HTBエナジー「旧ぜんぶでんき」の料金単価比較表

HTBエナジーのぜんぶでんきシリーズ

このページではHISでんきのオール電化住宅向けプラン『ぜんぶでんき2021年5月以前の旧プランの特徴や、料金単価の比較表を各地域ごとに案内しています。

2021年6月以降の現行ぜんぶでんきの解説記事は、下記ページをご覧ください。
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この記事の監修担当
SFP

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旧ぜんぶでんきの特徴

HTBエナジーの『ぜんぶでんき』は新旧どちらもオール電化住宅に限らず、ハーフ電化住宅でも利用できます。

エコキュートや電気温水器(電気給湯機)が設置されている住宅であれば、ほぼ対象になると思って良いでしょう。

旧ぜんぶでんきは安い?

旧ぜんぶでんきの夜間時間の電力量単価は、大手電力会社の『旧オール電化プラン』と同額です。

さらに昼間時間の単価は旧オール電化プランに比べて5%~15%ほど割安になることから、かなりお得な料金プランとなっています。

こうた
旧オール電化プランって何ですか?

『旧オール電化プラン』とは2016年4月の電力自由化前からある、大手電力会社のオール電化住宅向けプランを指します。

「旧オール電化プラン」は以下に案内する電気料金メニューが該当します。

  • 東京電力EP株式会社
    電化上手・おとくなナイト8/10・ピークシフトプランなど
  • 関西電力株式会社
    はぴeタイム(はぴeプラン)・時間帯別電灯・季時別電灯PSなど
  • 中部電力ミライズ株式会社
    Eライフプラン・タイムプラン・ピークシフト電灯など
  • 東北電力株式会社
    時間帯別電灯A・B・Cなど
  • 九州電力株式会社
    季時別電灯・時間帯別電灯・ピークシフト電灯など
  • 北海道電力株式会社
    時間帯別電灯(ドリーム8)・3時間帯別電灯(eタイム3)など
  • 中国電力株式会社
    時間帯別電灯(エコノミーナイト)・ファミリータイムⅠ・Ⅱなど
  • 四国電力株式会社
    季節別時間帯別電灯・時間帯別電灯・スマートeプランなど
  • 北陸電力株式会社
    エルフナイト(8・10・10プラス)・エルフプランS・Vなど

旧オール電化プランはどれも夜間単価が格安になりますが、残念ながら現在はどれも新規受付を終了しています。

ですが、2020年7月にHTBエナジーから『ぜんぶでんき』が登場したことにより、夜間単価が旧オール電化プランと同価格で昼間単価も割安な料金プランを選べるようになりました。

ぜんぶでんきシリーズのプラン内容は2021年6月に大幅に変更されています。
最新のぜんぶでんきの解説記事はこちらを参考にしてください。

清水
大手電力会社の「現行オール電化プラン」と「旧ぜんぶでんき」の夜間単価を比較してみると、その圧倒的な安さがひと目で分かりますよ。
大手電力の現行オール電化プランと旧ぜんぶでんきの夜間単価比較表
東京電力EP「スマートライフS/L」
1kWhあたりの夜間単価
「ぜんぶでんき東京」
1kWhあたりの夜間単価
17.78円 12.48円
(29.8%安)
関西電力「はぴeタイムR」
1kWhあたりの夜間単価
「ぜんぶでんき関西」
1kWhあたりの夜間単価
15.2円 10.7円
(29.6%安)
中部電力ミライズ「スマートライフプラン」
1kWhあたりの夜間単価
「ぜんぶでんき中部」
1kWhあたりの夜間単価
16.3円 13.7円
(15.9%安)
東北電力「よりそう+ナイト10」
1kWhあたりの夜間単価
「ぜんぶでんき東北」
1kWhあたりの夜間単価
11.43円 11.43円
(同額)
九州電力「電化でナイト・セレクト」
1kWhあたりの夜間単価
「ぜんぶでんき九州」
1kWhあたりの夜間単価
13.21円 11.89円
(10%安)
中国電力「電化Styleコース」
1kWhあたりの夜間単価
「ぜんぶでんき中国」
1kWhあたりの夜間単価
14.87円 12.6円
(15.2%安)
四国電力「でんかeプラン」
1kWhあたりの夜間単価
「ぜんぶでんき四国」
1kWhあたりの夜間単価
19.48円
(電化割引の適用単価)
11.24円
(42.2%安)
(※注)各プランは夜間単価のほかにも夜間時間や平日と休日の昼間単価の設定など、それぞれに内容はまったく異なります

