auでんきが高い理由は?急に値上がりした原因と対処法を徹底解説
「最近auでんきの電気代が急に高くなった気がする」
「他社と比べて割高になってない?」
——そう感じている方は少なくありません。
結論から言うと、auでんきの基本料金・電力量料金は地域の大手電力会社とほぼ同水準です。ただし、燃料費調整額に上限がない仕組みや政府補助の終了など、電気代が上がって見える明確な理由があります。
本記事では、auでんきが高いと感じる具体的な原因を整理し、料金の仕組み・他社比較・賢い対処法まで一気に解説します。
auでんきが高いと言われる理由
auでんきの電気代が高く感じられる主な原因は5つあります。
それぞれの背景を正しく理解することで、「本当にauでんきが問題なのか」「それとも外部要因なのか」を切り分けることができます。
① 燃料費調整額に上限がないため
auでんきが高いと言われる最大の理由が、燃料費調整額に上限が設定されていない点です。
燃料費調整額とは、火力発電に使う原油・石炭・LNG(液化天然ガス)などの燃料価格の変動を毎月の電気料金に反映させる仕組みです。世界的に燃料価格が高騰すると、その分だけ電気代に上乗せされます。
auでんきは2022年11月使用分から燃料費調整額の上限を廃止しており、燃料価格が急騰する局面では請求額が大きく跳ね上がるリスクがあります。
| 燃料費調整額の上限 | 高騰時のリスク | |
|---|---|---|
| 大手電力(規制料金) | 上限あり | 低い(一定額以上は上がらない) |
| auでんき(自由料金) | 上限なし | 高い(燃料高騰がそのまま反映) |
ただし、燃料価格が落ち着いている時期は大手電力との差は縮まります。現在の燃料費調整額はauでんき公式サイトで毎月確認できます。
② 再エネ賦課金の単価が上昇しているため
再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)の単価上昇も、電気代が高く感じられる原因のひとつです。
再エネ賦課金とは、太陽光・風力などの再生可能エネルギーの普及を支えるために電気料金に上乗せされる費用で、電力会社に関係なく全国一律で徴収されます。経済産業省が毎年見直しており、近年は上昇傾向が続いています。
| 年度 | 再エネ賦課金単価(1kWhあたり) |
|---|---|
| 2022年度 | 3.45円 |
| 2023年度 | 1.40円(一時的に低下) |
| 2024年度 | 3.49円 |
| 2025年度 | 3.98円 |
auでんきだから高いのではなく、すべての電力会社で同様に上昇しているコストです。使用量が多い家庭ほど影響が大きくなります。
③ 政府の電気代負担軽減策が終了したため
2023年1月から実施されていた政府の「電気・ガス価格激変緩和事業」が2025年9月使用分をもって終了しました。
この支援策では、電気使用量に応じて1kWhあたり数円が自動的に値引きされていました。 補助が適用されていた期間と現在を単純比較すると、同じ使い方でも月2,000〜3,000円程度高く感じられるケースがあります。
これはauでんきに限らず全電力会社に共通する影響です。
- 2023年1月〜:電気・ガス価格激変緩和事業スタート(1kWhあたり最大7.0円割引)
- 2024年以降:補助額を段階的に縮小
- 2025年9月使用分:補助終了(本来の料金水準に戻る)
- 2026年1〜3月使用分:一時的に補助再開(あくまで臨時措置)
④ auのセット割が適用されていないため
auでんきの大きなメリットのひとつが、au・UQ mobileとのスマホセット割ですが、これが適用されていないと他社と比較して割高に感じやすいです。 「自宅セット割 でんきコース」を適用すると、UQ mobileの利用料金から最大1,100円/月(1回線)の割引が受けられます。
スマホを複数台持つ家庭では割引額が積み上がるため、セット割を活用しているかどうかで電気代の実質負担は大きく変わります。
- 自宅セット割 でんきコース:UQ mobileの月額から最大1,100円/月割引(回線ごとに適用)
- 電気ガスセット割:対応エリアでガスとセット契約すると電気・ガス料金が割引
- Pontaポイント還元:電気料金100〜200円につき1ポイント付与(プランにより異なる)
⑤ 自分のライフスタイルに合わないプランを使っているため
auでんきには複数のプランが存在します。現在利用中のプランが自分の世帯規模・使用量・生活パターンに合っていないと、割高に感じるケースがあります。
また、すでに新規受付が終了した旧プランを継続利用している場合、電源調達等調整額が上乗せされ、新プランより高くなるケースも報告されています。
| プラン名 | 特徴 | 向いている世帯 |
|---|---|---|
| でんきMプラン | 基本料金・電力量料金は大手電力と同水準 | 一人暮らし・2〜3人世帯 |
| でんきLプラン | 使うほどお得になる単価設計 | 3〜4人以上の世帯 |
| ecoプランM/L | 再生可能エネルギー由来の電力を使用 | 環境意識の高い方 |
