扇風機とエアコンの電気代を比較!扇風機とエアコンを併用すると電気代が下がる理由は?
「扇風機とエアコン、どっちが電気代が安いの?」「上手に組み合わせたら節約できる?」と気になっている方に向けて、この記事では扇風機とエアコンの電気代を具体的な数字で比較し、効率的な使い分けと節約術を解説します。 電気代だけ見れば扇風機の圧勝ですが、扇風機は室温を下げる機能がなく、エアコンの代わりにはなりません。正しく使い分けることで、暑い夏を快適に過ごしながら電気代を抑えるのが最も賢い選択です。
扇風機とエアコンの電気代を比較
まず扇風機とエアコンの電気代の差を具体的な数字で確認しましょう。電力料金単価の目安31円/kWhをもとに計算します。
扇風機の電気代
扇風機はモーターの種類(ACモーター・DCモーター)によって消費電力が異なります。
| モーターの種類 | 消費電力の目安 | 1時間あたりの電気代 | 1日8時間・1か月の電気代 |
|---|---|---|---|
| ACモーター | 30〜50W | 約0.9〜1.6円 | 約216〜384円 |
| DCモーター | 10〜25W | 約0.3〜0.8円 | 約72〜192円 |
24時間つけっぱなしにしても1か月あたり300〜900円程度と、非常に安い家電です。DCモーター搭載機なら、さらに電気代を抑えられます。
エアコンの電気代
エアコンは対応畳数・外気温・設定温度によって消費電力が大きく変わります。
| エアコンの対応畳数 | 消費電力の目安(冷房時) | 1時間あたりの電気代 | 1日8時間・1か月の電気代 |
|---|---|---|---|
| 6畳用 | 約500〜700W | 約15〜22円 | 約3,600〜5,300円 |
| 10畳用 | 約700〜900W | 約22〜28円 | 約5,300〜6,700円 |
| 14畳用 | 約900〜1,200W | 約28〜37円 | 約6,700〜8,900円 |
エアコンの電気代は設定温度や外気温にも大きく左右されます。同じ1日8時間使用でも、猛暑日は消費電力が跳ね上がります。あくまで目安として参考にしてください。
扇風機とエアコンの差は最大で数十倍
扇風機の1時間あたりの電気代が0.3〜1.6円に対し、エアコン(冷房)は15〜37円と、最大で数十倍の開きがあります。1か月の電気代でも扇風機は100〜400円程度、エアコンは3,000〜9,000円以上と差は歴然です。 ただし、この差は単純に「扇風機が得」とは意味しません。扇風機は空気を循環させて体感温度を下げるだけで、室温そのものを冷やすことはできないからです。気温が28℃を超えると熱中症のリスクが高まるため、高温時はエアコンの使用が必要です。
扇風機とエアコンの仕組みの違い
電気代の差が生まれる理由は、そもそもの仕組みが根本から異なるためです。それぞれの働きを理解することで、上手な使い分けができます。
エアコンは「熱を移動させる」仕組み
エアコンの冷房は、室内の熱を冷媒(ガス)を使って室外に排出することで室温を下げます。室温と設定温度の差が大きいほど多くの電力を消費するため、外気温が高い猛暑日ほど電気代がかさみます。この「熱の移動」という作業には大きなエネルギーが必要なことが、消費電力の高さの理由です。
扇風機は「風を起こす」だけ
扇風機は羽根を回転させて風を起こすだけで、室温は変えません。風が体の表面を通過することで汗の蒸発を促し、体感温度が2〜3℃下がったように感じられます。室温を変えるわけではないため、消費電力は圧倒的に少ない一方、外気温が高い日は熱中症を防ぐには不十分です。
扇風機とエアコンを併用すると電気代が下がる理由
「どちらか一方」ではなく「両方を組み合わせる」のが、快適さと節電を両立する最も効果的な方法です。
エアコンの設定温度を1〜2℃緩和できる
扇風機の風が体に当たると体感温度が下がるため、エアコンの設定温度を少し高めに設定しても涼しさを感じられます。環境省の発表によると、エアコンの冷房設定温度を1℃上げると約10%の節電効果が期待できます。月の電気代が6,000円のエアコンなら600円の節約、年間夏季3か月で1,800円の節約につながる計算です。
冷気のムラをなくして冷房効率を上げる
エアコンから出る冷気は部屋の下側にたまりやすく、室内に温度ムラが生まれます。扇風機で空気を循環させることで温度ムラが解消され、エアコンが設定温度に達するまでの時間が短縮され、消費電力を抑えられます。
扇風機とエアコンの効果的な置き方
併用する際の置き方と向きを工夫すると、さらに効果が高まります。
- エアコンの風向きは「水平」に設定する(下向きにすると床の冷気と混ざりにくい)