ぜんぶでんき 3つのデメリット

圧倒的お得に見える『旧ぜんぶでんき』ですが、3つのデメリットがあります。

こうた
なに?
3つのデメリットって?

① ガス設備や蓄電池システムのある住宅では申し込み不可

都市ガスやプロパンガスなどのガス給湯設備や、家庭用の蓄電池システムを設置している住宅では旧ぜんぶでんきは利用できません。

(※)HTBエナジー公式チャットサポートの回答↓
HTBエナジーのチャットサポート画面1 HTBエナジーのチャットサポート画面2

『旧ぜんぶでんき』の申し込み対象は”オール電化設備のある住宅”でしたが、HTBエナジーではオール電化住宅であるかどうかの判別をエコキュートや電気温水器などの電気設備の有無ではなく、ガス設備の有無で判断していたようです。

ですからオール電化住宅であっても、ガス設備がある場合には『旧ぜんぶでんき』への申し込みは断られました。

さらに家庭用の蓄電池を設置している住宅でも利用できない規約となっています。

こうた
つまり災害対策とかでガス設備を併用していたり蓄電池を設置していると、オール電化住宅でもぜんぶでんきは利用できなかったってこと?
それはちょっと残念だね。

② 解約違約金の設定がある

HTBエナジーの電気契約は1年未満で解約すると2,200円の解約違約金が発生します。(引っ越しなどの場合は免除)

契約から1年も経たずに他社に乗り換えると、せっかくの価格的メリットが台無しになりますので気をつけましょう。

③ 生活周りのサポートサービス付帯なし

旧ぜんぶでんきの3つめのデメリットは「電気のトラブル駆けつけサービス」などが付帯していないことが挙げられます。

HISでんきの「プライム」というプランには『あんしんサポート365』という生活周りのサポートサービスが無料付帯していますが、旧ぜんぶでんきには付帯していません。

(※)ただし、現行のぜんぶでんきには『あんしんサポート365』も無料付帯しています

各電力エリアごとの特徴と電気料金単価

『旧ぜんぶでんき』は以下7つの電力エリアにお住まいの個人や、一般家庭向けの電気料金プランです。

電力エリアごとに料金体系や単価設定はまったく異なるため、各エリアに分けて詳しく解説します。

ぜんぶでんき東京の特徴(東京電力エリア)

「ぜんぶでんき東京」は2020年7月にリリースされたHTBエナジーのオール電化住宅向けプランです。

東京電力エナジーパートナーの「電化上手」と同じようなプラン内容で、ナイトタイムの単価は同額(12.48円/kWh)、それ以外の電力量単価は約10%割安に設定されています。

また、ぜんぶでんき東京はブレーカー契約ではなくスマート契約になるため、日頃の電気の使い方次第で基本料金を安く抑えることもできます。

HTBエナジー「ぜんぶでんき東京」とTEPCO「電化上手」の単価比較表
区分 HTBエナジー
ぜんぶでんき東京
東京電力EP
電化上手
基本料金/月 6kVA以下
1kWにつき286円
※ブレーカー契約ではなくスマート契約になります
1,320円
7~10kVAまで 2,200円
11kVA以上 2,200円+286円×(kVA数-10)
1kWhあたりの電力量単価 昼間時間
夏季 35.5円
(9.9%安)
その他季 29.09円
(10%安)
夏季 39.44円
その他季 32.32円
朝晩時間 23.84円
(10%安)
26.49円
夜間時間 12.48円
(TEPCOと同額)
12.48円
通電制御型夜間蓄熱式機器割引 なし 機器の総容量1kVAにつき154円割引
全電化住宅割引 なし 夏季の昼間時間以外の電気料金から5%割引
(割引上限額2,200円/月)
※夜間時間は23時~翌7時(8時間)
※昼間時間(夏季)は7月1日から9月末日の10時~17時(7時間)
※昼間時間(その他季)は10月1日から翌年6月末日の10時~17時(7時間)
※朝晩時間は7時~10時と17時~23時(9時間)

