NPCプラン電気料金比較シミュレーターを2022年3月版に更新しました

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弊社管理のWEBメディア 電力会社一括比較サイト『新電力比較NPCプラン』
全国10エリアの電気料金比較シミュレーターを2022年3月最新版に更新しました。

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あまり知られていないことですが、各電力会社は毎月ごとに電気料金単価の”値上げ”または”値下げ”を行っています。

この単価の調整分は「燃料費調整額」と呼ばれており、これによって電気料金単価は毎月変動しています。大手電力10社の燃料費調整額単価の推移表(13ヶ月分)

2021年9月以降、全国10電力エリアで燃料費調整単価の値上げが続いており、北陸電力エリアでは2022年2月に、そして関西および中国電力エリアでは同年3月に規制単価の上限を突破しました。

従量電灯A/B/Cおよび低圧電力などの規制料金メニューの調整単価については規制の上限を超えることはありませんが、各電力会社が経済産業省大臣に価格改定の申請をしてそれが認められた場合はその限りではありません。

また、新自由料金メニュー(2016年4月以降に発表された電気料金メニュー)には調整単価の上限は適用されません。

なお、ほとんど電力会社(=小売電気事業者)は大手電力会社と同じ燃料費調整額単価を採用しているものの、独自の調整単価を採用している事業者もわずかながら存在します。

市場連動型プランなどを採用している電力会社がそれに当てはまり、他社との比較はややこしくなりますので、あまり複雑な電気料金プランは選ばないようにしましょう。

全国10エリアの燃料費調整額単価(2022年3月)

 

今回更新した2022年3月の燃料費調整額単価を各エリアごとにまとめました。

前月分(2022年2月)ならびに1年前(2021年3月)の調整単価から算出した一般家庭における平均的な差額(値上がり額)も参考にして下さい。

平均家庭の電気使用量について
平均家庭の電気使用量(月間370kWh)につきましては総務省統計局「家計調査年報(2020年家計収支編)」 のデータをもとに算出しています。

参照:電気ガス水道代の世帯人数・月別・地域別 平均データまとめ

東京電力エリアの燃料費調整額単価(低圧・電灯)

2022年3月2022年2月
(前月)
2021年3月
(昨年度同月)
1.83円/kWh0.74円/kWh
(▲1.09円)
-4.85円/kWh
(▲6.68円)

先月と比べると1kWhあたり1.09円の値上がりになります
平均家庭の電気使用量(月間370kWh)で月額403円の値上がり

昨年同月と比べると1kWhあたり6.68円の値上がりになります
平均家庭の電気使用量(月間370kWh)で月額2,471円の値上がり

参考資料:東京電力エリアにおける過去1年間の燃料費調整額単価の推移表

 

関西電力エリアの燃料費調整額単価(低圧・電灯)

2022年3月2022年2月
(前月)
2021年3月
(昨年度同月)
2.72円/kWh
(※)規制料金メニューは2.24円/kWh(上限単価)
2.03円/kWh
(▲0.69円)
-1.47円/kWh
(▲4.19円)

先月と比べると1kWhあたり0.69円の値上がりになります
平均家庭の電気使用量(月間370kWh)で月額255円の値上がり
(※注)規制料金メニューは前月比で0.21円/kWhの値上がり、平均家庭で月額77円の値上がり

昨年同月と比べると1kWhあたり4.19円の値上がりになります
平均家庭の電気使用量(月間370kWh)で月額1,550円の値上がり
(※注)規制料金メニューは前年度対比で3.71円/kWhの値上がり、平均家庭で月額1,372円の値上がり

参考資料:関西電力エリアにおける過去1年間の燃料費調整額単価の推移表

 

中部電力エリアの燃料費調整額単価(低圧・電灯)

2022年3月2022年2月
(前月)
2021年3月
(昨年度同月)
0.68円/kWh-0.44円/kWh
(▲1.12円)
-5.8円/kWh
(▲6.48円)

先月と比べると1kWhあたり1.12円の値上がりになります
平均家庭の電気使用量(月間370kWh)で月額414円の値上がり

昨年同月と比べると1kWhあたり6.48円の値上がりになります
平均家庭の電気使用量(月間370kWh)で月額2,397円の値上がり

参考資料:中部電力エリアにおける過去1年間の燃料費調整額単価の推移表

 

東北電力エリアの燃料費調整額単価(低圧・電灯)

2022年3月2022年2月
(前月)
2021年3月
(昨年度同月)
2.67円/kWh1.83円/kWh
(▲0.84円)
-2.85円/kWh
(▲5.52円)

先月と比べると1kWhあたり0.84円の値上がりになります
平均家庭の電気使用量(月間370kWh)で月額310円の値上がり

昨年同月と比べると1kWhあたり5.52円の値上がりになります
平均家庭の電気使用量(月間370kWh)で月額2,042円の値上がり

参考資料:東北電力エリアにおける過去1年間の燃料費調整額単価の推移表

 

九州電力エリアの燃料費調整額単価(低圧・電灯)

2022年3月2022年2月
(前月)
2021年3月
(昨年度同月)
1.33円/kWh0.88円/kWh
(▲0.45円)
-1.7円/kWh
(▲3.03円)

先月と比べると1kWhあたり0.45円の値上がりになります
平均家庭の電気使用量(月間370kWh)で月額166円の値上がり

昨年同月と比べると1kWhあたり3.03円の値上がりになります
平均家庭の電気使用量(月間370kWh)で月額1,121円の値上がり

参考資料:九州電力エリアにおける過去1年間の燃料費調整額単価の推移表

 