| オール電化プラン | 夜間の電力単価が割安 | オール電化住宅(東京・中部・関西エリアのみ) |
auでんきの料金プランと料金の仕組み
auでんきの電気料金は、以下の4つの要素で構成されています。
それぞれの性質を理解することで、どこで差が生じているかが把握しやすくなります。
電気料金の構成要素
| 構成要素 | 内容 | auでんきの特徴 |
|---|---|---|
| 基本料金 | 契約アンペア数に応じた固定費用 | 大手電力会社とほぼ同額 |
| 電力量料金 | 使用した電力量(kWh)に応じた費用 | 大手電力会社とほぼ同額 |
| 燃料費調整額 | 燃料価格の変動を毎月反映する変動費 | 上限なし。燃料高騰時に割高になるリスクあり |
| 再エネ賦課金 | 再生可能エネルギー普及のための負担金 | 全電力会社共通・一律 |
重要なポイントは、基本料金と電力量料金は大手電力と同水準であるため、「auでんきだから基本的に高い」ということはありません。差が出るのは主に燃料費調整額の上限の有無です。
auでんきの主なプランと提供エリア
| プラン名 | 提供エリア | 解約金 |
|---|---|---|
| でんきMプラン | 全国(一部離島除く) | なし |
| でんきLプラン | 全国(一部離島除く) | なし |
| ecoプランM/L | 全国(東北・東京エリアは新規停止中) | なし |
| オール電化プラン | 東京・中部・関西電力エリアのみ | なし |
auでんきと大手電力会社の料金比較
実際にauでんきの料金は大手電力と比べてどうなのかを確認します。
基本料金・電力量料金は同水準なので、実際には燃料費調整額の状況とポイント還元の有無が差を生む主な要因です。
東京電力エリアでの比較
東京電力エリアでauでんきの「でんきMプラン(東京)」と東京電力「スタンダードS」を比較すると、基本料金・電力量料金の単価はほぼ同一です。
| 比較項目 | auでんき(でんきMプラン) | 東京電力(スタンダードS) |
|---|---|---|
| 基本料金(30A) | 858.00円 | 858.00円 |
| 電力量料金(〜120kWh) | 19.88円/kWh | 19.88円/kWh |
| 電力量料金(121〜300kWh) | 26.48円/kWh | 26.48円/kWh |
| 電力量料金(301kWh〜) | 30.57円/kWh | 30.57円/kWh |
| 燃料費調整額の上限 | なし | なし(スタンダードSも自由料金) |
| ポイント還元 | Pontaポイント0.5〜1.0% | なし |
基本料金・電力量料金が同額のため、ポイント還元がある分だけauでんきの方が実質的にお得です。ただし旧プラン(従量電灯B)と比較すると燃料費調整額の上限の有無で差が出ます。
関西電力エリアでの比較
関西電力エリアでも同様に、auでんき「でんきMプラン(関西)」と関西電力「なっトクでんき」の基本的な料金単価はほぼ同水準です。ポイント還元がある分だけauでんきが実質的にお得になります。
ただし、関西電力の独自プランは電力量料金が割安に設定されているケースもあるため、自分の使用量でシミュレーションして比較することをおすすめします。
auでんきを使い続けるメリットはある?
電気代が高いと感じたとき、すぐに解約・乗り換えを検討する前に、auでんきを継続するメリットを再確認しましょう。
特定の条件下では、他社よりもお得になるケースがあります。
Pontaポイント還元でお得になるケース
auでんきでは、毎月の電気料金に応じてPontaポイントが自動的に付与されます。プランによって還元率は0.5〜1.0%です。
例えば月の電気代が10,000円の場合、毎月50〜100ポイント(円相当)が還元されます。
年間600〜1,200ポイントになるため、Pontaポイントをローソンやau PAYで日常的に使う方には確実なメリットになります。
- ローソン・au PAY加盟店を日常的に利用している
- Pontaポイントをすでに貯めていて有効活用できる
- 電気代の節約よりもポイント還元でまとめてお得にしたい
スマホ・UQ mobileとのセット割で安くなるケース
au・UQ mobileとauでんきをセットで利用すると「自宅セット割 でんきコース」が適用され、スマホの月額料金が最大1,100円/月(1回線)割引されます。
家族4人でそれぞれスマホを持っている場合、最大で月4,400円・年間52,800円の節約が可能です。電気代そのものは変わらなくても、固定費全体で見ると大きな節約効果が出ます。
| スマホ回線数 | 月間割引額(目安) | 年間節約額(目安) |
|---|---|---|
| 1回線 | 最大1,100円 | 最大13,200円 |
| 2回線 | 最大2,200円 | 最大26,400円 |
| 4回線 | 最大4,400円 | 最大52,800円 |
※割引はUQ mobileの月額料金から適用されます。適用条件・割引額はプランによって異なります。
auでんきが高いと感じたときの対処法