ぜんぶでんき関西の特徴(関西電力エリア)

「ぜんぶでんき関西」は2020年8月にリリースされたHTBエナジーのオール電化住宅向けプランです。

関西電力の「はぴeタイム」と同じようなプラン内容で、ナイトタイムの単価は同額(10.7円/kWh)、それ以外の電力量単価は10%割安に設定されています。

また、ぜんぶでんき関西はブレーカー契約ではなくスマート契約になるため、日頃の電気の使い方次第で基本料金を安く抑えることもできます。

HISでんき「ぜんぶでんき関西」と関西電力「はぴeタイム」の電気料金単価比較表
区分 HISでんき
ぜんぶでんき関西
関西電力
はぴeタイム
基本料金/ひと月 最初の10kWまで
1kWにつき286円
※ブレーカー契約ではなくスマート契約になります
1契約
2,200円
10kWを超える1kWにつき 396円
1kWhあたりの電力量単価 デイタイム 夏季 31.46円
(10%安)
34.95円
その他季 28.59円
(10%安)
31.77円
リビングタイム 21.12円
(10%安)
23.47円
ナイトタイム 10.7円 10.7円
電化割引 なし マイコン型蓄熱式機器割(機器容量1kVAにつき132円割引)
5時間通電機器割(機器容量1kVAにつき143円割引)
はぴeプラン割(基本料金と従量料金から10%割引)
(注)実際の電気料金には各社の単価に燃料費調整額再生可能エネルギー発電促進賦課金の単価が別途加算されます
【デイタイム】平日10時~17時
【リビングタイム】平日7時~10時と17時~23時、土日祝日の7時~23時
【ナイトタイム】23時~翌7時

ぜんぶでんき中部の特徴(中部電力エリア)

「ぜんぶでんき中部」は2020年8月にリリースされたHTBエナジーのオール電化住宅向けプランです。

中部電力ミライズの「Eライフプラン」と同じようなプラン内容で、ナイトタイムの単価はEライフプランと同額(13.7円/kWh)、それ以外の電力量単価はどれも10%割安に設定されています。

また、ぜんぶでんき中部はブレーカー契約ではなくスマート契約になるため、日頃の電気の使い方次第で基本料金を安く抑えることもできます。

HISでんき「ぜんぶでんき中部」と中部電力ミライズ「Eライフプラン」の比較表
区分 ぜんぶでんき中部 Eライフプラン
基本料金/月 契約容量6kVAまで
1kWにつき286円
※ブレーカー契約ではなくスマート契約になります
1,540円
契約容量10kVAまで 2,200円
10kVAを超える1kVAにつき 286円
1kWhあたりの電力量単価 デイタイム 32.64円
(10%安)
36.27円
@ホームタイム 23.32円
(10%安)
25.91円
ナイトタイム 13.7円 13.7円
各種割引 なし
【全電化住宅割引】
燃料費調整額を除いた電気料金から5%割引(上限額2,200円/月)
【マイコン型蓄熱機器割引】
1kVAにつき154円
【5時間通電機器割引】
1kVAにつき176円
(注)実際の電気料金には各社の単価に燃料費調整額再生可能エネルギー発電促進賦課金の単価が別途加算されます
【デイタイム】平日9時~17時
【ナイトタイム】毎日23時~翌7時
【@ホームタイム】平日7時~9時と17時~23時、土日祝日の7時~23時

ぜんぶでんき東北の特徴(東北電力エリア)

