気代について、よく寄せられる疑問に答えます。

食洗機は本当に手洗いより得?

電気代だけを比較すると食洗機のほうが高く見えますが、水道代・ガス代を含めたトータルコストでは食洗機のほうが安くなるケースがほとんどです。使用する水の量が手洗いの約6〜9分の1に抑えられることが大きな理由です。

ビルトイン型と卓上型、どちらを選べばいい?

ランニングコストだけで見ればビルトイン型のほうが割安な傾向にあります。ただし卓上型は設置工事が不要で、賃貸住宅でも導入しやすいというメリットがあります。世帯人数・キッチンのスペース・初期費用も踏まえて総合的に判断しましょう。

乾燥機能は使わないほうがいい?

電気代を抑えたい場合は、乾燥機能をオフにして自然乾燥にするのがおすすめです。乾燥工程は消費電力が大きくなりやすいため、時間に余裕があるときは扉を開けて自然乾燥に切り替えると節約になります。

毎日2回以上使っても大丈夫?

使用頻度が多いほど手洗いとの差は開きやすくなります。5人家族が毎日2回使用した場合、年間で約23,900円の節約になるという試算もあります。ただし、食器が少ない状態で頻繁に回すと効率が悪くなるため、まとめ洗いを意識するとさらに節約効果が高まります。