- 扇風機はエアコンの下に置き、上向きまたはエアコンに向けて設置する
- 扇風機の風が直接体に当たるように調整すると体感温度がさらに下がる
扇風機・エアコンの賢い使い分けの基準
季節や外気温・時間帯に応じて使い分けることが、節電と快適さを両立する鍵です。
外気温28℃未満は扇風機のみでも可
比較的涼しい朝晩や、気温が穏やかな日は扇風機だけで乗り切れることがあります。ただし、体感温度が上がり汗をかく場合や、高齢者・子ども・ペットがいる場合はエアコンの使用が安全です。節電を優先しすぎて熱中症リスクを高めることは避けましょう。
外気温28℃以上はエアコン+扇風機の併用が基本
気温が28℃を超える場面ではエアコンは必須です。扇風機はエアコンの補助として使い、設定温度を1〜2℃高めに設定しながら扇風機で体感温度を補う使い方が最も経済的です。
夜間・就寝時の使い方
就寝時は室温が下がりやすいため、タイマー機能を活用してエアコンを自動でオフにする設定がおすすめです。眠りにつくまでエアコン+扇風機で快適にし、深夜以降は扇風機のみに切り替えると無駄な電力消費を抑えられます。
扇風機の電気代をさらに節約するコツ
扇風機そのものの電気代はもともと安いですが、さらに節約するためのポイントを押さえておきましょう。
DCモーター搭載モデルを選ぶ
新しく扇風機を購入する場合は、DCモーター搭載モデルを選ぶと消費電力をACモーターの半分以下に抑えられます。本体価格はやや高めですが、毎日長時間使う夏場のランニングコストで差が積み上がり、数年で元が取れます。静音性も高く、就寝時にも向いています。
必要ないときはこまめに切る
扇風機は消費電力が小さいため、つけっぱなしでも1か月数百円程度です。しかし部屋に誰もいないときや外出時にこまめに切る習慣をつけることで、年間では無視できない差が出てきます。タイマー機能を活用すれば切り忘れも防げます。
フィルターや羽根を定期的に掃除する
羽根や本体にほこりが積もると空気抵抗が増し、同じ風量を出すのに余計な電力を使うことがあります。月1回程度の掃除で効率を保てます。
電気代を根本から下げるなら電力会社の見直しも
扇風機の節電は効果的ですが、夏場の電気代の大部分はエアコンが占めます。電力会社を切り替えることで、エアコンを含めた家全体の電気代を下げられる可能性があります。
auでんき|料金を安定させながらポイントを貯めたい方に
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Looopでんき|日中在宅でエアコンをよく使う方に
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CDエナジーダイレクト|東京電力エリアで料金を下げたい方に
中部電力ミライズと大阪ガスが50%ずつ出資した東京電力エリア専用の新電力です。基本料金・電力量料金ともに東京電力より安く、エアコンの使用が増える夏場に料金差が出やすいです。CDエナジーダイレクトは東京電力エリアの方におすすめです。
扇風機とエアコンの電気代に関するよくある質問
扇風機とエアコンの電気代についてよく寄せられる疑問に答えます。
扇風機だけで夏を乗り切れる?
外気温が28℃未満で比較的涼しい日や時間帯なら、扇風機だけで過ごせることもあります。ただし28℃を超えると熱中症リスクが高まるため、高齢者・子ども・ペットがいる場合は我慢せずエアコンを使いましょう。扇風機は室温を下げる機能がなく、高温時には単独での使用は危険です。
扇風機とエアコンを同時に使うと電気代が上がる?
扇風機を追加した分は確かに電気代が増えますが、月100〜300円程度です。その代わりエアコンの設定温度を1〜2℃高くできれば、エアコン側の電気代が10〜20%下がります。月6,000円のエアコン代なら600〜1,200円の節約になり、扇風機の電気代を差し引いても十分プラスになる計算です。
DCモーターの扇風機はACモーターと比べてどのくらいお得?
DCモーターの消費電力はACモーターの約半分以下です。1日8時間・夏季3か月の使用で比較すると、年間で100〜200円程度の差が出ます。本体価格の差(2,000〜5,000円程度)を考えると、長期間使い続ける場合はDCモーターの方がランニングコストで元が取れます。静音性が高い点も、就寝時の使用に向いています。
エアコンの送風モードと扇風機はどっちが安い?
エアコンの「送風」モードは冷媒を使わず、ただ空気を送るだけの機能です。消費電力は冷房時より大幅に下がり、扇風機に近い水準になります。部屋がすでに冷えている状態でそれを維持したいときや、夜間の軽い換気には送風モードが役立ちます。ただし室温を下げる効果はないため、基本的には扇風機と同じ使い方です。











