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Looopでんきは2022年6月以降の電力量単価の値上げを行い、さらに10月料金分からはLooop独自の燃料費調整額を採用しています。(参考:燃料費調整額と電源調達調整費の違いについて)
また、12月には従前プランのほとんどが市場連動型プラン『スマートタイムONE』に強制移行するため、Looopでんき0(ゼロ)についても廃止が予定されています。(12月以降はLooopFITに切り替わります)
そのため当ページの内容はあくまでも2022年6月以前の過去情報として参考にしていただきますようお願いいたします。(2022年10月追記)
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2016年の電力自由化以降、他社に先駆けて革新的なサービスを提供し続けている人気の新電力『Looopでんき(ループ電気)』
このページでは卒FITを迎える需要家向けの電気契約メニュー『
Looopでんき0(ゼロ)』のメリットやデメリットについて詳しく解説しています。
この記事の監修担当
南部修一 |
※1974年生まれ 電力自由化、太陽光発電、再生可能エネルギー関連情報の広報を担当 |
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Looopでんき0(ゼロ)とは?
2019年12月に新しくリリースされた『Looopでんき0(ループ電気ゼロ)』は”家庭で消費する電気”と”太陽光の余剰電力”を相殺するカタチで、他社よりも高い金額での買い取りを可能にした卒FIT向け電気供給プランです。
Looopでんきは2022年6月以降の電力量単価の値上げを行い、さらに10月料金分からはLooop独自の燃料費調整額を採用しています。(参考:燃料費調整額と電源調達調整費の違いについて)
また、12月には従前プランのほとんどが市場連動型プラン『スマートタイムONE』に強制移行するため、Looopでんき0(ゼロ)についても廃止が予定されています。(12月以降はLooopFITに切り替わります)
そのため当ページの内容はあくまでも2022年6月以前の過去情報として参考にしていただきますようお願いいたします。(2022年10月追記)
一般的な卒FIT買取単価は7円~9円
FITの買取り価格と比べると卒FITの買取価格は大幅ダウン、お住まいの地域や各電力会社によっても異なりますが、現時点では1kWhあたり7円~9円前後という低価格です。
蓄電池購入など何かしらの条件つきでも10~15円/kWh程度にしかならず、契約期間も1年または2年更新で、それ以降の一般買取り価格は下がる可能性すらあります。
Looopでんきゼロの卒FIT買取単価は21.3円~29.5円
以前からある卒FIT向けプラン
「LooopFIT」の買取価格は1kWhあたり7~8円とお世辞にも良い内容とはいえません。
(北海道・東北・東京で8円/kWh、関西・中部・北陸・中国・四国・九州では7円/kWh)
ですが新しく登場した『Looopでんき0(ゼロ)』は最も安い単価の北陸電力エリアでも21.3円、北海道では29.5円での買い取り価格を約束しています。
Looopでんき0の卒FIT買取り価格は、間違いなく業界トップクラスといえるでしょう。
卒FIT買取プラン比較表を見る
関東エリア卒FIT太陽光余剰電力買取プラン比較表
電力会社名 |
電気供給がある場合 |
電気供給がない場合 |
備考 |
Looopでんき |
26.4円 (実質21.12円) |
8円 |
■ 買い取り分は毎月の電力使用量から相殺(電気供給契約がない場合は3ヶ月ごとに振込)
■ エコキュートの昼間稼働が必須
|
公式HP |
スマートテック |
11.5円 |
11.5円 |
■ 契約から2年間の買取価格保証あり
■ 太陽光発電状況の診断機能付き
■ 買取価格1万円を超えるごとに指定口座に振込み
|
公式HP |
出光昭和シェル |
11.5円 |
9.5円 |
■ 半年ごとに指定口座に振込み、または毎月の電気代より買取分を相殺
|
公式HP |
ENEOS |
11円 |
11円 |
■ 現金での買取の場合は、半年ごとに指定口座に振込み
