このページでは環境省の「令和2年度補正CEV補助金」で最大80万円の補助申請時に必要な再生可能エネルギー100%電力プランを一括比較できる電気料金シミュレーターを案内しています。
南部修一 |
※1974年生まれ 電力自由化、太陽光発電、再生可能エネルギー関連情報の広報を担当 |
最大80万円のEV購入補助金がもらえる!
環境省では電気自動車(EV・PHEV)や 燃料電池自動車(FCV)を新規購入する一般家庭や事業所などに対して「環境に配慮した再エネ100%電気料金メニュー」を利用すること等を条件に最大80万円の補助を行っています。(申請受付期限は最長12月28日火曜まで)
対象車両 | 補助金額 |
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電気自動車(EV) | 最大80万円 |
プラグインハイブリッド車(PHEV) | 最大40万円 |
燃料電池車(FCV) | 最大250万円 |
どうすれば補助金がもらえる?
補助金を受け取るための手順自体はいたってシンプルです。
① 環境省のWEBサイトで対象車種を確認し、該当のEVまたはPHEVの新車を購入する
② 再エネ100%対象の電気料金メニューに切り替える
③ 一般社団法人次世代自動車振興センターのWebサイトより、車両の新車新規登録・届出日から1ヶ月以内に申請書を提出する
大手電力会社の再エネ100%電力メニュー
東京電力エナジーパートナー | |
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関西電力株式会社 | なっトクでんきやeスマートプランなどの新自由料金メニューに環境価値を付加した再エネECOプラン (従量電灯A/Bなどには付加できません) |
中部電力ミライズ | ポイントプランやおとくプランなどのカテエネ料金メニューにCO2フリーオプション料金を追加したプラン (従量電灯B/Cなどには追加できません) |
大手電力会社のデメリット
大手電力会社の再エネ100%電力プランは従来プランと比べて、電気代が大幅に高くなってしまうところがデメリットです。
実際に東京電力のアクアエナジー100の電気代をシミュレーションしてみると、従量電灯BやスタンダードプランSと比べて約15%~30%以上も割高になります。(注)記事執筆時点(2021年9月)
新電力会社の方が圧倒的におトク!
補助金を受け取る方は再エネ100%電力プランを4年間利用しなければならない決まりになっています。
(※)たとえば東京電力スタンダードSプランの年間電気代が15万円のご家庭の場合、1年間で2万5,000円、4年間で約10万円の余分な電気代を支払う計算になります。
新電力各社はより安価な再エネ100%電力プランを用意していますので、なるべく安価なプランを利用しましょう。
すでに大手電力会社の再エネ100%電力プランを利用しているという方も、環境省の認定プランに限り他社への変更は認められています。
申し込み手続きはインターネットから10分程度で完了します。この機会に新電力会社の認定プランへの切り替えをご検討ください。
EV補助金対象プランの一括比較シミュレーション
NPCプランの一括比較シミュレーターでは再エネ賦課金や月々の燃料費調整額も含めた実際の電気料金をほぼ正確に比較できます。乗り換え先選びの参考にどうぞ。
オール電化プランはシミュレーション対象外です。
オール電化住宅用の料金プランは電気を使用する時間帯ごとに単価が変動するため、各家庭の生活スタイルによって実際の電気代はまったく異なります。
オール電化住宅にお住まいの方は目次③の1を参照ください。
弊社の電気料金シミュレーターの1番の特長
それは毎月の燃料費調整額や再生可能エネルギー発電促進賦課金を正確に含めていること
つまり各社の「実際の電気代」を比較チェックできるところにありますhttps://t.co/EagcoWYjf2— 新電力比較NPCプラン (@npc_npc50513874) November 10, 2022
電気料金比較シミュレーターの補足事項
オール電化住宅にお住まいの方
大手電力会社のオール電化住宅向けプランは各社のCO2フリー特約オプションを付加することで補助金対象になります。
ただし旧オール電化プランや東京電力のオール電化プランなどのように、特約オプションに対応していないプランもあります。
また、オール電化住宅で深夜電力と従量電灯を併用している場合、従量電灯を再エネ100%電力プランに切り替えることはできますが、深夜電力は切り替えできません。
あわせて読みたい参考記事深夜電力や旧オール電化プランを利用している方は、グリーン電力証書やJ-クレジットなどの再エネ電力証書を購入しましょう。
手続きはやや面倒ですが、ご家庭の年間電気使用量の4年分の再エネ電力証書を購入することで、補助金申請が可能になります。
グリーン電力証書について詳しくはこちら
※日本自然エネルギー株式会社のWebサイトに移行します
7kVA以上の従量電灯は?
当ページの再エネ電力プラン比較シミュレーターは60アンペア以下(または6kVA未満)の従量電灯プランのみを対象としています。
(※)60A(6kVA)を超える従量電灯プランの電気料金は試算できません
ただ、7KVA以上の場合でも比較結果自体にはさほど大きな違いはありません。
60アンペア以下と同様に、基本料金のかからないLooopでんきやミツウロコでんきなどが最安水準になります。
まちエネの毎晩充電し放題!プランについて
まちエネの毎晩充電し放題!プランを利用すると毎日1時~5時までの4時間のみ、電気自動車の充電分が無料扱いになります。
家庭用の充電設備は200V/15Aになるため、理論上は1時間につき3kWh、4時間で12kWhの充電が可能になる計算です。
例えば東京電力の場合、一般的な家庭における1kWhあたりの平均単価は27.43円になります。
参考:大手電力10社の電気料金比較表|従量電灯60A以下
毎日タイマー充電をすることで1日あたり329円(12KWh × 27.43円=329円)、ひと月で329円×30日=9,870円
まちエネの毎晩充電し放題!プランは最大で月あたり約1万円分(走行距離にして月2,000km以上)の電気代が無料になる計算です。
月2,000キロも運転しない場合でも充電以外の電気使用量が少ない家庭ほど、まちエネの価格メリットは相対的に大きくなります。
当サイトのシミュレーターでは無料充電分を試算には含めていないため、まちエネの毎晩充電し放題!プランはどうしても最下位に表示されてしまいますが・・・
しかし毎日決まった時間にタイマー充電ができる場合には、まちエネの毎晩充電し放題!プランがもっともお得になります。
あわせて読みたい参考記事シミュレーション対象の小売電気事業者一覧
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