HISでんきの「ぜんぶでんき東北」は、東北電力の「よりそう+シーズン&タイム」と同じようなプラン内容で、
夜間単価とオフピーク単価は東北電力と同額、それ以外の電力量単価は5%割安になります。

ただし、東北電力の「時間帯別電灯A・B・S」や「よりそう+ナイト8・10・12・S」などと比べると「ぜんぶでんき東北」の電気料金単価は安くはありません。

東北電力エリアではオール電化住宅にお住まいの方にとって「ぜんぶでんき東北」への乗り換えメリットはほとんどないのが実際のところです。

ぜんぶでんき九州の特徴(九州電力エリア)

「ぜんぶでんき九州」は九州電力の「季時別電灯」と同じようなプラン内容で、
ナイトタイムの単価は季時別電灯と同額(11.89円/kWh)、それ以外の電力量単価は5%割安に設定されています。

ぜんぶでんき九州はブレーカー契約ではなくスマート契約になりますが、基本料金は季時別電灯よりも割高に設定されているところにご注意ください。

九州電力のオール電化住宅向けプランには「季時別電灯」「時間帯別電灯」「電化でナイト・セレクト」などがありますが、「ぜんぶでんき九州」はそれらと比べて価格的なメリットはあまりありません。

HISでんき「ぜんぶでんき九州」と九州電力「季時別電灯」の単価比較表
区分 HISでんき
ぜんぶでんき九州
九州電力
季時別電灯
基本料金/月 契約容量が6kVA以下の場合
1kWにつき297円
※ブレーカー契約ではなくスマート契約になります
1,210円
契約容量が6kVAをこえる場合 10kVAまで 1,650円
10kVA超過分 297円
1kWhあたりの電力量単価 デイタイム 夏季 33.04円
(5%安)
34.78円
その他季 27.47円
(5%安)
28.92円
リビングタイム 22.08円
(5%安)
23.24円
ナイトタイム 11.89円 11.89円
・デイタイム(10時~17時)
・リビングタイム(8時~10時、17時~22時)
・ナイトタイム(22時~翌朝8時)
・夏季(7月1日~9月30日)
・その他季(10月1日~翌年6月30日)

ぜんぶでんき中国の特徴(中国電力エリア)

「ぜんぶでんき中国」は2020年9月にリリースされたHTBエナジーのオール電化住宅向けプランです。

中国電力の「ファミリータイム プランⅠ」と似たようなプラン内容で、ナイトタイムの電力量単価は5%割安(12.6円/kWh)に、それ以外の時間帯の単価は15%割安に設定されています。

ただしぜんぶでんき中国には、ファミリータイムプランⅠのような電化割引(基本料金と従量料金が10%割引)はありません。

そのため実際に支払うことになる電気代はどちらもほぼ変わらないことが予想されます。

ぜんぶでんき四国の特徴(四国電力エリア)

「ぜんぶでんき四国」は2020年9月にリリースされたHTBエナジーのオール電化住宅向けプランです。

四国電力の「季節別時間帯別電灯」と同じようなプラン内容で、夜間単価は同額(11.24円/kWh)、昼間単価(7時〜23時)は10%割安に設定されています。

ただし、HTBエナジーには四国電力のような蓄熱式機器割引や全電化住宅割引はありません。

HISでんき「ぜんぶでんき四国」の料金単価表
区分 HISでんき
ぜんぶでんき四国
基本料金/月
1kWにつき286円
※ブレーカー契約ではなくスマート契約になります
1kWhあたりの電力量単価 昼間 夏季 29.3円
その他季 24.43円
夜間 11.24円
通電制御型夜間蓄熱式機器割引額(3) なし
5時間通電機器割引額(4) なし
全電化住宅割引額 なし
(注)実際の電気料金には上記の単価に燃料費調整額再生可能エネルギー発電促進賦課金の単価が別途加算されます
昼間:7時〜23時(16h)
夜間:23時〜翌7時(8h)
夏季:7月1日~9月30日
その他季:10月1日~翌年6月30日
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