■ Tマネーでの買取の場合は、毎月末日に指定のTカードにチャージ
|
公式HP |
東急でんき |
10.9円 |
10.9円 |
■ 買取価格は毎年5月・11月に指定口座に振込み
|
公式HP |
東京ガス |
10.5円 |
9.5円 |
■ 買取価格は半年ごとに指定口座に振込み
|
公式HP |
イーレックス |
10.5円 |
10円 |
■ 買取価格は毎年5月・11月に指定口座に振込み
|
公式HP |
中部電力ミライズ |
10円 |
9円 |
■ 買電契約はCDエナジーダイレクトも対象になります
■ 買取価格は毎年3月・9月に指定口座に振込み |
公式HP |
京葉ガス |
9.5円 (電気とガス両方のセット契約時は10円) |
9円 |
■ 買取価格は翌年度の5月末に指定口座に振込み
|
公式HP |
ミツウロコでんき |
9.5円 |
8円 |
■ 価格以外の公開情報なし
|
公式HP |
シン・エナジー |
9円 |
不可 |
■ 毎月の電気代より買取分を相殺
|
公式HP |
まちエネ |
9円 |
不可 |
■ 買い取り分は毎月の電気料金と相殺、買い取り価格が電気料金を上回った場合は1円につき1Pontaポイント還元
|
公式HP |
みんな電力 |
8.5円 |
8.5円 |
■ 毎年7月末と1月末に指定口座に振込み
|
公式HP |
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でも、そんなイイことばかりでもないでしょ?
ウマイ話にはぜったい裏があるもんね。
こうた君、なかなか冴えてますね(笑)
たしかに”Looopでんきゼロ”は、無条件で利用できるわけではありません。
いくつか適用条件がありますので、まずはそちらを確認してみましょう。
Looopでんき0の特徴
住宅用太陽光発電システムを所有していて、卒FITを迎えた家庭が対象というのは当然として、
①エコキュートを設置利用していること
②エコキュートの稼働時間を昼間に変更すること
③自宅で使用する電気をLooopで契約すること
この3つが”Looopでんきゼロ”のサービスを利用するための条件になります。
なるほどね。
エコキュートがある家じゃないと利用できないってことか。
でもさ、エコキュートじゃなくて”電気温水器”はどうなるの??
電気温水器を使っているところは対象外なのかな?
電気温水器でも昼間稼働に設定できるなら、とくに問題ありません。
Looopでんき0は電気温水器を利用されている家庭でも申し込みできますよ。
エコキュートの稼働時間を昼間にするってことは、エコキュートで使用する分の電気は、太陽光でまかなうってことだよね。
ということは、その分は売電できないってこと?
そのとおりです。
”Looopでんきゼロ”は、昼間の太陽光で発電した電力を最大限に自家消費することを前提とした契約プランです。
一般的なエコキュートの消費電力は1日あたり大体3~6kWh、ひと月に約100~180kWh程とされています。
少なくともその分の太陽光は自家消費になりますね。
じゃあ、太陽光発電は自家消費した後の余った電気を買い取ってくれるってことか。。
Looopの売電価格っていくらだっけ?
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Looopでんき0の卒FIT買取 本当の価格は?
Looopでんき0では、自家消費しきれなかった電気の80%を、Looopでんきの小売価格と同額で買い取ってくれます。
Looopでんきの小売価格は、お住まいの地域ごとに異なりますので、詳細は以下の一覧表をご覧ください。
Looopでんきの小売価格 一覧表
・・・え? ちょっと待ってよ!
余った分の電気は80%しか買い取ってくれないの?
・・・ってことは、実際の売電単価はつまり、上の小売単価の2割引きになるってことだよね?
こうた君、やっぱり今日は冴えてますね(笑)
そのとおり、”Looopでんき0”の実際の売電単価は、次のようになります。↓↓↓
Looopでんきゼロの卒FIT単価
ほらね。うまい話にはぜったい裏があるんだよなー。
そういうのを知ったらさー、あんまりお得じゃない気がしてきたよww
フフフ(笑)
そんなあわてて決めつけちゃダメですよ。
これでも他と比べたら全然高い方ですからね!