「やっぱりauでんきの電気代が高い」と感じたときに取るべきステップを順番に解説します。
STEP1|まず現在のプランと使用量を確認する
最初に、auでんきアプリや「My au」で現在契約中のプラン名と月々の使用量(kWh)を確認しましょう。
旧プランを継続している場合は、新プランへの変更で改善される可能性があります。 あわせて電気料金明細の「燃料費調整額」の欄をチェックし、どの程度上乗せされているかも把握しておくと、比較検討がしやすくなります。
STEP2|セット割を見直す・適用する
auでんきを契約しているにもかかわらず「自宅セット割 でんきコース」が適用されていないケースがあります。
au・UQ mobileを利用中であれば、必ず適用状況を確認しましょう。 セット割は自動適用されない場合があるため、My auや公式サイトから改めて申し込みが必要なことがあります。
STEP3|他の電力会社への乗り換えを検討する
セット割を最大限活用しても電気代に納得できない場合は、他の電力会社への乗り換えを検討しましょう。
auでんきは解約金が設定されていないため、いつでも手続き可能です。 乗り換えの手順は、乗り換え先の電力会社のサイトや電話で申し込むだけです。現在の電力会社への解約手続きは、新しい会社が代行してくれます。
auでんきからの乗り換えにおすすめの電力会社3選
電気代の削減を最優先に考えるなら、以下の3社が特におすすめです。
いずれも大手グループ系の信頼性の高い事業者で、倒産リスクも低く安心して利用できます。
Looopでんき
株式会社Looopが運営する市場連動型プランが主力の新電力です。
「スマートタイムONE」は30分ごとに市場価格に連動して料金が変動するため、電気を使う時間帯をコントロールできる方には大きな節約効果が期待できます。
解約手数料・契約期間の縛りが一切なく、専用アプリで電気使用量をリアルタイム管理できるのも特徴です。
「おまかせ割」により、何もしなくても最も電気を使った時間の単価割引が自動適用されます。
ENEOSでんき
ENEOSホールディングス系列のENEOS Power株式会社が運営する全国対応の新電力です。
基本料金・電力量料金は大手電力と同水準ですが、ENEOSカードでの支払いでガソリン代の割引や各種ポイント還元が受けられます。
ENEOS都市ガスとのセット契約で毎月100円の電気料金割引もあります。車をよく使う方や、ENEOSサービスを利用中の方に特に向いています。
CDエナジーダイレクト
中部電力ミライズと大阪ガスが50%ずつ出資して設立した、東京電力エリア専用の新電力です。
大手2社が共同運営する安定した事業基盤が魅力です。 「シングルでんき」「ベーシックでんき」「ファミリーでんき」と世帯規模に合わせたプラン設計で、電気とガスをセットで契約すると双方の料金から0.5%割引が適用されます。
ポイント還元やライフイベント特典(祝割)も充実しています。
| 会社名 | おすすめの人 | 最大の特徴 | 提供エリア |
|---|---|---|---|
| Looopでんき | 電気使用時間を工夫できる方 | 市場連動型・解約金0円・おまかせ割自動適用 | 全国 |
| ENEOSでんき | 車をよく使う方・ENEOSユーザー | ガソリン割引・各種ポイント還元 | 全国(沖縄・離島除く) |
| CDエナジーダイレクト | 東電エリアで電気+ガスをまとめたい方 | 大手2社共同出資・セット割充実 | 東京電力エリアのみ |
auでんき 高い理由に関するよくある質問
急に高くなったのはなぜ?
急に高くなった主な原因として考えられるのは、①政府の電気代補助終了(2025年9月以降)、②燃料費調整額の変動、③再エネ賦課金の改定の3点です。
これらはauでんきに限らず業界全体に共通する影響です。
心当たりがない場合は、まずauでんきアプリで料金明細の内訳を確認し、どの項目が増加しているかを特定しましょう。
ポイント還元があってもやっぱり損?
燃料費調整額が大きく上乗せされている時期には、ポイント還元分(月50〜100円相当)では差を埋めきれないことがあります。
ただし、燃料価格が落ち着いているときはauでんきと大手電力は同水準の料金なので、ポイント分だけauでんきがお得です。 au・UQ mobileのセット割を活用できる方であれば、月1,100円以上の割引がスマホ代から得られるため、トータルでは十分お得になるケースが多いです。
解約金はかかる?
auでんきは解約金(違約金)が設定されていません。いつでも手続きなく乗り換えることができます。
乗り換えの際は、新たな電力会社のサイトや電話で申し込むだけです。22桁の「供給地点特定番号(検針票に記載)」を手元に用意しておくとスムーズに手続きできます。

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小売電気事業・都市ガス小売事業・太陽光発電事業・家庭向け蓄電池販促事業などの広報を担当
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