北海道電力エリアの燃料費調整額単価(低圧・電灯)

2022年3月2022年2月
(前月)
2021年3月
(昨年度同月)
1.16円/kWh0.63円/kWh
(▲0.53円)
-3.49円/kWh
(▲4.65円)

先月と比べると1kWhあたり0.53円の値上がりになります
平均家庭の電気使用量(月間370kWh)で月額196円の値上がり

昨年同月と比べると1kWhあたり4.65円の値上がりになります
平均家庭の電気使用量(月間370kWh)で月額1,720円の値上がり

参考資料:北海道電力エリアにおける過去1年間の燃料費調整額単価の推移表

 

中国電力エリアの燃料費調整額単価(低圧・電灯)

2022年3月2022年2月
(前月)
2021年3月
(昨年度同月)
3.28円/kWh
(※)規制料金メニューは3.19円/kWh(上限単価)
2.52円/kWh
(▲0.76円)
-2.33円/kWh
(▲5.61円)

先月と比べると1kWhあたり0.76円の値上がりになります
平均家庭の電気使用量(月間370kWh)で月額281円の値上がり
(※注)規制料金メニューは前月比で0.67円/kWhの値上がり、平均家庭で月額247円の値上がり

昨年同月と比べると1kWhあたり5.61円の値上がりになります
平均家庭の電気使用量(月間370kWh)で月額2,075円の値上がり
(※注)規制料金メニューは前年度対比で5.52円/kWhの値上がり、平均家庭で月額2,042円の値上がり

参考資料:中国電力エリアにおける過去1年間の燃料費調整額単価の推移表

 

四国電力エリアの燃料費調整額単価(低圧・電灯)

2022年3月2022年2月
(前月)
2021年3月
(昨年度同月)
2.35円/kWh1.82円/kWh
(▲0.53円)
-1.96円/kWh
(▲4.31円)

先月と比べると1kWhあたり0.53円の値上がりになります
平均家庭の電気使用量(月間370kWh)で月額196円の値上がり

昨年同月と比べると1kWhあたり4.31円の値上がりになります
平均家庭の電気使用量(月間370kWh)で月額1,594円の値上がり

参考資料:四国電力エリアにおける過去1年間の燃料費調整額単価の推移表

 

北陸電力エリアの燃料費調整額単価(低圧・電灯)

2022年3月2022年2月
(前月)
2021年3月
(昨年度同月)
2.37円/kWh
(※)規制料金メニューは1.77円/kWh(上限単価)
1.96円/kWh
(▲0.41円)
(※)規制料金メニューは1.77円/kWh(上限単価)
-1.06円/kWh
(▲3.43円)

先月と比べると1kWhあたり0.41円の値上がりになります
平均家庭の電気使用量(月間370kWh)で月額151円の値上がり
(※注)規制料金メニューは前月と比べての価格変動はありません

昨年同月と比べると1kWhあたり3.43円の値上がりになります
平均家庭の電気使用量(月間370kWh)で月額1,269円の値上がり
(※注)規制料金メニューは前年度対比で2.83円/kWhの値上がり、平均家庭で月額1,047円の値上がり

参考資料:北陸電力エリアにおける過去1年間の燃料費調整額単価の推移表

 

沖縄電力エリアの燃料費調整額単価(低圧・電灯)

2022年3月2022年2月
(前月)
2021年3月
(昨年度同月)
3.73円/kWh2.91円/kWh
(▲0.82円)
-3.03円/kWh
(▲6.76円)

先月と比べると1kWhあたり0.82円の値上がりになります
平均家庭の電気使用量(月間370kWh)で月額303円の値上がり

昨年同月と比べると1kWhあたり6.76円の値上がりになります
平均家庭の電気使用量(月間370kWh)で月額2,501円の値上がり

参考資料:沖縄電力エリアにおける過去1年間の燃料費調整額単価の推移表

 

考察まとめ

 

2022年3月の燃料費調整額も全国10エリアで値上がりとなりました。(規制料金メニューを除く)

前月と比べると値上がり幅はやや下がりましたが、前年同月と比べると大幅アップとなっています。

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なお、関西・中国・北陸の3電力エリアの調整単価は上限に達したものの、上限の適用は従量電灯A/B/Cおよび低圧電力といった規制料金メニューに限られます。

2016年4月以降の新自由料金メニューに関しては値上げとなりますのでご留意ください。

前月との値上がり幅がもっとも大きかった電力エリア|ワースト3

  1. 中部電力エリア
    前月比 1kWhあたり1.12円⤴
    前年比 1kWhあたり6.48円⤴
  2. 東京電力エリア
    前月比 1kWhあたり1.09円⤴
    前年比 1kWhあたり6.68円⤴
  3. 東北電力エリア
    前月比 1kWhあたり0.84円⤴
    前年比 1kWhあたり5.52円⤴

 

今冬の電気代は昨年と比べて割高になるため、なるべく無理のない範囲で節電に努めましょう。

どうしても電気を多く使用する方は、新電力会社に乗り換えることで10%~20%以上も電気代を削減できる可能性もあります。ただしオール電化住宅は除きます

新電力プランに変えることで、どれくらい安くなるのか?
弊社の電気料金シミュレーターでも実際の正確な電気代を確認できます。
ぜひ一度お試しください。

弊社の電気料金比較シミュレーターの計算プログラムには過去10ヶ月と当月、そして来月の燃料費調整額単価が含まれます。
毎月ごとに最新単価に更新していますので、どこよりも正確かつ具体的な電気料金がわかります。

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