ただ、いくら売電単価が高くても、以前より電気代がお得になるかどうかは、また別の話。
それを知るためには売電価格だけでなく、昼間や夜間の電気代のシミュレーションが必要です。
Looopでんき0の比較シミュレーション
今からLooopでんきゼロのシミュレーション結果について順番に解説します。
東京電力エリア(関東地区)にお住まいの方は、このまま読み進めてください。
その他の地域にお住まいの方は、各地域ボタンのリンク先から続きをご覧ください。↓↓↓
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東電EPとLooopの比較シミュレーション
エコキュートを所有するご家庭では、夜間の電気料金単価は安く、昼間の単価は高く設定されている『時間帯別料金メニュー』での契約が想定されます。
そこで東京電力エナジーパートナーの代表的な時間帯別料金メニュ-(旧プラン)と、Looop(おうちでんき)の料金単価比較表を元にシミュレーションしてみましょう。
東電EPとLooopの電気料金単価 比較表
エコキュートのコストはどう変わる?
とあるご家庭のエコキュートの消費電力を180kWh/月間と仮定すると、
Looopでんき0(ゼロ)では、太陽光発電でエコキュートを稼働させることになるため、Looopの卒FIT買取単価に180を掛けた価格がエコキュートのコストになります。
それに対して、東京電力おトクなナイト8は基本料金が1,320円、エコキュートを利用する夜間の単価は12.48円です。
両者のコストを比較してみましょう。↓↓↓
Looopでんき0 |
東電EP |
21.12 × 180 = 3,801円/月 |
180 × 12.48 + 1,320 = 3,566円/月 |
※試算結果に各種料金割引は含めていません
エコキュートのコストは、どちらもさほど変わらないことがわかりますね。
なお、電気の契約容量が6kVAを超えているご家庭では、東電EPのコストの方が高くなります。
エコキュートは気温の低い夜間に稼働するよりも、気温の高い昼間の方がエネルギー効率が良く、電力消費も少なくて済むとされています。
※平成29年6月7日 科学技術振興機構(JST)の研究発表より
そのためLooopでんきゼロにおけるエコキュートのコストは、試算結果よりもさらに安くなることが予想されます。
また、昼間にエコキュートを稼働させると、他の家電品が使えなくなるのでは?と心配される方も居ますが、Looopでんきは契約容量(kVA)を増やしても、基本料金が無料なのでコストは変わらず、ブレーカー落ちの心配もありません。
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昼間の電気代はどう変わる?
Looopでんきの小売単価は電力使用量にかかわらず一律26.4円/KWh。
それに対して、東電EPおトクなナイト8の昼間単価は、消費電力90kWhまではLooopより安いものの(24.34円/kWh)、それ以降の単価は大幅に高く設定されています。(32.43円~37.45円)
昼間単価については、Looopの方が15%~30%ほど安くなります。
夜間の電気代はどう変わる?
Looopでんきの小売単価は一律26.4円/KWh。
東電EPおトクなナイト8の夜間単価は一律12.48円/KWhです。
うわー、、夜間単価は東電の方がだんぜん安いね。
ということは、夜に電気をたくさん使う家庭は、東電にしておいた方が良いってことかな?
Looopでんき0に乗り換えると、エコキュートは夜間ではなく昼間に利用します。
仮に東電EPの夜間電力量が400kWh/月間だとすると、Looopにした場合の夜間電力量は「400 - 180」で220kWhです。
すると、両社の夜間の電気代はこうなります。↓↓↓
Looopでんき0 |
東電EP(おトクなナイト8) |
26.4 × (400 - 180) = 5,808円/月 |
12.48 × 400 = 4,992円/月 |
※試算結果に各種料金割引は含めていません
これを見ると、Looopの単価は東京電力の夜間単価よりも倍以上高いとはいえ、実際の電気代はそれほど大きな差にはならないことが分かります。
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太陽光の売電価格はどう変わる?
Looopでんきの実質的な売電単価は21.12円/KWh。
東電EPの卒FIT買取単価は8.5円/KWhです。
太陽光の余剰電力量を200kWh/月間と仮定すると、両社のひと月分の売電総額は以下のようになります。↓↓↓
Looopでんき0 |
東電EP |
21.12 × 200 = 4,224円 |
8.5 × 200 = 1,700円 |
こうやって見ると、やっぱり売電価格はLooopの方がお得だね。
シミュレーション結果~メリット&デメリット~
昼間の電気代、夜間の電気代、太陽光の売電価格、そしてエコキュートのコストを、わかりやすくまとめるとこうなります。↓↓↓
シミュレーションの結果
- 昼間の電気代は? ⇒ Looopの方が安い
- 夜間の電気代は? ⇒ 東京電力EPの方が安い
- エコキュートのコストは? ⇒ ほぼ同じ
- 太陽光の売電単価は? ⇒ Looopの方がおトク(約2.5倍)
まあ、わかりやすいといえば、わかりやすいけど、、、
けっきょくLooopと東電、どっちの方がお得になるの?
昼間だけ見ればLooopでんきゼロのメリットの方が大きいですけどね。
・・・問題は、昼間はそれほど電気を使わず、夜間に多くの電気を使っているご家庭のケースです。
やっぱり夜にたくさん電気を使う家だと、Looopでんきゼロは損になるのかな?
Looopの単価は東電EPの夜間単価と比べると、倍ほどにもなりますからね。
でも、じつは『夜間に使用する電力と太陽光の余剰電力量のどちらの方が多いか?』
それによってLooopと東電EPどちらの方がおトクになるか?が変わるんですよ。
【 東電 VS Looop 】
夜間の消費電力が400KWhの家庭の場合
東電の夜間の電気代は12.48円×400 = 4,992円
Looopでんき0にすると昼にエコキュートを利用するので
Looopの夜間の電気代は26.4円×(400-180)= 5,808円
太陽光の余剰電力量が夜間の消費量(400kWh)と同じ場合
東電の売電価格は8.5円×400 = 3,400円
Looopでんき0は太陽光でエコキュートを利用するので
Looopの売電価格は21.12円×(400-180)= 4,646円
それぞれを清算すると・・・
東電EPのコストは4,992円-3,400円 = 1,592円
Looopのコストは5,808円-4,646円 = 1,162円
上の試算結果から、太陽光の余剰電力量が夜間の消費電力量と同じだけあると、相殺したコストはLooopの方が安くなることが分かります。
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東電EP VS Looop ~結論とまとめ~
なんかいろいろ難しいこと言ってるけどさぁ、、、
結局のところ昼間の電気はLooopの方が安くて、夜間の電気は東電の方が安いんだよね?
それなら、昼に電気をたくさん使う家はLooopを選べば良いし、それとは反対に、昼よりも夜に電気をたくさん使う家は、東電を選べば良いってことじゃないの??
まあ、大雑把に言えば、その通りなんですけどね。
でも、Looopでんきゼロと東電EPのどちらの方がおトクになるのか?
それは太陽光の発電量(現時点の余剰電力量)が、夜間の電力使用量よりも多いか?少ないか?に大きく影響されるんですよ。
つまり、太陽光の余剰電力が、夜間の電力使用量よりも多ければ、Looopでんきゼロにするメリットは大きくなるということです。
それと反対に、夜間の電力使用量よりも太陽光の発電量の方が少ない場合は、東電EPを選んだ方が良いですね。
太陽光の発電量よりも、夜間の電力使用量の方が多くなるようなご家庭では、Looopでんきゼロにするとデメリットの方が大きくなります。
ですから、ご自宅の夜間の電力使用量と太陽光の発電量をあらかじめ確認して、きちんと比較した上で申し込むようにしましょう。
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